アーティストのジュリアン・ファイロナ氏は、自身が手掛けたファンアートが『Destiny 2』のカットシーンに使用され、Bungieから1年以上前に補償を約束されたにもかかわらず、その後連絡がないと自身のXで述べています。
それは2023年から始まった
2023年6月20日頃に本作に追加されたカットシーンについて、ジュリアン・ファイロナ氏は自身が制作した『Destiny 2』ファンアートに酷似していると指摘したところ、開発チームは無断使用を謝罪し、制作者としてクレジットして作品の使用に対する対価を支払うことを申し出ていました。
なお、利用規約上ではBungieが所有するコンテンツの二次創作を同社が無償で使用することに問題はないものの、当時はBungieの誠実な対応を称賛する返信が寄せられていました。しかしながら、その後対応がなかったことが明らかになりました。
コミュニティマネージャーは連絡を送ってほしいと返信
このジュリアン・ファイロナ氏の投稿に、Bungie のプリンシパル コミュニティ マネージャーは返信を送り「すみません、見逃してしまいました。メールを送りました。そちらに返信するか、こちらにDMを送ってください。追跡します」と連絡していますが、この投稿に対する厳しい声も見られます。
公式グッズに二次創作が無断使用されていると指摘も
このほか2024年9月10日には、『Destiny 2』10周年記念キャンペーンの一環として発表され、一部プレイヤーに先行予約の受け付けが行われていた「Ace of Spades(切り札)」をおもちゃ銃のNERFとして再現したグッズにもイラストレーターのTofuRabbit氏から自身が2015年に個人的な依頼を受けて制作した「Ace of Spades」のリデザインイラストと酷似していると指摘を受けBungieは「アーティストと連絡を取り、素晴らしい作品に対する正当な対価が支払われるとともにクレジットが表記されるよう、確認を進めている」とコメントしていました。
利用規約上の問題はないものの、二度にわたる無断使用への補償やクレジット記載について、Bungieは今後声明どおりに対応するのでしょうか。続報が待たれます。