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インディーゲーム展示会「東京ゲームダンジョン4」が1月20日から21日にわたり開催されました。本記事では、するめまんじゅう氏が制作中の『PROJECT SIX』プレイレポートをお届けしていきます。
ハイスピードメカアクション『PROJECT SIX』は『ARMORED CORE』シリーズ、そして『DARK SOULS』シリーズに影響を受けた一作とのこと。Epic Gamesの支援プログラム「MegaGrants」を受賞した注目のタイトルです。
本作において注目すべき点を聞いたところ、『PROJECT SIX』では銃撃戦に重きを置いているそうです。“高速で懐に入りこんで近接戦闘をする”というのもメカアクションとして楽しくはありますが、銃弾が雨荒らしと降り注ぐ中で高速機動して撃ち合う体験にもロマンがありますね。
戦闘は『AC』ライクのスピーディーな展開で、自分でカスタマイズした機体を駆り敵機と銃撃戦を繰り広げます。高速戦闘と言っても機体が軽く感じられるわけではなく、ブーストを始めとした“少し癖を感じる挙動”から「巨大な機体を操っている」と実感させてくれるタイプです。
今回の試遊ではコックピットビューが体験可能で“コックピット越しの戦場”という臨場感を味わえたのですが、実は筆者は『AC』シリーズなどのメカアクションが好きなくせに下手。シリーズを追い、難しさを喜びはするけれど普通にド下手な部類です。
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そんな筆者が試遊したことも前提になりますが、ゲームの難易度は高め。メカアクションファンなら嬉しいであろう高速戦闘への対応力や、“メカを上手く扱うためのテクニック”が必要とされます。特筆すべきなのは、『PROJECT SIX』にはフルオートのロックオンがないということ。もちろんエイムアシストはあり、相手を照準に収めてしまえば補正は働きますが、広範囲のロックオンというものはありません! こちらから狙いを定めるわけで、習熟の必然性にかられます。
ブーストの量は多めの設定ではありますが、その管理なども含めて全てを包括的に把握しつつ、敵の位置を把握し回避しなければならないとあってかなりのプレイスキルが要求されます。しかし、それが楽しいのです! インディー作品だからと言って「グラフィックが甘い」ということもなく、思う存分に“撃って撃たれて”な世界を体験できます。
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メカのカスタマイズでは、機体ビジュアルを変更しても機体スペックが落ちないことを教えてもらえました。従来のメカアクションで、筆者は「ビジュアル面は理想的なのになんか弱い……!」とジレンマを抱えていたのですが、今作ではいらぬ心配な模様。強さを求めるとメカのデザインが似てくるという問題も解決されそうです。性能自体はTUNEで変更していくようです。
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するめまんじゅう氏は“『PROJECT SIX』はMT車のようなゲーム”と話しており、試遊した身としても言葉の意味が理解できました。筆者が下手なくせに『AC』シリーズに愛を注ぎ追っていた理由は、“習熟の難しさ”に挑戦するためでもあります。率直に言って『PROJECT SIX』は腕をプレイスキルを要求されるため、合う合わないはあるでしょう。しかしこの“習熟の難しさから生まれる楽しさ”を鋭敏にとらえ、ゲームとして提供してくれているのが『PROJECT SIX』です。
『PROJECT SIX』はまさにメカアクションファンに向け、メカアクションファンが作ったタイトル。上手く機体を駆って「俺のプレイテクを見ろ!」と叫びたくなる魅力に溢れていました。
インディーゲームという文脈の中でこそ生まれ得る、ACライク&ソウルライクなハイスピードメカアクション『PROJECT SIX』。1月23日現在、Boothにて体験版でありながらも7つのステージやアリーナモードを収録した『PROJECTSIX ALPHA version』が980円で発売中です。