2025年3月25日、『Russian Village Simulator on Mars』早期アクセス版がリリースを開始しました。本作はVD Gamesが手掛けるシミュレーションゲームで、プレイヤーはサイバー集落に住むセルゲイとなり、様々な困難が降りかかるなかロシア文化に基づいた農業、建築などを火星のコロニーに作りあげていくタイトルです。
……さて、こう書くと、いかにも「SFテイストな農業ゲーム」に思えますが、実は本作に火星要素、ほぼありません!すでにテラフォーミングに成功しちゃってるのか、緑あふれた牧歌的な光景の中で農業などに従事することになります。

説明およびPVでは、『Russian Village Simulator on Mars』は農業以外にも、家畜の飼育や釣り、村人との交流や「自転車に乗ってトリックを決める」ことなどが特徴として挙げられていますが……やはり火星のかの字も出てきません。かろうじて、地球には無いような太陽光発電システムらしきものが見えるのが火星要素です。

VD Gamesは本作を早期アクセスにした理由について、『Russian Village Simulator on Mars』プロジェクトの大きさを挙げ、多くのアイディアやフィードバックをもってコンテンツ量を増やすと述べています。……が、早期アクセス終了の日時は「2025年4月」。3月25日に早期アクセス開始なので、『Russian Village Simulator on Mars』プロジェクトの残り期間は短くて約一週間です。

もっとも、フルバージョンでは「繁殖システム」をはじめとした様々なコンテンツが追加されるとも述べていることに加え、(ここまでの情報のみではかなり怪しく見えてしまいますが)本作は2023年にリリースされ約800件のレビュー数で「非常に好評」となっている『Russian Village Simulator』の続編であることは書く必要があるでしょう。なぜ『Russian Village Simulator』が火星に舞台を移しているのかはわかりませんが。


しかし冷静になって考えるとある程度の科学技術が発達した中でも、農業に従事するのはやはり一般の農家の方々。伝統的な農法を守るということであれば、人間の本質は変わりません。人類は火星移住に夢を見ていますが、ある程度テラフォーミングが完成した後に待っているのは“いつもの生活”です。高度に発達した火星は、地球と同じ……。
まぁ、多分そんなこと考えていない『Russian Village Simulator on Mars』はPC(Steam)にて1,800円(税込)にて発売中です。現在はリリース記念セールで1,080円(税込)となっています。「バカゲーが足りない!!」という方は、ぜひ購入してみてはどうでしょうか。日本語には対応していません。
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