The Vergeに登場した内部関係者は、次世代XboxはHDMI経由(※)でケーブルボックス信号を受け取って発信する機能を持ち、既に表示されているTVやセットトップボックスのチャンネル上にオーバーレイする形でUIや機能を表示できると発言。この機能が次世代Xboxにおけるキーの部分であり、MicrosoftとコンテンツプロバイダのパートナーシップによってGoogle TVが実装しているサービスよりもさらに一歩先へ進んだものになると語りました。また様々なケーブル関連のサービスは発売後に少しずつ展開されていく予定で、ローンチ時には基本的な機能が備わることになるとも伝えています。
※ The Verge以外にも、海外サイトKotakuでは次世代Xbox“Durango”の開発キットにHDMIインポートが存在しているとの噂が伝えられている
またこの機能に加え、次世代のKinectセンサーはTV周辺のサービスでも役割を発揮すると情報提供者たちは伝えており、Kinect後継機は複数の人間を一斉に識別し、視聴者が頭の向きを変えTVを見ていない場合にはコンテンツを停止するなど、目の動きを認識することも可能になるとのこと。

関係者たちは、先日MicrosoftがIPTVプラットフォームMediaroomをEricsson社に売却したのも、同社がXboxテレビ戦略に専念するための一手だと語っている
なお前述したように、ケーブルTVの視聴などエンターテイメント向けサービスが搭載される安価版のXbox TVは昨年より噂として囁かれてきましたが、今回語られたのは次世代Xbox(VergeはNext Xboxと表現)に関する情報であり、安価版のXbox TVは次世代機とは別に来年の初頭に登場することになると関係者はコメントしています
なお先日にもMicrosoftの内部事情に詳しい人物Paul Thurrott氏が次世代Xboxには通常モデルとエンターテイメントアプリに特化したXboxデバイス“Yumo“が存在すると発言したばかりで(正確には2種類の価格帯に分かれた次世代Xbox、安価版Xbox 360、Yumoの5種類が存在)、その際には次世代Xboxのお披露目は5月21日に行われると伝えられていました。
(ソース: The Verge)
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