チェコのゲーム開発スタジオAmanita Designは、配信中のアドベンチャーゲーム『Machinarium (マシナリウム)』Steam版について、DirectX12に対応する最新アップデートを配信しました。
2009年配信の超定番ADVがアップデート
『Machinarium』は2009年にPC向けにリリースされ、以降多くのプラットフォームで配信されています。ロボットたちが生活する都市「マシナリウム」を舞台に、主人公のジョセフを操作しながら悪党ロボットたちに捕らわれている恋人・ベルタを助け出すのが大きな目的で、Independent Games Festivalなどの受賞歴がある作品です。
今回のアップデートでDirectX12への対応を実施したほか、さらなるエンジンの最適化を行っています。また、PC設定でマウスコントロールの右クリック/左クリックの入力を入れ替えた際に、その設定がゲーム内で反映されて遊べる新たなサポート機能も搭載されています。




DirectX9バージョンでもプレイ可能
開発チームでは、万が一今回のアップデート後のDirectX12対応版が動作しない環境の場合は、以前のDirectX9バージョンでプレイしてほしいとしています。アップデートに関するSteamへの投稿の中では、旧バージョンでのプレイ方法を紹介しています。
なお、Amanita Designでは現在最新アドベンチャーゲーム『Phonopolis』を開発中です。『Phonopolis』は、ダンボールで作られた手描きの3D世界を舞台に、プレイヤーが独裁的な指導者による圧政に立ち向かうストーリー主導の作品で、心理操作や個人主義などのテーマを持つ、これまで作品よりも少し“複雑でシリアスなもの”になっているということです。