ASUSのブランド「ROG」より、ゲーミングノート「ROG Strix」シリーズが今年も登場しました。本稿ではASUSからお借りした「ROG Strix G17 G713」を試用！ 昨今盛んなゲーミングノート市場の最先端を行く一台のインプレッションをお届けします。
◆ASUSはゲーマー心をくすぐるのが本当にうまい！ NVIDIA® GeForce RTX™ 4060搭載“のみならず”な逸品
本機は「 AMD Ryzen™ 9 7945HX」かつラップトップ版「NVIDIA® GeForce RTX™ 4060」搭載と、かなりハイスペックな一台です。レポに入る前にまずはスペックを提示していきます。
ディスプレイ : 17.3型（240Hz）
CPU : AMD Ryzen™ 9 7945HX
OS : Windows 11 Home
メモリ : 16GB/32GB（標準/最大）
ストレージ : SSD 1TB
グラフィックス : NVIDIA® GeForce RTX™ 4060 Laptop GPU
ゲーミングノートとしてのスペックは申し分なく、近年のAAA級ゲームなら快適に遊べるでしょう。個人的に特筆したいのは、中身だけではなく“ビジュアルの良さ”。ゲーマー心をくすぐってくれる外観で、自宅に届いた時はレンタル機にも関わらずテンション爆上がり。筆者にとってゲーミングノートは初めてではなく、なんならROGブランドのゲーミングノートを所持していたこともあるのですが、外箱を開封する時点からテンションが上がってしまいました。だってどういうギミックか、開封と共に機体が斜めにせり上がってくるんですもの……！
以前、同社製のゲーミングスマートフォン「ROG Phone 7 Ultimate」をレビューさせてもらった時にも外箱の出来に驚嘆したのですが、ASUSは“開封時のワクワク感”をとことん刺激してくれます！
本体も渋めでいい感じ。キーボードにあるロゴからワンタッチで専用ソフト「Armoury Crate」が起動可能と、ASUSゲーミング製品の強みを押し出してくれます。
そして“ゲーミング”ノートの驚きはそれだけにとどまりません。起動するとキーボードのみならずPC下部までライトアップ！ ゲーマー魂ここにありというか、「外で使ったら派手すぎる！」と嬉しくなってしまう逸品です。
もちろん前述の「Armoury Crate」から照明の具合も調整できますので、ゲーミングな主張を抑えたいときは抑えめな光り具合……あるいはライトオフにして使ってはどうでしょうか。性能の高い作業用ノートパソコンとしても使用可能です。
さて、ゲーミングノートで気になるポイントは冷却性能とUSBポートです。特に冷却に関しては継続的な使用が肝心と思いますが、筆者の使用した範疇ではかなりの排熱性能を持っているのではと感じさせられました。
「ROG Strix G17 G713」では、複数存在する通気口から静かに排熱が行われます。ゲーム中など負荷のかかるシーンでは機体温度から自動的に排熱タイプが切り替わりますが、手動で切り替えることも可能です。あまり熱を帯びさせたくない時には「TURBO」モードなどで遊ぶのもよいでしょう。
「ROG Strix G17 G713」でもうひとつ特筆すべき点は、背部中央付近に給電ポートやHDMIポートなどが搭載されていること。外部モニターとの接続などにかなり役立つ位置にポートが設置されています。
ディスクリートGPUと統合GPUもシームレスに切り替わり、シームレスにゲームがプレイできます。実際に『Far Cry 6』を起動してみると、GPUがスイッチされたとの表記が画面上に現れました。自動でスイッチングされるとしても、現在どのようにGPUが使用されているのかタイミングごとに通知されるのはユーザーフレンドリーですね。
参考までに『Far Cry 6』の推奨スペックがグラフィックボードで 「AMD RX Vega 64 (8 GB) , NVIDIA GeForce GTX 1080 (8 GB)」。このマシンが搭載しているのはラップトップ版「NVIDIA® GeForce RTX™ 4060」であるため、快適にプレイ可能でした。
筆者としてはかなり大満足な「ROG Strix G17 G713」。背部ポートの位置からして、サブモニターなどの様々な外部機器との接続も容易なはず。自宅でも十二分に使えていつでも持ち出せる「ゲーミングノートの最新鋭機」と言えるでしょう。
「ROG Strix G17 G713」は通常価格289,800円 （税込）で販売中。8月30日16:59まで実施中のSummer SALEにて229,800円（税込）で購入可能です。
