
インディーデベロッパーnoa氏が率いるラフランティアは、オープンワールドサンドボックスRPG『Elin』のSteam早期アクセスを開始しました。
同作は、noa氏により2007年に発表され、伝統的なローグライクRPGをベースとした基本システムを元に、非常に自由度の高いオープンワールドRPGを実現したことで非常に高い評価を得たフリーソフト『Elona』の、オリジナルの制作者自身による続編にして前日譚となる作品です。今作では『Elona』と同じ世界、ノースティリスの地を再度舞台とし、プレイヤー自身がキャラメイクした新たな冒険者の物語が幕を開けます。

編集部では同作のプレイレポも直近で掲載しています。同作は精力的なアップデートが連日のように行われており、今回早期アクセス開始にあたっての大幅な更新はないため、ほぼそのまま参考にしていただけると思います。
今作でも『Elona』で大きく評価された、”カオス”とも評されるような自由度や、ランダムに形や位置を変える迷宮「ネフィア」の探索は健在です。人間を含め大半の通常キャラを仲間にできてしまうのもそのまま。
延々とプレイヤーやその仲間を(ときにはシステムの穴をつきながら)驚くほどに強化していく終わりなきハックアンドスラッシュやトレジャーハンティングの楽しさはそのまま、ベースシステムを大幅にグレードアップ。UXもよりスムーズに、UIやグラフィックはもちろん、クラフト要素などが大きく強化されています。幻想的な雰囲気で語られる同シリーズの世界観「シエラ・テール」の新たな物語も展開します。


また、今作では『Elona』においてバリアントという形でセミクローズドソースの改造配布が流行ったことを受けてか、Modに正式対応。これは、画像の差し替え等だけでなくゲーム自体の改変が可能な強力なModサポートで、Steamワークショップにも対応しています。今後多くのModで賑わうさまを見ることができるかもしれません。

『Elin』は2,980円でSteam早期アクセス実施中です。メインクエストとサブクエストの実装段階は記事執筆時点では序盤のみで、それらも順次拡張されていく早期アクセスは1~2年ほどの予定とされています。
なお、Kickstarterにて行われたクラウドファンディングの支援者向けの製品版/早期アクセス版Steamキーは9月15日付けで既に配布済みです。心当たりのある方はメールを探しておくとよいでしょう。もしメールを紛失してしまった場合はKickstarterのメッセージ機能を使いnoa氏へと「Requesting my steam key」とだけ書かれたメッセージを送ってほしいとのことです。