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話題の異世界ロンドンアクションADV『壊滅の潮汐(Tides of Annihilation)』開発トップにインタビュー!日本での展開についても訊いた【GDC 2025】

Eclipse Glow Gamesが開発する、現代のロンドンを舞台にしつつも異世界が現実に侵食してくるというアイディアで巨大なモンスターや魔法が登場するアクションアドベンチャーゲーム『壊滅の潮汐(Tides of Annihilation)』

連載・特集 インタビュー

Eclipse Glow Gamesが開発する、現代のロンドンを舞台にしつつも異世界が現実に侵食してくるというアイディアで巨大なモンスターや魔法が登場するアクションアドベンチャーゲーム『壊滅の潮汐(Tides of Annihilation)』。

編集部ではGDC 2025にて、本作の開発会社Eclipse Glow Gamesの共同最高責任者であるアリー・チェン氏にインタビューを敢行。魅力的な世界設定はどうやって考え出したのか、そしてアクションゲームとしてどのようなものになるのか訊いてきました。

アーサー王伝説を独自の視点で

──まずは自己紹介をお願いします。

アリー・チェン氏(以下、敬称略):Eclipse Glow Gamesの共同最高責任者として、会社の意思決定とゲーム展開の戦略に主に取り組んでいます。それ以前は、開発者としてさまざまなゲームタイトルに関わっていました

──Eclipse Glow Gamesはどれくらいの規模の開発会社となのでしょうか。

アリー:現在では、100人以上のメンバーがいます。現在、弊社が取り組んでいるのはこのタイトルだけです。チーム全員が『壊滅の潮汐』の開発に集中しています。

──『壊滅の潮汐』はアクションアドベンチャーとありますが、いわゆるソウルライクな高難度アクションなのか、それとも爽快感のあるアクションなのでしょうか。

アリー本作は伝統的なアクションゲームですが、私たちはこのゲームをアクションアドベンチャーゲームと呼びたいと思っています。私たちのゲームは、プレイヤーにとって戦闘が楽しく、冒険も体験することができます。

──ロンドンを舞台とした理由を教えてください。

アリーゲーム自体は戦闘に重点を置くような内容となり、戦闘システムでは革新的な方法を取り入れたいと考えていました。本作の「騎士バトルシステム」は、イギリスなどで有名なアーサー王伝説に登場する10名以上の騎士たちの力を借りて戦うことになります。ゲームのコンセプトとなる騎士のデザインに完全にフィットするからです。そしてアーサー王の物語は私たちに多くのインスピレーションを与えてくれました。それらのコンセプトからロンドンが自然と舞台となったのです。

──アーサー王伝説を取り入れたのは騎士システムから逆算した形なのでしょうか。

アリー先ほど簡単に触れましたが、アーサー王の伝説は私の国はもちろん、世界文化にとっても重要な要素です。私たちは、この要素を西洋の視点ではなく、中国の視点で制作したいと考えました。そして、世界中のプレイヤーにユニークなゲーム体験を提供したいと思っています。

──本作は完全なシングルプレイヤータイトルなのでしょうか。

アリーええ、本作はシングルプレイヤーゲームとなり、オンラインの要素はありません。

──本作には日本語は収録されるのでしょうか。また、収録されるなら日本語音声は収録されるのでしょうか。

アリーSteamページにあるように日本語の説明はすでにありますし、字幕は対応予定です。日本語吹き替えについては検討しますね。私たちは、日本市場が私たちにとって重要な市場であると強く信じています。

──最後に日本のゲーマーへメッセージをお願いします。

アリー本作はまだ開発中ですが、詳細な情報は間もなく発表される予定です。すでに多くの世界中のプレイヤーからフィードバックを受け取っており、日本向けにも最高の品質のゲームを届けられるよう努力しています。どうかリリースを楽しみにしていてください。

──ありがとうございました。


『壊滅の潮汐(Tides of Annihilation)』はPC(SteamEpic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売予定です。


PlayStation 5 デジタル・エディション(CFI-2000B01)
¥70,370
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:蟹江西部,編集:宮崎 紘輔

ライター/十脚目短尾下目 蟹江西部

Game*Spark編集部。ゾンビゲームと蟹が好物です。以前は鉄騎コントローラー2台が部屋を圧迫していましたが、今は自分のボディが部屋を圧迫しています。

編集/タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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  • スパくんのお友達 2025-03-23 12:07:21
    このゲーム邦題無いほうがよくない?
    鉄砲鍛冶シュミレーターみたいな安っぽさを感じてしまうわ...
    3 Good
    返信
  • スパくんのお友達 2025-03-23 10:47:13
    ヘルゲートロンドン思い出した
    1 Good
    返信
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