8月26日、専門学校・HAL東京にて「HAL東京 “STREET FIGHTER 6” Road to TOKYO GAME SHOW 2023」が開催されました。本イベントではこく兄さん、九条ねぎさん、トラボさんらゲスト陣による『ストリートファイター6』トークやエキシビションマッチなどに加えて、同校の学生たちによるHAL東京学生No.1の座をかけた決勝トーナメントも開催され、熾烈な戦いが繰り広げられました。
なんと本大会に出場する学生4名は、予選で勝ち抜いた時点で東京ゲームショウ2023（以下、TGS2023）にてインテルブースでの職業体験の権利を獲得しています。そんな自分の夢への一歩ともなる予選を勝ち抜いた学生たちはまさに腕利き。
こく兄さんらゲストによるトークでは『ストリートファイター6』にて実装された「モダン」やハンデ機能「アドバンテージ」についても話題が広がり、それに沿ったエキシビションが繰り広げられました。本稿ではそんなイベントの模様をレポートします！
◆ハンデとモダンで、プロとも渡り合える！？こく兄さんやトラボ選手、そしてレイヤーの九条ねぎさんらが登壇
本イベントでは『ストリートファイター6』体験会から、DJ KAGuLAさんのDJプレイまでが催されていました。筆者が訪れたのはそのDJプレイ直前から。職業体験イベント「コクーンタワーサマーフェス」当日とあってか、様々な人が本イベントに訪れていたのが印象的です。
続いて行われたイベントでは、REJECT所属のストリーマーでもあり同チームの格闘ゲーム部門プロデューサーこく兄さん、そしてTeamWE-R1所属のプロ選手トラボさんと、春麗コスで登場したコスプレイヤーの九条ねぎさんが登壇し『ストリートファイター6』トークが開催。『ストリートファイター』公式イベントでもコスプレイヤーとして活躍しているだけあって同シリーズへの愛の深い九条ねぎさんを囲んで、こく兄さんとトラボさんが初心者でも遊びやすい「モダン」モードについて語ります。
加えて、同作に実装されているハンデ機能「アドバンテージ」についても言及。これらを使えば一流選手にも引けを取らない遊び方が出来るのではと、九条ねぎさんを入れてのエキシビションマッチが開催されました。その結果は、こく兄さんとトラボさんを相手取り、なんと九条ねぎさんの勝利！ 「モダン」モードとアドバンテージの併用で、かなりの実力差があったとしても良い戦いが行われると証明されたことになります。
続いてはこく兄さんとトラボさんが“ガチ勝負”……！ ハンデありとはいえ、お互いが負けてしまった後ということでかなりの熱量で行われます。
その結果はこく兄さんに軍配が上がる形に。どちらに勝負が転んでもおかしくない拮抗した実力者同士とは言え、現役のプロ選手であるトラボさんに勝ったことに「勝っちゃいました！」と喜びを隠せないこく兄さん。感想を聞かれたトラボさんは「負けは負けなんで……」と負けを認めます。
◆「HAL東京学生NO.1」トーナメントが熱かった！優勝者VSトラボ選手とのサプライズエキシビションマッチにまで発展！
ゲストによるエキシビションマッチで場が盛り上がった次は、ついにHAL東京学生決勝トーナメント！ 予選を勝ち抜いた選手たちによる熱戦の火蓋が着られました。「JP」vs「ルーク」、「ガイル」vs「JP」と2グループに分かれ、白熱の一試合目がスタート。
両試合とも、どちらが勝ってもおかしくないほどの拮抗した試合運びでしたが、一試合目は「JP」使いの選手が「ルーク」に押されつつも逆転勝利！ 続く二試合目では「ガイル」使いの選手が勝利をおさめました。
そして決勝で両者が対峙。こく兄さんも「ギリギリの戦い」と叫ぶ「ガイル VS JP」はぎりぎりの白熱した試合が繰り広げられたものの、先の「ルーク」戦をふくめ、試合中にギアを上げてきた「JP」に軍配が上がりました！
この瞬間に「HAL東京学生NO.1」が決定！ 栄えある優勝者として賞品のアケコンが進呈されました。終わった後には固い握手を交わすなど、“学友同士ならでは”な一面も。
そして勝利者インタビューではさらに踏み込み、憧れだったというトラボ選手と戦いたいと告白……！ これにトラボさんは快く応じ、さらなるエキシビションマッチ「HAL東京学生NO.1 VSプロ選手」が実現しました。
勢いづいた挑戦者が現れ、勝負が拮抗するかと思われたのも束の間。やはりトラボ選手という壁は厚い……！ 真っ向から全力で、若い挑戦者に対してストレート勝ちで試合を決めました！
トラボさんは、サプライズだったとはいえ若い挑戦者による勝負を持ち掛けられたのが嬉しかったとコメント。大きな盛り上がりのうちに「HAL東京 “STREET FIGHTER 6” Road to TOKYO GAME SHOW 2023」の幕が降りました。
そしてイベント終了後、ご厚意によって「HAL東京学生NO.1」に輝いた学生さんにコメントをいただけることに！ 気になっていたトラボ選手への挑戦や、優勝の感想などをお聞きすることができました。
――熱が冷めやらぬままお聞きしたいのですが、今回トラボ選手に挑まれてどう思われましたか？
僕は『ストリートファイターV』の時から本シリーズをプレイしており、その時は「バイソン」を使っていたのですがあまり勝てなくてダイヤ手前くらいをウロウロしていました。そんな風にプレイしているとき、トラボ選手のLP1位という戦果をずっと見ていて「凄い強い選手いるな！」と憧れていたんです。
なのでこうして今回戦えて「あの頃見ていたトラボさんは、今でもずっと強いままだ！」と身をもって知れたのが本当に嬉しかったです！
――なるほど！ ずっと憧れていたわけですね……！それでは、今回優勝された感想をお聞かせください。
HALはゲーマーが多くて、強い選手と対戦することは予想できていたのですが、やはり順当にダイヤの選手が上がってきて、その中で勝てたというのは『ストリートファイター6』へのモチベーションがあがりましたね。
――TGS2023にてインテルブースで職業体験されるとのことで、そちらに関しても意気込みを教えてください。
やはりゲーマーも知っている大きな会社さんで職業体験ができるということもあって、それをモチベーションにして出場していた方も多くいたみたいです。僕も自分の将来につながる大事な経験だと思って、真摯に取り組みます！
――もしかしたら、今回の大会を見た来場者の人に声をかけられるかもしれませんよね。
ちょっと期待してしまいますね！ 猫をかぶって頑張ります（笑）。
――今回は、優勝おめでとうございました！
