タクティカルに、そして華麗に敵を殲滅せよ!SRPG『The Lamplighters League』はリアルタイムとターンベースの戦闘が楽しめる【プレイレポ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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タクティカルに、そして華麗に敵を殲滅せよ!SRPG『The Lamplighters League』はリアルタイムとターンベースの戦闘が楽しめる【プレイレポ】

リアルタイムのステルスプレイとターン制バトルの戦略性がクセになる!

連載・特集 プレイレポート
タクティカルに、そして華麗に敵を殲滅せよ!SRPG『The Lamplighters League』はリアルタイムとターンベースの戦闘が楽しめる【プレイレポ】
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Harebrained Schemesが開発し、Paradox InteractiveがパブリッシングしているSRPG『The Lamplighters League』。

世界征服を目論む非道なカルトに立ち向かう"最高で最悪な連中たち"のストーリーや、隠密行動とターン制バトルが組み合わさった戦闘など、やり込むほどクセになる本作の魅力をご紹介します!

『The Lamplighters League』とは―無法者を束ねて世界を救え

本作は『BATTLETECH』や『Shadowrun』シリーズといったタイトルを手掛けたことで知られるHarebrained Schemesによる最新作のストラテジーRPG。架空の1930年代の世界を舞台としており、「Banished Court」というカルト組織が強大な力を持つ「塔」に目をつけ、世界征服を目論んでいます。つまり、ゲーム開始時点から世界の危機が結構目前に迫っています。

Banished Courtの幹部、「Nicastro」

そんな悪の秘密結社に対抗する組織こそが本作のタイトルでもある「The Lamplighters League」。所属するメンバーの職業やバックグラウンドなどは様々で、どれも個性的なキャラクターばかり。プレイヤーはそんな個性的なアウトロー集団を率いて、世界各地を股にかけたBanished Courtとの戦いに身を投じていくことになります。

進め方は自分次第!キャラクターの個性を活かした行動

本作はゲーム開始時に難易度が選択可能であり、こういったジャンルを初めて触れる人やでも安心な「THE EXPLORER」といったものも用意されています。とりあえず、今回は真ん中の難易度である「THE ADVENTURER」を選択してみました。

セーブデータは複数作成可能なので、2周目は一番上の「THE SURVIVOR」にチャレンジしてみる、なんてのも面白そうです。

ゲームを開始するとまずはチュートリアルのミッションが始まります。操作できるのはお調子者な「LATEEF(ラティーフ)」と、こう見えてパワータイプな「INGRID(イングリッド)」のふたり。

チームのキャラクターは一緒に行動するか、単独で行動するかを切り替えて選択可能です。また、キャラクターはそれぞれ「Sneak」「Bruiser」「Saboteur」と3つのロールのいずれかを持っており、フィールド上でアクセスオブジェクトやスキルなどが異なっています。

手前がイングリッド、奥がラティーフ

ラティーフの場合は隠密行動を得意とする「Sneak」のロールで、敵に発見されにくかったり、他のロールでは登れない高いところに移動したり、といった行動が可能です。

一方のイングリッドは「Bruiser」のロールを持っており、瓦礫を吹き飛ばしてエリアを突破したり、複数人をまとめて仕留めたりと作戦の起点となるような行動をとれます。

このほかにもピッキングによってアイテムのある部屋などに入れたり、敵にトラップを仕掛けたりできる「Saboteur」のロールを持ったキャラクターも存在しています。ミッションの内容に合わせて、キャラクターのロールやスキルを活かしていくようなプレイが重要です。

ステルスで行く?真正面から?リアルタイムとターンベースの融合した戦闘

次にご紹介するのは、本作の最大の魅力ともいえる戦闘システム。本作では前述のようにキャラクターそれぞれのロールやアビリティによって、幅広い戦略でミッションを遂行することができます。

エリアには敵が多く配置されていますが、リアルタイムで進行するステルスプレイによって敵の数を減らすなど、その後の戦闘を優位に進めることが可能。「Sneak」のロールであるラティーフでは視界や音を察知する敵の範囲が前面のみとなって背後から奇襲を仕掛けられます。

「Bruiser」のイングリッドは発見のリスクが高いものの、複数の敵をまとめて攻撃できる直線範囲のアビリティを持っていたり、「Saboteur」のロールで途中から仲間になる「EDDIE(エディー)」は近づいた敵を爆破する地雷を遠くから投げることができたりと、ここでもロールごとの特色が現れています。

