ドイツで8月21日から24日かけて開催された大型ゲームイベント「gamescom 2024」。本稿では、NetEase Gamesが手掛けるライフシミュレーションゲーム『ユメノコンパス(Floatopia)』をご紹介。
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実際に会場でプレイする機会を得た筆者。スローライフ系のゲームと聞くと、どうしてもたぬきにマイホームローンを返済するアレや、カブの女神様に奉公するソレを想像してしますが、紹介されたトレイラー映像などを見るかぎり、本作の見た目は前者よりの印象を受けました。
全体的にゆるふわなスローライフを前に出している本作ですが、実際にプレイするとゲームOPムービーでは、極めて辛そうな限界社会人の描写が挟まり、この世界の闇(?)を見せてくれます。間もなく世界が滅びます的なアナウンスが流れる恐怖。
ちなみにその時、過去の職場を思い出して思わずうめき声を漏らしていた筆者……を眺めてさらにウンウン頷いてた開発チームの皆様がいたのは内緒。会社で働くことの大変さはどうやら万国共通のようです。
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話を戻して、キャラクタークリエイトでいくつかのパターンを組み合わせて本作における自分の分身を生み出します。ここからチュートリアルを挟みつつ、本作における操作からタスク達成までのイロハを学びました。会場では限られた時間のデモ版だったので、本当に冒頭部分だけですが、それでもサクサク遊べる楽しさがありました。
こういったスローライフ系のゲームを慣れ親しんでいるプレイヤーにとっては、違和感のない、非常にスムースな操作系のデザインなのではないかと思います。操作入力と出力される各アクションが噛み合っており、テンポよくサクサク動いてくれるのが良かった。特に特定アイテムを複数収集せよといったタスクをこなす際、ワンボタンで複数個をぺろりと回収できたので、とってもストレスフリー。
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冒頭で社会の闇がちらほら見え隠れしましたが、本作はファンタジーな世界なので、登場するキャラクターは皆個性豊かな可愛らしいデザインでしたね。会話もゲーム世界の雰囲気を壊さず、次のタスクを促すような流れだったので、そういう部分も含めて、本作のゲームデザインはなかなか優秀だと感じました。
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なお開発チームの皆様曰く、今回の試遊では1人プレイのみですが、本作はフレンドと一緒に遊べばもっと面白く感じられるよう設計されているとのこと。名作が多いスローライフというジャンルの中で、他タイトルに埋もれないよう本作がどういった光り方をするのか、今後も要注目です。
『ユメノコンパス(Floatopia)』はPC/ PS5/ Xbox(公式ウェブサイトの表記に則る)/ ニンテンドースイッチ向けに2025年リリース予定です。
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