【Game*Spark短歌】戦国時代から受け継がれるゲーミング歌人の意志…今週は「レトロ風新ハード」などで一首【なゐすぱ】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【Game*Spark短歌】戦国時代から受け継がれるゲーミング歌人の意志…今週は「レトロ風新ハード」などで一首【なゐすぱ】

TANKAの時間だオラァっ!

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【Game*Spark短歌】戦国時代から受け継がれるゲーミング歌人の意志…今週は「レトロ風新ハード」などで一首【なゐすぱ】
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さて今週も「Game*Spark短歌」のお時間がやってまいりました。皆様ゐかがお過ごしでしょうか? ちょっと今週は気分を変えてレトロ調なふいんきでお届け。レトロっぽい新ハードや、夭折された天才クリエイターに関するニュースを取り上げたせいでしょうか。

本コーナー「Game*Spark短歌」では毎週日曜日に“教養コソテンツ”としてゲーミングなトピックを短歌にしてお届け。ゲーミング歌人が相方のスパ公と共にゲーム業界のすべてがわかる短歌をお届けしていきます。

ゲーミング歌人の発祥は古く、戦国時代に迫害されたゲーマーが逃げ延び隠れ里を作ったことに端を発します。宣教師などと共にハードコアゲーマーも来ていたのは周知の事実ですが、戦国時代は今よりもゲーム規制が激しく、「ゲームは一日小半刻」とされていました。

この時期は本当に新情報が多くて目移りしてしまいますね。短歌でゲームトピックをまとめると百人一首規模になってしまうのではというほどに新しい話題が飛び込んできます。


“ゲームを含む”という枠で今週世間を騒がせたのは、「ニコニコ動画」にまつわる大規模なサイバー攻撃でしょうか。6月14日には2007年当時の動画が掲載されるサービスとして「ニコニコ動画(Re:仮)」がリリースされています。相当に被害規模は大きく、もはや一部の生活に影響すら及ぼす攻撃ですから恐怖すら覚えます。

そんな風に ((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル している歌人が ズサーc⌒っ゜Д゜)っ と一首。許してあげてください。歌人は古のネラーなのです。

クランクを 回し隣に 肘かます
電車で遊ぶに 向いてはないけど


以前からクランク付き携帯ゲーム機として注目されていた「Playdate」ですが、購入しやすくなって登場です。レトロな出で立ちでありオモチャっぽいクランクがつくとあって、ゲーム・ガジェット好きの琴線に触れます。今週割と読まれた記事のひとつとあって、ハードコアゲーマーにこそ関心の高い逸品でしょう!

最近はポータブルゲーミングPCの流れが強く「新しい携帯ゲーム機」というのはそれだけでなんだか嬉しいですね。もちろんポータブルゲーミングPCは純粋にゲーマーとして嬉しいものですが、玩具感のあるゲームは良いモノです。ただし携帯ゲーム機だからといって電車で遊ぶと、クランク回してる時に隣に座ってる人に肘鉄かましそうです。それだけはご注意ください。

余談ですが、歌人が最も愛したハードは「PSP go」とのこと。その当時珍しかったDL専用機であるという尖った部分も好きで、待ち望んだゲームがDL対応してないで悲しんだりした一方、ディスク入れ替えしないでも遊べたところや展開するときの動作などが気に入り、しまいには欠点を含めて愛するようになりました。


隠れてゲームをするしかない彼らは、短歌の中に『DOOM』を移植する形で信仰を保ちます。信者を探し出すために行われた「踏みグラボ」ではグラボをどうしても踏めず処分を受けたゲーマーも多かったそう。

郷愁の 裡に潜みし 新しさ
人の想いに 古きもなくて
 


懐かしいといえば、『Dの食卓』『エネミー・ゼロ』で知られる故・飯野賢治氏の作品『リアルサウンド~風のリグレット~』に関しても新たなニュースが到着。まだまだ当時の出演声優を探しているのみですが、なんらかの新しい展開がありそうです。

ここで真面目な小噺をひとつ。歌人は文学研究やら小説家との交流やらをしながら大学生時代を過ごしたのですが、純文学や文学研究は構造・商業上新しい世界を開きづらくなっています。そういう所を踏まえて「ゲームの世界を知りたい」とゲームライターに転身したので、“常に新しい”ゲーム業界は非常に眩しく、前進的だと感じています。


だからこそ、アーカイブや過去を振り返ることへの重要性もわかります。『リアルサウンド~風のリグレット~』にとどまらず、たまには過去の名作を遊んでみるのも良いのではないでしょうか? 昔のゲームでも、プレイしたことがなければ「新しくプレイするゲーム」になるでしょう。しかし「新作ゲームをやるのに忙しくて、新旧問わず他のゲームができない!」みたいな状況には、ゲーミング歌人曰く「ほんとそれ」とのこと。


長い歴史を持つゲーミング歌人が、この一週間で話題になったトピックで一首詠む“短歌企画”は連載企画ですので、普通に来週も開催されちゃいます。

公開するもしないも歌人次第ではありますが、読者の皆様もぜひコメント欄にて今週のゲームトピックに関する思いのたけ、叫び、懐かしのゲーム機への愛などを短歌としてしたため、肘鉄でぶつけてみてください。


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《高村 響》

ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

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