
ゲーミングノートPCに対して未だによく目にするのは、「デスクトップPCの方がよくね?」という意見。たしかに昔は、デスクトップPCの性能に匹敵するかつコスパも良い製品というものは、なかなかありませんでしたから、その気持ちはわかります。
しかしそれはもう古い認識かもしれません。今では優れたゲーミングノートPCが多くあります。本記事では、そんなハイスペックと高コスパを実現した強力ゲーミングノートPC「GALLERIA ZL9C-R47-6B」をご紹介いたします。
「GALLERIA ZL9C-R47-6B」公式ストアページ(ドスパラ)高コスパなのにハイスペック!

まずは、本機の外観や機能を見てみましょう。ゲーミングに優れた性能でありながら外観は高級感があるシックさで、持ち運んでも悪目立ちしません。

ディスプレイは16インチの2560×1600のWQXGAで、反射の少ないノングレア液晶を採用しています。美麗なグラフィックのゲームでも、没入感を削がれずに楽しめそうです。一方リフレッシュレートは240Hzに対応しているので、競技性が求められるゲームでもバッチリ戦えます。

本体左側面のポートは、USB 3.2(Gen1) Type-Aが1つ、USB 3.2(Gen1) Type-C(データ転送のみ)が1つ、音声入出力用の3.5mmジャックが1つです。

本体右側面はUSB 3.2(Gen1) Type-Aが2つ、SDカードリーダー(SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)が1つ備わっています。

本体後面には、電源のコネクタと1.0Gb Ethernet対応LANポート、HDMI2.1 Type-AとThunderbolt4ポートが備わっています。全体的にまとまっており、スマートに扱えそうです。
次に、本機のスペックをチェックしていきます。CPUはIntel Core i9-14900HXです。HXとはノートPC向けに設計されたIntel CPUのシリーズで、特にパフォーマンスに優れているため、ゲーマーにはぴったりです。
ゲーミングPCといえば気になるのがグラフィックス性能。本機にはGeForce RTX 4070 8GB Laptop GPUが搭載されています。レイトレーシングに対応するのはもちろん、DLSS 3も使用できるため、それらが対応するゲームではかなりのパフォーマンス向上が見込めます。
DLSS 2と比べると、それなりにパフォーマンスの差が出るため、RTX 40シリーズを持つ本機ならではの特権といえそう。グラフィック品質はあまり落としたくないけど、FPSが低いのはイヤ!という方はぜひ活用しましょう。
メモリは安心の32GB(16GB×2)。規格は転送速度の早いDDR5。ゲームの負荷が大きいのはもちろん、ゲーマーとしてはブラウザで調べ物をしたり、Discordで通話したりといろいろなものを立ち上げておきたいもの。そんなときにメモリが32GBあればストレスなく使用できますし、配信などより負荷のかかる作業を安定しておこないたい場合は、オプションで64GBへの変更も可能です。
重量級ゲームを楽しむなら、ストレージにもこだわりたいところ。本機には1TB Gen4 SSDが搭載されており、容量を確保しつつも起動やロードの時間がHDDよりも短くできます。近年ではSSD必須のゲームも増えてきているので、SSDが標準搭載なのはありがたいです。
同時にいろんなゲームを入れておきたい人も少なくないと思いますが、そんな方はぜひオプションの活用を。2TBから4TBまで増やすことができるので、余裕を持っておきたい人も安心です。
かなりのハイスペックな本機は、GPU以外はGALLERIAのハイエンドモデルと同等の構成です。それでありながら、基本モデルの価格は305,980円(※2024年9月2日時点)となっており、コストパフォーマンスに優れていることがわかります。この性能であれば今後しばらくは最新ゲームも追っていけるので、ゲーマーとしても安心できるでしょう。
「GALLERIA ZL9C-R47-6B」公式ストアページ(ドスパラ)ゲームプレイで検証!『FF14』を最高設定でプレイしてみた

ここからは、『ファイナルファンタジー XIV』を最高設定でプレイしながら快適さを検証していきます。最新拡張パッケージの「黄金のレガシー」からグラフィックスアップデートがかかった本作はどれくらい快適に動かせるでしょうか?

序盤の街中はキャラクターが少ないところ、多いところと差がありますが、概ね90FPSほどは安定して出ています。低くても75くらいなので、映像的に見づらいということはまずありません。※FPSの計測結果は、あくまでGame*Spark編集部の環境で行ったものです。

