ゴールデンウィーク真っ只中の2024年5月4日、東京都立産業貿易センター浜松町館にてインディーゲームイベント「東京ゲームダンジョン5」が開催されました。
本記事では、ゲームサークル・電猫遊戯が制作する『星樹の機神 夢幻桜楼閣』の試遊レポートとインタビューをお届けします。
注目の美少女3Dアクション!
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本作は、『星樹の機神』シリーズに登場するキャラクター・レトラを主人公に据えた3Dアクションゲームです。今回展示されていたバージョンは戦闘部分のみ切り出したものですが、製品版ではダンジョン探索やローグライト要素が搭載されます。
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操作は、Xで弱攻撃、Yで強攻撃、Aで回避という操作で、スタイリッシュなアクションゲームとしてオーソドックスなものとなっています。連続で攻撃するとコンボを繰り出すことができるほか、LBを押しながらABXYボタンで強力なスキルが繰り出せます。
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敵に囲まれるとピンチになるため、動きが軽快な反面緊張感は高め。その分スキルで敵を蹴散らす気持ちよさがありますし、敵の攻撃も予備動作がしっかり表示されるので、しっかり見て避けることができるのも公平感があって楽しめました。
まだ制作段階の作品ですが、レトラの3Dモデルは非常にかわいく、それを魅せるためのモーションも高品質。レトラのかわいさを拝むだけでもかなり満足感のある体験となりました。
モデラーは業界基準でも凄腕!
ここからは、サークル代表のほーせんか氏へのインタビューをお届けします。
――本作の開発が立ち上がったきっかけを教えて下さい。
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ほーせんか氏 電猫遊戯の前作が『星樹の機神 ユニティユニオンズ』という作品なのですが、この作品はサークルとして初めての3D作品でした。頑張って開発したのですが至らぬ点も多く、悔いの残る終わり方をしてしまいました。
そのため、前作で培ったノウハウを活かしてもう1作品作りたいという思いから企画を練り、ローグライトの3Dアクションという形に落ち着きました。
――攻撃のモーションやキャラモデルの品質に強いこだわりを感じました。この両面で推しポイントがあれば教えてください。
ほーせんか氏 3Dモデル担当の方がおそらく業界的に見てもかなり凄腕の方なのですが、モーションは私が制作しています。
「この素晴らしい3Dモデルに合うモーションを作らなきゃならない!」と思ったのですが、依頼するとなるとかなりお値段がかさんでしまうんですよね。3年くらい前の発足当初はモーションなんてほとんど作れなかったのですが、「自分がやるしかねぇな!」となりました。
そこからだいぶ頑張って、モデルやモーションの見せ方を推したプロモーションをしているので、やはりそこは注目してほしい点です。
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――本作は電猫遊戯さんが展開されている『星樹の機神』シリーズの1作ですが、過去作とのつながりはあるのでしょうか。
ほーせんか氏 過去作とのつながりは一応あります。ただ、物語としてはレトラ(主人公)が日本風の地域に行ってダンジョンで暴れる……というくらいの簡潔なものなので、それほど過去作は気にしなくて良いと思います。
――現在、開発進捗はいかほどでしょうか。
ほーせんか氏 今ようやく50%に差し掛かったくらいですね。バトル部分のシステムはもうほとんどできあがっているのですが、もう一つの柱であるダンジョン探索部分を動く形にしようと頑張っています。
――ありがとうございました!
『夢幻桜楼閣』は、PC向けに2024年の発売を目指して開発中。pixivFANBOXやFantiaなどの支援サイトで支援すると、展示されていたものと同一の体験版をプレイすることができます。