6月30日より開催されているゲーマー大注目の一大イベント「Steamサマーセール」。今回は、サマーセールで買えるオススメ作品を紹介します。
本稿でのテーマは、セール対象おすすめ「ヴァンサバライク」タイトル。大ヒットを記録した『Vampire Survivors(以下、VS)』は簡単操作で自分を強化していき、最終的には大量の敵をなぎ倒せるフィーバー状態を味わえるのが魅力ですが、同作に似た作品たちをピックアップします。
『20 Minutes Till Dawn』
本家の配信から約半年後に早期アクセスを開始した、ヴァンサバライクの中では比較的歴史のあるタイトルです。ラブクラフト作品をモチーフとしたグロテスクな敵と戦いながら、20分間の生存を目指します。ビビッドなピンク色が特徴的なアートスタイルも目を引きます。
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本作の特徴は、プレイヤーのエイムが必要なことと、リロードの概念があること。そのため『VS』よりもアクションシューター的な立ち回りが要求されます。6月3日に正式版がリリースされたばかりなので、ぜひこの機会にプレイしてみては。
『Brotato』
本作は、ポテトの主人公が敵を倒しまくるタイトルです。本作の特徴は最初から選べるキャラや武器が豊富であること。初回プレイでも5人のキャラクターと9つの武器を選んで使うことができます。経験値アイテムを入手したときの「ポチャポチャ」という水音が気持ち良いのもポイント。
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敵の襲撃はウェーブ制になっているほか、周回プレイによるアップグレードも廃されており、「気軽に楽しむ」という側面が強調されてる1作です。『VS』よりも手軽に楽しめるため、Steam Deckでよくプレイされる20タイトルの常連になるのもうなずけます。
『Petit Petit Petit』
国産ヴァンサバライクのひとつで、現在早期アクセス中のタイトルです。プレイヤーはとある生物の体内を舞台に、押し寄せる病原体の大群を次々と倒していきます。時折マップに現れる内臓は病原体に襲われやすいため、それを助けることも目的のひとつ。内臓がやられてしまうと、一定時間デバフを受けてしまいます。
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“キモ気持ちいい”をコンセプトとして掲げており狂気的とも思えるクリーチャーやマップのデザインと、いい意味でミスマッチな漫画的擬音が独特の雰囲気を醸し出す1作です。
『バイオプロトタイプ』
改造された生物になって理性を失った実験体を次々になぎ倒していく作品です。新しい器官(武器や能力)を得て自分を変異させ、強固な自己防衛システムを築き上げます。器官の効果が他の器官を発動させる連鎖的なビルドシステムが特徴で、ヴァンサバライクの中でもシナジーが重要になります。
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ストアページの「さっさと変異!進化!より恐ろしい怪物になって!血肉で生きる道を!(原文ママ)」という一文が力強いですね。
『ハグサバイバー』
本作で攻撃するのは自機ではなく、2人の女の子。主人公が自動で攻撃する女の子をハグして移動させてひよこの大群と戦います。女の子たちは定期的にハグをしないといじけてしまうため、敵の位置や攻撃の性質を理解して適切なハグ管理をしなければなりません。
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超キュートなキャライラストやちょっとエッチなシーン、倫理観がトんだハチャメチャシナリオなど魅力の多い作品です。変わった1作を求める方はぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
『Project Lazarus』
ヴァンサバライクでは少し珍しい、3Dグラフィックを採用した作品です。惑星開拓メカのパイロットであるプレイヤーは、強力なエイリアンの群れを撃ちまくって戦います。
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プレイヤーのエイムが必要なタイプの作品であり、一筋縄ではいかない難易度も特徴のひとつ。プレイヤーキャラがメカというだけでここまで画がカッコよくなるのは驚きです。
おまけ:『Bardbarian』
本作はフィーバー感が楽しめるヴァンサバライク……ではありません。なぜなら、2014年にリリースされた作品なのですから。本作の基本操作は、プレイヤーキャラの移動だけ。マップ上に出現する子分を引き連れることで勝手に攻撃してくれるため、うまく敵の弾を避けながら次々と倒していきます。
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そもそも『Vampire Survivors』はAndroid向けアプリ『Magic Survival』からの影響を公言しており、初めてこのゲームデザインを築き上げたわけではありません。『VS』と比べるとどうしても地味さはありますが、9年も前に共通点を感じる要素を備えている本作は、ヴァンサバライクが流行っている今こそ見てほしい作品のひとつです。
おまけ②:『Vampire Survivors』
最後はかかせないこの作品を紹介します。移動操作で敵の攻撃をよけつつ、自動攻撃をパワーアップして敵の大群をなぎ倒します。
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最初は10分ほどで死んでしまい、なかなか面白さがわからないかもしれません。しかしキャラを変えたり、別のパワーアップを選んでみたり……と、試行錯誤を重ねることで徐々にコツが掴めてゆき、すぐに本作の醍醐味である「フィーバー感」を味わうことができるでしょう。
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一度ハマれば、インディーゲームを席巻している理由がわかるはず。本記事を読んでいる人の多くはすでにプレイ済みかと思いますが、まだ未プレイの方はぜひとも1度は遊んでほしい
Steamサマーセールは、日本時間6月30日午前2時から7月14日午前2時まで実施しています。