サイゲームスが「Nintendo Direct 2023.6.22」で発表した某新作ゲーム。その内容に『くにおくん』シリーズを思い出すユーザーが続出しているようです。
『くにおくん』らしき要素がチラホラ…

発表されたのは、『ウマ娘 プリティーダービー』で活躍するウマ娘たちがハチャメチャな運動会を繰り広げる、PC(Steam)/PS4/ニンテンドースイッチ向けに2024年発売予定のカジュアル系バラエティアクション『ウマ娘 プリティーダービー 熱血ハチャメチャ大感謝祭!』ですが、そのトレイラーには『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』や『熱血高校ドッジボール部』を彷彿とさせるシーンが多く見られます。
その影響でTwitterでは「くにおくん」がトレンド入り。多くのユーザーがかつてゲーマーを盛り上げた名作を思い出したようです。そこで本稿では、「映像を観たら遊びたくなっちゃった!…くにおくんを」という方のために、現行機でプレイできる『それゆけ大運動会』や『ドッジボール部』の系列作品をご紹介します。
現行機で遊べる『大運動会』&『ドッジボール部』をご紹介
『くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション』
ファミリーコンピュータの『くにおくん』シリーズや『ダブルドラゴン』を網羅したのが、『くにおくん ザ・ワールド クラシックスコレクション』です。PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けに発売されています。各タイトルは単体販売も行われており、1本500円ほどの安価で入手できます。

初代『熱血高校ドッジボール部』や『それゆけ大運動会』のみならず、『サッカー編』や『ホッケー部』、『すとりーとバスケット』など幅広いタイトルを遊ぶことができるほか、ファミコンの『くにおくん』シリーズでありがちだった処理落ちを軽減するモードやオンラインプレイにも対応しています。

なお、Steam版はアナウンスされているものの、他ハードでの発売がなされてから現在に至るまで数年にわたり続報はなく、発売が不透明な状態です。ただし、DMM GAMES向けには単品のみ販売されているので、PCユーザーの方はこちらで購入しましょう。
ファミリーコンピュータ&スーパーファミコン Nintendo Switch Online
定額サービス・Nintendo Switch Onlineの加入者向けサービス「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」では、『熱血高校ドッジボール部』『ダウンタウン熱血物語』『それゆけ大運動会』のシリーズ3作品が配信されています。同じく「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」では『くにおくんのドッジボールだよ全員集合!』も楽しめます。

オンラインプレイに対応しており、4人で『それゆけ大運動会』をプレイすることもできるので、普段からNintendo Switch Onlineに加入しているという方は遊んでみるのも良いでしょう。
DLsiteでも遊べる
PCで遊びたい方は、DLsiteという選択肢もあります。『熱血高校ドッジボール部』の移植版は1,100円で販売されているほか、SFCのシリーズ作を対人戦志向に改良した、元シリーズ開発者ら(先日亡くなられた吉田晄浩氏や、いまでもシリーズに関わることもあるもけけ関本氏など)による開発作『ダウンタウン ドッジボールだよ全員集合!! げーむそふと 2007スペシャル』も2,750円で配信されています。
ただし、いずれも古いPC向けの作品であるため、プレイ前に体験版で動作状況をお試しください。
アーケードアーカイブス
名作アーケードゲームを復刻するアーケードアーカイブスでは、『熱血高校ドッジボール部』がPS4/ニンテンドースイッチ向けに配信されています。有名なのはファミコン版ですが、アーケード版のほうが先ということは知っていましたか?

なお、シリーズの原点となる『熱血硬派くにおくん』もPS4/ニンテンドースイッチで配信されています。
女の子キャラでも戦いたい!
「いや……女の子キャラ使いたいなあ」という方は、Steamなど発売されているリメイク版はいかがでしょうか。

『それゆけ大運動会』をリメイクした『River City Super Sports Challenge ~All Stars Special~(ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会 ~オールスタースペシャル~)』では、花園高校や冷峰学園などおなじみ高校のチームの他に、女子学園・女子生徒も参戦しています。

PC(Steam)/PS4/ニンテンドースイッチで発売されている『ダウンタウン乱闘行進曲マッハ』は、上記のリメイク『それゆけ大運動会』の「かちぬき乱闘」をベースに対戦格闘アクションとして大幅強化したハチャメチャ乱闘ゲーム。みすずやはせべといった女子キャラが率いるチームに加え、他のアーク展開の『くにおくん』シリーズからもキャラが参戦し、カオスを極めたバトルロイヤルが楽しめます。なお、2作品ともに『ドッジボール部』を彷彿とさせる武器投げ系必殺技が多数存在しています。
アークシステムワークスは関わっている……のか!?

あまりに色々な要素が『くにおくん』シリーズを彷彿とさせる『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』。細かく見ればそうでなくても、一見のイメージの似過ぎ具合に色々と昨今の出来事も思い出しつつ不安を感じる方も少なくはなさそうですが、現権利元であるアークシステムワークスとサイゲームスはコラボ新作として2023年発売予定の『グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-』が進行中。関わっていなかったとしてもオマージュすることに対する了承は得ていそう……というのが自然な考え方ではないでしょうか。