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昨今のゲームジャンルにおいて一大勢力として存在しているジャンル、それがバトルロイヤルゲームです。そんな群雄割拠のジャンルにおいて、今また新たなバトロワゲームが世に生み出されようとしています。それはGlee-Cheese Studio開発の、11月1日にSteam/PCで発売予定の『Headbangers: Rhythm Royale』です。
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ということで早速プレイ開始。ゲームは最初30人で開始されラウンド1で20人に、ラウンド2で10人、ラウンド3で5人、そして最終ラウンドで優勝者を決定する仕組みとなっています。必ず一定の人数まで減らされるので、そのあたりもある種戦略になりそうです。
そこから実際にゲームが始まるのですが、まず本作は合計23個のミニゲームからランダムで1つのゲームが選ばれ他のプレイヤーと対戦することになります。従来のゲームだと『Fall Guys』と似たようなものと言えます。ただし、そのゲームの内容は全く異なります。
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本作は「Rhythm Royale」という名が付いている通り全て音に関するミニゲームで構成されています。そこが今までのバトロワ系ゲームとは大きく異なる特徴と言えるでしょう。筆者は最初のラウンド1で音に合わせて司令官が特定のポーズを行うので制限時間内に同じポーズを決める「YES COMMANDER」というゲームを引きました。今回、他プレイヤーはBot(CPU)ということで問題無く突破。ラウンド終了時には自分がどれだけ上手かったかという順位も確認できるので、「今回は上手かったな」とか「あの人強いな」というのが一目で確認できます。
また、ゲーム途中ではアイテムが突然飛んでくることもありそのアイテムを入手することで答えをカンニングできたり、相手の画面が隠したりすることができるのでそういうお邪魔も含めて楽しそうです。ただしアイテムは自分に不利な状況を押し付けてくることもあるので、そのあたりは完全に運です。なのでアイテムを入手して強い相手を貶めたり最後の逆転にかけるか、あるいはそういったアイテムを使わず地力で勝負するかという選択もまた熱そうです。
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そして次の2ラウンド目は「FASTER THAN SOUND」。絵に描かれた音が聞こえたらボタンを押す、いわゆる早押しゲーム。ただ、このゲームは他の音が混ざったりそもそも絵が表示された時にどんな音が正解なのか教えてくれないので、かなり難易度が高かったです。今回の体験プレイではイヤホンなどもついていなかったので、かなり煩い環境で音を聞き分けるのが大変でしたが何とかTOP10入りし突破。
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3ラウンド目は「TO THE SKY」。リズムに合わせて対応したボタンを押すという、音楽ゲームに近いミニゲーム。筆者は音楽ゲームを沢山遊んでいるということもあり、このミニゲームは難なく突破し最終ラウンドに。
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最終ラウンドは「AFTER PARTY」というDJのお手本に合わせてボタンを押すという、『パラッパラッパー』とほぼ同じようなミニゲームで対決。1ミスで即ゲームオーバーという緊張感の中、無事に最後の1人に残りHEADBANGERマスターの称号を手に入れることができました。
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そうしてゲームが終了すると今回のプレイ内容に合わせて経験値が入手できます。この経験値を貯めることでキャラクターの外見などのカスタマイズを行うパーツが入手できるような仕組みになっているようです。このあたりは従来のバトロワ系のゲームと同じと言えるでしょう。
こうして1セット分の丸々体験することができたのですが、個人的には今までのバトロワ系ゲームよりさらに単純でありながら白熱したプレイを楽しめるゲームかなと感じました。求められるのは音を聞き分ける耳とリズム感。それ以外は最低限の操作方法さえ理解すれば誰でも遊べるのは大きな強みだと思います。人数が30人というのも多すぎず少なすぎずくらいのいいバランスです。
なので、特に音楽ゲームが好きでバトロワ系も好き、あるいは興味があるという人にはドンピシャなゲームだと思いますので、そういった人はぜひ11月の発売日に購入して世界一のHEADBANGERマスターを目指してリズムに乗ってみるのはいかがでしょうか。筆者もこのノリについていきます。