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武装の組み合わせは自由自在!ヴァンサバ系スペースSTG『スペースウィル』で銀河を手にお入れくださいませ【プレイレポ】

こいつはいいぞ!どっちを向いても敵ばかりだ!

連載・特集 プレイレポート
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今回は张亮002(Steamストア表記に基づく)が、2024年3月4日にSteamにてWindows PC向けにリリースしたヴァンサバ系ローグライトSTG『スペースウィル』をご紹介したいと思います。

『スペースウィル』とは?

本作はヴァンサバ系のシステムをベースにしつつ、より「武装の組み合わせ」に重点を置いた見下ろし型シューティング。“60の基本コア、数百の装備ユニット、数千のチップ”を自在に組み合わせて、ウェーブごとに押し寄せる敵の軍勢から生き残りましょう。

この組み合わせは、遊んでいて非常に面白い部分です。武装の設置場所が「機体の取り回しの良さ」に影響を与えるため、ただ武装をてんこ盛りにすれば最強になるかと言われればそうでもなく、同系統の武装タイプでも、組み合わせ方次第で、その戦い方は大きく異なってきます。

全体的な難易度は難しめな体感でしたが、ウェーブごとに機体を新しく組み直すことができるので、様々な試行錯誤を楽しむことができたのは大きなグッドポイント。時に壁際に追い込まれて爆発四散する自機を眺めつつ、早速紹介してまいりましょう。

操作・設定・言語

本作の操作系は、キーボード&マウス、コントローラーに対応しています。自動攻撃以外に敵に照準を合わせることもあるので、個人的な好みでは前者のほうが狙いがつけやすく遊びやすかった印象。またその他設定については、グラフィックとサウンドを始めとするオーソドックスな項目が並びます。

言語については日本語にバッチリ対応……してはいるのですが、一部ひらがなだったり並びが変だったりします。細かい部分は気になるものの、プレイするにあたりそこまで大きな支障にはなりませんでした。

本編開始

さあ始まりました『スペースウィル』。タイトル画面から新規ゲーム、初期装備を選択する画面へ移ります。ここでは冗長なムービーや演出など無く、さっと始まるのが個人的に大変好感度の高い部分です。特にこういうタイプのゲームだと、すぐに遊びたい派……!

ともあれここでは初期装備として、画面上部にずらりと並んだ武装から一つを選んで装着します。武装は「ダメージ」「れいきゃく」「範囲」「貫通数」「貫通ダメージ」などを基本に、「ノックバック」や「致命的な一撃率(クリティカル率)」といったパラメータがそれぞれ設定されています。コアについても同様に、「攻撃範囲」や「移動速度」など様々なパラメータが設定されており、それによって得手不得手が特徴づけられていますね。

これらコアおよび武装ですが、ゲーム開始直後ではまだまだ数が出揃ってないものの、自分のプレイスタイルや好みの組み合わせを試行錯誤するには十分な量なので安心です。

初期装備が終わると続いてステージ選択画面にうつるのですが、正直、ゲーム自体が難しめのレベルデザインなので、雑魚敵でも油断すると囲まれてボコボコにされがち。アルファ銀河の「難易度:1」の表記に対しては、ほんとか?ほんとに“難易度:1”なんか?とやや首を傾げています。筆者のプレイスキルについての言及は宇宙の彼方へ追いやるとして。

各ステージ(銀河)をクリアすると次の銀河がアンロックされていきます。

なおその隣りにあるベータ銀河については、ウェーブ10で登場するボスが妙に強く、というかトリッキーな移動と攻撃への対策手段が、ランダム出現する武装といった「運絡み」のレベルアップ要素であるため、割と理不尽に追い込まれて撃墜されることしばしばでした。

それでいてゲーム要素の一つである「実験室」はこの難所ことベータ銀河突破が条件のアンロック式なので、何ができるのか先が気になって仕方ありません。プレイのモチベーションという意味において、この難度とアンロックの要素は、動機づけとして上手いこと噛み合ってると言えなくもないのかも……?

さてこちらは実際の戦闘中の画面です。敵が出現する際はまず赤いアイコンが表示され、そこから時間差でご登場という流れ。第1波……ウェーブが序盤の段階であれば、敵の軍勢もそこまで密度が高くないため簡単に回避可能です。

しかし第10波あたりを越えてくると、敵軍によって宇宙の密度がムチムチしてきます。戦いは数だよ兄貴。そんな敵の密集戦法に対しては、この「出現までのちょっとしたタイムラグ」を利用して、あえて出現場所に突っ込むように回避する場面も出てきます。こういったリスクとリターンのバランスの取り方について、個人的に本作はかなり上手な塩梅をキープしていると感じます。

こちらの攻撃方法についてですが、武装によって様々で、時間毎に弾を発射するタイプ、レーザーなど継続照射するタイプ、打撃などの近接攻撃タイプなどに大別されつつ、攻撃力やその範囲などでさらに細かくパラメータが設定されています。

そんな具合で敵を倒して資源を集めつつ、経験値を得てレベルアップ。そんなこんなでウェーブを生き残ると強化画面へ移り、そこで資源を対価に新装備を入手したり、レベルアップ報酬で受け取ったパッシヴスキルを選択したりします。

ここで面白いのは、繰り返しになりますが、入手した武装をどう組み合わせるかという点。レーザー武装を3門横に並べて“面”で攻撃するのか、それとも同じ武装同士を重ね合わせることで“点”による攻撃力強化をはかるのか、はたまたあえて全周囲に武装を並べてオールレンジ攻撃(?)を可能にするのか……同じ武装を使用する場合であっても、その組み合わせ次第によって攻撃スタイルは変わっていきます。

武装にはそれぞれハードポイント的な取付箇所が設定されており、コネクタ同士でないと接続不可など、いくつかの制約が設けられています。

また一部武装は砲塔の向きが固定なので取り付ける位置に注意が必要で、じゃあとりあえず全部乗せだ!と手当たり次第にくっつければ、機体全体のパフォーマンスに影響を与えることも。

もちろん選んだ武装は、全体の属性にも影響を与えていきます。

ウェーブごとに武装を付け替えて全体の構成を整えることができるので、直前の戦闘で思ったほど上手く扱えなかったと感じたら、また別の組み合わせをすぐに試せるのは、本作のとても素晴らしい点ですね。


ここらへんのバランス感覚については、ともすれば際限なく武器を盛り盛りにしてキャッキャしてたらマンネリで徐々に冷めてしまう……という事態を上手に防いでいるなと感じました。繰り返しになりますが、本作は作り自体はシンプルながら非常によくできたリスクとリターン設計になっています。

あと個人的に小さな嬉しいポイントは他にもありまして、ゲームを中断しても再起動後は、直前のウェーブ間インタバールからゲームを再開できるという点。いちいち最初からやり直しにならないというのはありがたいですね。

ただし……ボス戦の強さトリッキーさについては、おそらく周回による強化が前提だと思うものの、そこだけはもうちょっと優しめにレベルデザインしてもらえたら嬉しいかなとも思ったり……!

  • タイトル:『スペースウィル』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2024年3月4日

  • 著者プレイ時間:3時間

  • サブスク配信有無:記事執筆時点においては、無し

  • 価格:580円(2024年3月19日まで522円のセール中)
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

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《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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