ドイツで8月21日から24日かけて開催された大型ゲームイベント「gamescom 2024」。本稿では、コーエーテクモゲームスが手掛ける新作RPG『FAIRY TAIL 2』のプレイレポートをお届けします。
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2020年7月にリリースされた『FAIRY TAIL』の続編となる本作では、原作の「アルバレス帝国編」を軸に物語が展開。ブース内で実際にゲームを触らせてもらったところ、前作に引き続き、漫画からそのままキャラクターが飛び出してきたかのようなグラフィックで、漫画の世界を歩き回れることがまず楽しいというプレイフィールでした。
本当は進行方向とは全く異なる明後日に向かって駆け出し、マップの隅々まで探索して回りたいところですが、短い時間でのハンズオンだったので、ぐっとこらえて代わりに敵に襲いかかることで溜飲を下げました。こうしていま執筆しながら気づいたのですが……マップ移動然り、本作はアクションなど各フェーズへの移行が非常にスムーズかつシームレスに繋がっていたので、ストレスフリーだったと感じます。
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マップ上にいる敵に触れると、シンボルエンカウントスタイルで戦闘が開始。バトルは、コマンド選択をしつつリアルタイムで進行します。慣れるまでは操作がやや大変かもしれませんが、画面内の情報はそこそこシンプルにまとめられているため、そこまで手こずることはありませんでした。通常攻撃を含む主なアクションは4種類のボタンに割り当てられており、また試遊版ではコントローラーでプレイしたため、ボタン配置自体はわかりやすいと感じました。
なおリキャストタイムが存在するため、強力な技は連発できないものの、通常技を挟みつつパーティーメンバーと時間差で繋いでいくとうまくハマる印象です。RPGに慣れているプレイヤーであれば、そこまで苦戦することなくプレイできるような手触りかもしれません。
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ちなみにボス戦では、スプリガン12の砂漠王ことアジィール・ラムルと拳を交えました。的には体力ゲージ以外にも「ブレイクゲージ」なるものが複数本存在し、1本削りきるごとに、仲間との協力技「リンクアタック」が発動されます。
さらにそこからブレイクゲージもすべて削りきるとリンクアタックよりも強力な「ユニゾンレイド」を発動できるのですが……試遊版の調整なのかボスが妙に強く、なかなか放つことが出来ず全滅を繰り返しました……!前線に出ているメンバーがバタバタ倒れていき、敵の大技が発動されるまでの時間がもはや最期のカウントダウン状態でした。
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とはいえ、そういったおかげで主人公たちだけでなく、様々なキャラクターに触れることができたのは良かった点かもしれません。個性豊か、かつド派手な魔法アクションが丁寧に作られており、視覚的にも非常に楽しいものでしたね。
新作RPG『FAIRY TAIL 2』はWindows PC(Steam)/ PS5/ PS4/ ニンテンドースイッチ向けに2024年12月12日リリース予定です。
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