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かなり骨太なアクション体験が味わえるMMO『Honor of Kings : World』ハンズオン&開発者インタビュー!人気MOBAの世界を拡張するだけのゲームじゃない【GDC2025】

『オナー・オブ・キングス』の世界をMMO ARPGとして再構築したタイトルです。

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かなり骨太なアクション体験が味わえるMMO『Honor of Kings : World』ハンズオン&開発者インタビュー!人気MOBAの世界を拡張するだけのゲームじゃない【GDC2025】
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3月17日から21日まで米サンフランシスコで開催されたGDC 2025にて、『オナー・オブ・キングス』の世界をMMO ARPGとして再構築した『Honor of Kings : World』のメディア向けハンズオンと開発者インタビューが実施されました。

本稿では、PCやスマートフォンを含めてマルチプラットフォーム展開を予定している『Honor of Kings : World』のデモ版ハンズオンと、リードデザイナーSimon氏のインタビューをお送りします。

人気MOBAをオープンワールドMMOに

『Honor of Kings : World』は、世界的人気MOBAタイトル『オナー・オブ・キングス』の設定やキャラクターなどをオープンワールドのMMO RPGとして再構築したタイトル。開発はテンセント参加で『ポケモン ユナイト』や『コール オブ デューティ モバイル』などを手掛けるTiMi Studiosです。TiMi Studiosは、『オナー・オブ・キングス』のグローバル向けアレンジ版となる『アリーナ・オブ・ヴァラー』の開発も担当していました。

リードデザイナーのSimon氏によると、本作は『三国志』などの中国の古典や民族衣装などの伝統文化もキャラクターやモンスターのデザインに取り入れられているとのことです。

今回GDC会場のテンセントブースでプレイできた試遊版は15分程度でクリアできる4つのモードが用意されており、一番初心者向けのモードでスタート。

視点は原作のような見下ろし方ではなく、『FF14』『PSO2』などのような一般的な3人称視点。洞窟の中のようなマップで、仲間のNPCキャラとともにボスがいる中枢を目指します。NPCキャラとの会話はいくつかの選択肢があり、会話によって展開が変化していきます。MMOと聞いていたものの、一人でもしっかりと物語を体験できるような作りとなっていそうです。

今回のハンズオンはキーボードとマウスでのプレイとなりますが、操作については特に癖のない仕様となっていました。攻撃アクションとスキル技2つ、攻撃を上げることでゲージがたまったら使えるウルト、回避動作(これはジャンプ中にも使用できます)、武器の切り替え(本試遊では剣と魔法のような飛び道具の2種のみ)、3回使える回復アイテムが用意。体力については、一定時間敵の攻撃を受けなければ自動で回復していきます。回復や攻撃アクションの仕様に関しては『ディアブロ4』などに近く、ストレスがありません。また乗り物ボタンを押すと、宙に浮くスケボーのような乗り物でそこそこ高速移動が可能でした。これは広いマップを移動するときに重宝しそうです。

今回の試遊版では、少し移動するとすぐにボス戦に。ボス戦ではNPCも手伝ってくれます。

ボス戦の基本は、敵の攻撃を読みつつ回避をして攻撃を叩きつけていく流れとなります。また、敵の攻撃をギリギリで回避すると少し強力な反撃が繰り出せるので、率先して行ったほうがよさそうです。

アクションはなかなか歯ごたえがあり初戦のプレイでは結構あっさりとやられてしまいました。しばらくプレイして操作やボスの動きになれてくると、華麗に回避しつつ攻撃を気持ちよく叩き込めるようになっていきます。

ボスはある程度ダメージを与えると形態を変え、攻撃もさらに派手で強力になっていきます。なんとか撃破したところで次のモードにもチャレンジしてみましたが、次のマップも大型のボス戦が主となっていました。

アクションのクオリティが非常に高く、正直MMOとは感じられないほどです。また、今回使用した近接武器のキャラクター以外にもミサイルなどが使えるキャラもいて、非常にバリエーションに富んだアクションが期待できそうでした。

リードデザイナーのSimon氏にインタビュー!

──まずは自己紹介をお願いします。

Simon氏(以下、敬称略):本作でリードゲームデザイナーを務めていますSimonです。

──改めてこだわりのポイントを教えてください。

Simon:プレゼンテーションでもお話しましたが、本作は中国の文化を取り入れるとこいうこともテーマにしていますし、『オナー・オブ・キングス』の世界をもっとみなさんにお見せしたいと考えながら開発しています。

──日本ではようやく昨年配信が開始された『オナー・オブ・キングス』ですが、本作は同じ世界の物語なのでしょうか。

Simon:本作は『オナー・オブ・キングス』のIPタイトルとなりますので、同じ世界での物語が展開します。今回はRPGですので、美しい世界を見ることができますし、それはトレーラーでも感じてもらうことができると思います。

──『Honor of Kings: World』は2021年に最初に発表されてから4年近く経ちました。現在の完成度を教えてください。

Simon:大枠にはすでに完成していて、現在細かいところを調整している段階となります。

──本作はオープンワールドゲームであると説明されていますね。

Simon:実は、私たちにとってはオープンワールドゲームというよりは、マルチプレイアドベンチャーゲームだと考えています。

──マルチプレイアドベンチャーゲームとのことですが、基本的にマルチプレイで進めないといけないのでしょうか。それともソロでも問題ないのでしょうか。

Simon:世界の探索などはソロでじっくりやってもらって、そのあとにマルチプレイで戦いに挑むようなこともできます。でも、私たちはマルチプレイとソロプレイ両方とも重要だと考えていますので、どちらも楽しめるようにしています。

──先ほどプレイした試遊版だとボス戦がメインとなっていましたが、探索要素と強大なボス戦の要素がメインということでしょうか。

Simon:ボス戦については本作の重要な要素の一つではありますが、非常に広大なゲームですので、町の探索やクエストなどもしっかりと楽しめるようになっています。

──『Honor of Kings: World』はアップルのイベントでiPhone 16eのグラフィック機能のベンチマーク的な見せ方をしていたと思います。スマートフォンではハイスペックなものが求められるのでしょうか。

Simon:そこに関しては、現在最適化作業を行っていて、できるだけ多様なスペックのスマートフォンでプレイできるように頑張っています。

──『オナー・オブ・キングス』のプレイヤーと本作を期待している日本のゲーマーにメッセージをお願いします。

Simon:日本に『オナー・オブ・キングス』のプレイヤーがたくさんいることも知っていますし、本作は長い時間をかけて開発していいものになっていると思っています。ぜひ、リリースされたらプレイしてください。

──ありがとうございました。


『Honor of Kings : World』はPCとスマートフォンを対象に近日予定。コンソール版も遅れてリリース予定となっています。

ライター:蟹江西部

ライター/十脚目短尾下目 蟹江西部

Game*Spark編集部。ゾンビゲームと蟹が好物です。以前は鉄騎コントローラー2台が部屋を圧迫していましたが、今は自分のボディが部屋を圧迫しています。

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