『大乱闘スマッシュブラザーズ』や『星のカービィ』で知られるゲームクリエイター・桜井政博氏が、自身のYoutubeチャンネル「桜井政博のゲーム作るには」の「企画コンセプト」編にて『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』について語りました。
制作チームに関する話や同作のコンセプトである“全員参戦”についての話のほか、動画の最後では「現状の拡大路線はありえない」とする自身の考えを語るなど非常に興味深いものとなっています。
『スマブラ』が拡大路線になることはありえない
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桜井氏は『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の新作について、今までないと思っていた次作が作られてきたため、次はないとは言い切れないものの非常に難しいところまで来ている気がしていると語っています。「恐竜的にカラダを大きくしていった『スマブラ』が同じように拡大路線になることはありえない。」とする桜井氏自身の考えを明らかにしています。
桜井政博氏、人気シリーズ最新作の裏側を語る
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その他、動画の中では『スマブラSP』のコンセプトである“全員参戦”を柱とし、作品ごとに担当会社やスタッフが異なることから制作資産やノウハウの運用ができていたわけではないと語るなど制作現場の裏側を披露。登場するファイターの多さに加え、それぞれが版元があるため多くの手間とコストがかかるなど、人気キャラクター大集合と言うべき同シリーズならではの話なども明かしています。
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また、新規要素と調整点など企画書が200ページ以上にも達したと語るなど、緻密な調整と綿密な計画の重要性を感じさせる話題にも触れています。コロナ渦による影響やスピリッツ、「灯火の星」またDLCといったコンテンツに関する話題にも言及しています。
新作が期待できるような発言をしたあとの今回の言及。氏自身の考えとはいえ、ファンとしてはやや気になる発言にも聞こえますが、引き続き『スマブラ』の今後について注目したいところではないでしょうか?