さらにミッションを遂行する上で重要なのが、「リコンモード」の存在。このモードは敵の動きなどをフリーカメラで偵察できるモードであり、敵の人数や配置、どういった巡回ルートを通るのか、どこにアイテムやギミックが配置されているかといった情報を収集し、プランを立てるのに大きく役立ちます。

しかし、リコンモード中のキャラクターは無防備であるため、広く視界を取ろうとして開けたところにいると発見されてしまうリスクも…。

敵兵が不審な動きや物音を検知したり、こちらから攻撃を仕掛けるなどの行動によって、リアルタイムの隠密行動からターンベースの戦闘に移行します。キャラクターにはそれぞれ「AP」というポイントが割り振られており、これを消費することによって移動や攻撃、アイテムの使用といった行動を選択できます。

また銃を装備しているキャラクターであれば残弾数も表示され、撃ち切ってしまえばリロードが必要となるので、「どのタイミングで攻撃するか、リロードを挟むか」といった判断も重要となってきます。

キャラクターは固有で強力な能力の「シグネチャーアビリティ」を備えており、広範囲を薙ぎ払う攻撃など、ここぞという時に使うことで戦局を優位に運べます。シグネチャーアビリティはフィールドに存在するアイテムに触れることでリチャージが可能です。

さらには遮蔽によるカバーの概念が存在し、キャラクターと敵の位置関係も重要となってきます。フィールドの各地に配置されているオブジェクトには「ハーフカバー」と「フルカバー」の2つの性質を持ったものがあり、遮蔽物に隠れることで相手からの攻撃の命中率を下げることができますが、それはこちらから攻撃する場合も同様。

カバー状態だと命中率にマイナス補正がかかる

体力が少なくなってきたキャラクターはフルカバーの物陰に隠れるなど、常に相手との位置関係を考えて戦闘を進めていかなければいけません。また、アビリティの中には攻撃した後にAPを消費せず移動できるものもあるので、こういったものも駆使していくとより戦況をコントロールしやすいでしょう。

立ちふさがるのは「日本語非対応」の壁か…?

キャラクターの編成やアビリティ、スキルを持ったタロットカードなど自由な進め方で奥深い戦闘が楽しめる本作ですが、一方で気になった点もあります。

大きなものをひとつ挙げるとすれば、やはり立ちふさがる「日本語非対応」というプレイへのハードルでしょうか。本作はキャラクター主体でストーリーが展開し、フィールドのあちこちには世界観を補完する「読み物」が配置されているので、テキスト量としてはかなりのものになります。

世界各地を舞台とし、強大な悪に立ち向かうという壮大なストーリーや、レトロさを感じさせる良い雰囲気を持っているだけに、「気になるけど、気軽にはプレイできそうにない…」と感じる方もいる部分はとても惜しく感じられます。


今回は『The Lamplighters League』の魅力である戦闘とアクションにフォーカスしたレポートをお届けしてきました。やはりキャラクターの個性やロールを活かしたアビリティにアクション、位置関係や行動順なども重要視されるターン制のバトルは本作の大きな魅力。

ミッションを進めることでさらに仲間を増やしたり、スキルを持ったタロットカードやアイテムを持ち込んだりと、キャラクターのスキルビルドだけでなく編成面も奥が深く、無限大ともいえる戦略の幅は、このジャンルにあまり触れてこなかった人から熟練のプレイヤーまで、幅広く楽しめるような作りになっているといえます。

しかし一方で、前述のように「日本語非対応」という点で、気軽にプレイするのにハードルを感じる方も多いのは事実。ストーリーや世界観、システムが作り込まれているだけに、今後のアップデートで対応言語の追加などが待たれます。

スパくんのひとこと



ステルスと奥深い戦闘が一気に楽しめる新感覚スパ!


タイトル:The Lamplighters League
対応機種:PC(SteamEpic Gamesストア)/Xbox Series X|S
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2023年10月4日
著者プレイ時間:3時間
サブスク配信有無:
価格:6,990円(Steam)
※製品情報は記事執筆時点のもの

《kurokami》

チャーシュー麺しか勝たん kurokami

1999年生まれ。小さい頃からゲームに触れ、初めてガチ泣きした作品はN64の『ピカチュウげんきでちゅう』です。紅蓮の頃から『FF14』にどハマりしており、Game*Spark上ではのFF14関連の記事を主に執筆しています。

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