ふつふつと人気が高まる無料格闘ゲーム『Idol Showdown』。リリース以来、瞬く間に20万DLを記録した同作をプレイするユーザーたちには、普段の格ゲーとは違う緊張感が流れているようです。
実在ライバーがテーマである故か?悪態を封印する格ゲーマーたち
本作は、VTuberグループ「ホロライブ」の非公式二次創作作品となっており、実際に活動する有名ライバーたちが戦います。そのため、コミュニティでは「キャラを批判したらファンから反感を買うのでは?」「特定キャラをトレモのサンドバッグにしたら炎上するのでは?」などという噂が広まっています。
これらにはあまり明確な根拠といえるものはなく、あくまで冗談半分で受け止められている部分もありますが、実際に格ゲーマーの言動に影響を及ぼしているようです。あくまで一例ではありますが、プロゲーマーのかずのこさんの配信では、キャラクターに対して「かわいい~!」「かわいらしいねぇ~!」といった言葉を使っており、ゲーマーあるあるな直接的な暴言がでてしまうことを避けているようです。
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なお、主に格闘ゲーム界隈でこういった過激な表現を避ける言い回しは、これが初めてではありません。「ゲーミングお嬢様」や「対ありでした。 ~お嬢さまは格闘ゲームなんてしない~」などお嬢様×格ゲー漫画の流行前後では、格ゲーマーの煽りや悪態を“エセお嬢様言葉”に変換した例も見られました。
直接的な暴言は多くの騒動を生んできたことはいうまでもないところです。昨今、特に配信者らがマナーをも求められている以上、今回の「かわいい」が直接定着するかはともかく、ある程度マイルドかつコミカルな表現がゲーマー間で改めて受け入れられていくこともあるのかもしれません。
ゲームは20万DL、ピーク時プレイヤー数1万人以上など人気集める
そんな“かわいい”を流行らせそうな『Idol Showdown』は5月7日時点で20万以上のダウンロード数を記録し、ピーク時には1万人以上の同時接続プレイヤーが集まる盛況ぶり。今後も盛り上がりを見せそうです。
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『Idol Showdown』は、PC(Steam)向けに無料配信中です。