
みなさん、ちゃんとご飯食べていますか?
国内の取材なら、取材先近くのラーメン屋やチェーン店でサクッと食事を済ませることも可能ですが、海外取材先では食事する場所で困ることも少なくないです。
今回、米サンフランシスコで開催されているGDC 2025の取材に来ているのですが、米国の物価高と円安のダブルパンチで滞在する上でお財布に優しくない状況となっています。
そこで、今回は世界中から集まった開発者たちはGDC会場で一体なにを食べているのか、そして値段はいくらくらいなのか、そんな食事事情をレポートします。

GDCの会場は、サンフランシスコの繁華街にあるモスコーニ・センターです。ここは繁華街だけあって、周りには映画館や大型スーパーが立ち並ぶ地域です。
モスコーニ・センターの中にも食事ができる場所や売店がいくつかあり、(お金さえ潤沢にあれば)食べるものがないという状況にはなりません。ただ、東京ゲームショウの幕張メッセしかり、こういった会場の食事は高いのが世の常。

ただ、メディアの人間として取材に来ると、バッジと一緒に会場のお店で使える75ドル分のバウチャーカードがもらえます。75ドルといえば日本円で11,000円くらいです。幕張にあるつけ麺屋なら11杯くらい食べれる計算です。
では会場のお店を見てみましょう。

まず、会場入り口にある売店。ここでは、新鮮なフルーツやスナック類、ベーグルなどが購入できます。
各商品の値段を見てみると、ホットサンドイッチが14.50ドル(約2,150円)、ペットボトルの水が7.75ドル(約1,150円)でした……。フルーツは値段が書いていなかったので、試しに小さめのリンゴを買ってみました。会計は、5.25ドル、日本円だと約780円です。
つまり、会場でしか使えない75ドルのバウチャーは、リンゴ14個分、(キティちゃん3匹分に満たないですね)ペットボトルの水は9本分ということになります。

さて、さっそく出鼻をくじかれたので他の店も見てみます。

エキスポエリアのすぐ手前にあるメキシカンフードのお店は、商品は21ドル(約3,100円)からでした。

その裏にあるクレープ屋は少しリーズナブルで19ドル(約2,800円)から。テーブルや椅子なんてないので、みんな床に座り込んでクレープを食べます。

コーヒーはどのお店も7ドル(約1,000円)です。ただ、コーヒーはGDC会場内だと無料で配っている場所もあるのと、プレスルームにも無料で常備されているので困ることはありません。会場の至る所でお酒も普通に売っています。

せっかくなので、バウチャーを使って一番奥にあったお店で食事をしてみました。サラダとスープを注文していざお会計。本日はスープは12ドル(約1,800円)、スモールサラダは15.50ドル(約2,300円)、合計で27.50ドル&税で約4,400円となりました。
もらったバウチャーだと、この3食分にもぎりならないという結果に。飲み物をいれてがっつりいくと35ドルは余裕で超えます。また、スープは冗談みたいに量が多く(なぜか質量もある)、半分の量で半分の値段にしてほしい気持ちに。
味…味ですか?あなたのアメリカのまずそうなスープ料理を思い浮かべて味を想像してみてください。きっとその味です。こういったコンベンション会場の中の食事の味は万国共通で微妙なのかもしれません。
とはいえ、会場からでれば、フードコートのある建物がすぐそばにあるので、そこで食べるのが一番無難かもしれません。(それでも大体16ドルくらいからになります)


ちなみに、メディアだけが入れるプレスルームでは、前述したコーヒーの他に、紅茶、朝食のベーグル(毎日同じ)、おやつ(こっちは日替わり)が置いてあって食べ放題なので、とにかくお腹に入ればなんでもいいという人はかなり節約できます。その代わりずっと具のないベーグルと恐ろしく甘くてカロリーがヤバめなクッキーやケーキだけです。
結局のところ、会場の外にでて食事をするのが一番無難な選択となりそうです。駅前のスーパーTRADER JOE'Sに行けば安く飲み物も買えますしね。
最後に、エキスポ会場に向かうベテラン開発者が同行していた新人開発者に話していた会話を紹介して本稿を締め括ろうと思います。
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