序盤の戦闘チュートリアルはそれほど激しくないものの、場所が開けたエリアに移動するため、その分負荷もかかります。しかし、そこでも70~90のFPSが出せるので、ゲームプレイにおいても全く問題がないといえるでしょう。
フルHD以上の解像度で安定したFPSを出すのは意外と難しいですが、WQXGA解像度の美しいビジュアルを見ながらパフォーマンスもしっかり確保されているのはゲーマーにとって嬉しいポイント。『FF14』であれば設定を妥協せずに気兼ねなく楽しめるのは嬉しいですし、もし240Hzのリフレッシュレートを活かしきりたい!という人は細かく設定できるので、気分やプレイスタイルにあわせて楽しみましょう。
一点注意してほしいのは、負荷の高いゲームをプレイする際は基本的に電源を接続したほうが良いという点。バッテリー駆動では本機が持つ本来のパワーを発揮できず、パフォーマンスが落ちてしまいます(これはゲーミングノートPC全般に言えることですが)。電源を接続すれば、デスクトップPCと遜色ない環境でプレイできるでしょう。
なお、『FF14』は、超解像度技術で見た目を落とさずパフォーマンスを向上できるNVIDIA DLSSに対応。前述のように本機はNVIDIAのGPUを搭載しているので、その性能を十分に発揮することができます。さらに画面のティアリングや遅延が軽減されるNVIDIA G-Syncにも対応しているので、グラフィック面で安心できるのはゲーマーにとっても嬉しいポイントです。
どんなゲーマーにオススメ?
「GALLERIA ZL9C-R47-6B」は、『FF14』のような人気ゲームでも快適に楽しめることがわかりました。とはいえ、アバウトに「性能がいいんですよ!スゴいでしょ?」と言われてもピンとこない方も多いかもしれません。ここからは、本機がどういったゲーマーやシチュエーションに向いているかをお伝えします。

筆者の所感ですが、本機に向いているのはAAAゲームをリッチかつ快適に楽しみたい!というゲーマー。近年のAAAはグラフィック表現が凄まじく、それを妥協せずフルに楽しみたいという気持ちはゲーマーとして理解できない感情ではないでしょう。本機のハイスペックさを持ってすれば、リッチな映像を楽しみつつパフォーマンスも落としすぎない素晴らしい体験が味わえます。
PCだけでなくニンテンドースイッチでもガッツリゲームをプレイするという方には、本機がSDカードリーダーを搭載しているという点もオススメ。スイッチでmicroSDの容量が足りなくなってきたときにはPCでのデータ移行が必要になりますが、たくさんゲームをインストールしたり、写真や動画をたくさん撮っていると再DLは面倒ですよね。
そんなときはPC上で新しいmicroSDに移し替えれば楽ちんなのですが、今はSDカードリーダーがないノートPCも少なくありません。そんな中、標準搭載している本機は非常にありがたい存在です。
本機の魅力はわかったけど、ちょっと自分の需要とズレるな……という方には、別の製品もオススメです。値段は高くてもいいから、GPUも最高じゃないと満足できない!というヘヴィ志向ゲーマーの方には、NVIDIA GeForce RTX 4090 16GB Laptop GPUが搭載されたハイエンドモデル「UL9C-R49-6」を検討しましょう。
反対に、まだちょっと値段的に難しい…もうちょっとグレードが低くても良いから価格を抑えたい!という方には、GPUがGeForce RTX 4060 8GB Laptop GPUの「ZL9C-R46-6」があります。このように、GALLERIAのラインナップはユーザーごとのニーズに応えた製品が多数用意されているので、自分の使い方を考えて選びましょう。
「GALLERIA ZL9C-R47-6B」は、305,980円で発売中。ゲーミングライフの新たな相棒をお探しの方にはイチオシのノートPCです。
「GALLERIA ZL9C-R47-6B」公式ストアページ(ドスパラ)主なスペック
GALLERIA ZL9C-R47-6B
OS
Windows 11 Home 64ビット
CPU
インテル Core i9-14900HX (最大5.8GHz/24コア/32スレッド)
グラフィック機能
NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPU 8GB + インテル UHD グラフィックス
メモリ
32GB (16GBx2) (DDR5-4800 SO-DIMM)
SSD
1TB SSD (NVMe Gen4)
電源
ACアダプター (240W)
カードリーダー
SD カードリーダー (SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)
LAN
1.0Gb Ethernet対応LANポート x1 (マザーボードオンボード)
無線LAN
インテル Wi-Fi 6E AX211 (IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax 2x2)
Bluetooth
Bluetooth 5.3
入出力ポート
USB 3.2(Gen1)Type A × 3
USB 3.2(Gen1)Type C × 1 (データのみ)
Thunderbolt4 x1
HDMI2.1 Type Ax1音声入出力 × 1 (3.5mm (CTIA) ジャック)
ディスプレイ
240Hz 16.0インチ ノングレア WQXGA液晶 (2560×1600ドット表示)
バッテリー
駆動時間(JEITA 測定法 3.0):3.2時間(動画再生時)/4.5時間(アイドル時)
WEBカメラ
フルHD画質WEBカメラ/IR専用カメラ (Windows Hello対応)
サイズ
約 357(幅) x 255(奥行) x 27(高さ)mm
重量
約2.3kg
※価格・構成については、2024年9月2日時点の情報です。最新情報についてはドスパラにてご確認ください。
※本製品はBTO製品の為注文時期によって内部で使用されているパーツが異なる場合があります。その為計測した結果と実際の数値が異なる場合があります。
©THIRDWAVE CORP. All Rights Reserved.
© SQUARE ENIX