みなさん、ちゃんとご飯食べていますか？
gamescom 2023が開催されているドイツの地で、外国人である日本人が三食をきちんと食べることは意外と難しかったりします。それは取材で訪れている筆者も同じです。
特に、gamescomの会場は非常に広く、全体を回ると朝入ったとしても確実に午後へとまたぐことになるでしょう。
そんな時に困るのが昼食です。
そこで、今年のgamescomを例に、会場となるケルンメッセの中で何を食べることができるのか、そして値段はどれくらいなのかご紹介します。
gamescomの開催期間中、ケルンメッセでは常設の売店の他、さまざまなフードトラックも出店しています。ここで気をつけないといけないのが、常設の売店も含め、全てが会場外の店よりも価格が高めだということ。
わかりやすい例で言うと、ゲーマーの味方レッドブルは、ケルン郊外のスーパーで買うと1ユーロ以下なのに対し、ケルンメッセでは4ユーロで販売されています。（2本セットで買うと7ユーロに割引される模様）これは日本円で換算すると（2023年8月現在）600円以上となり、gamescom開催期間中に毎日1本飲むだけでも3000円以上の出費となってしまいます。（ちなみにレッドブルよりコーラの方が5.4ユーロと高いです）
同様に、イベント期間に出店しているフードトラックの食べ物は、10ユーロ前後（およそ1580円前後）と高めであることが多いです。食べ物の種類としては、ドイツ名物のフリット（フライドポテト）やホットドッグ、ハンバーガーやサンドイッチなどが多いです。
常設の売店では、サンドイッチだけでなく、サラダセットなど野菜系の食べ物もあります。
店舗はいろいろなところに複数出店しているので、行列が長すぎてなかなか買えなかったり、売り切れになったりすることはほとんどありません。
また、ゲームのイベントなのにふつうにビールを売っているのもドイツらしいところ。
ちなみに、世界中のメディアが使うことができるケルンメッセのプレスルームにも売店があり、食事も提供されているのですが、こちらは職員も使う売店とあって非常に安価です。
大きめのサンドイッチが2ユーロで購入でき、コーラも3ユーロです。（コーラはそれでも高いですが…）
ケルンメッセでラーメンを食す
何日もケルンメッセ内で取材をしていると、サンドイッチやフライドポテトだけでなく、日本的な料理も食べたくなってしまうもの。何かないかといろいろとお店を見て回る中で、一件のみラーメン屋が出店していました。行列もできているし食べてみようと値段も確認せずに並んだところ、自称味噌ラーメンが12.5ユーロ（約2000円）からという価格設定。
しかもラーメンの名前が危うい。
豆腐やチキンよりエビの方がいいかなと、一番高い14ユーロ（約2200円）のKAKASHIを注文。
ワクワクしながらしばらく待って、出てきたものは……
うん……美味しそう……かな……。
一口食べると、口の中に広がるラーメン……ではない何かの味わい。乗っている細かく刻まれたニンジンは生なせいか青臭い味がし、麺は少し伸びている印象。そして、味噌ラーメンといいながら、全く味噌の味がしない謎のスープ。
ただ、筆者は、アメリカやイギリスで現地の謎ラーメンを食べてきているので、まあこんなもんだよな……という感想です。（値段の割に量が少ないですが）
これが日本から初めて海外へと訪れた先で食べたラーメンだと、未知の領域に足を踏み入れてしまった感じがするかもしれません。gamescomに参加するために初めて海外に行くという方は、欧風ラーメンにはご注意を。
gamescomは、一般のゲームファン向けの催しの色合いが強く、そこで食べられるものもテーマパーク色が強いです。
もしあなたが来年gamescomに参加する予定で、お金を特に気にしなくていいなら、会場内で食べ歩いてみるのも一興です。おそらく、会場の中だけでさまざまなドイツ料理やビールを味わえます。もし、少しでも節制した旅にしたいなら、基本的に食べ物や飲み物はスーパーで購入して会場に持ち込むのがよいでしょう。
筆者は、お金がないので食事はホテルの近くのスーパーで購入して会場に持って行っていますよ！
