「彼とはXboxの立ち上げの時から一緒に仕事をしていたから残念ですが、新しい機会に挑戦しようとしているのだから応援したいですね」とSpencer氏はWhitten氏についてコメント。Whitten氏はスマート家電のSonosで再び同じ肩書、チーフ・プロダクト・オフィサーとなるそうです。
最初の話題はXbox Oneのロンチについて。Spencer氏は「ロンチはとても良かったと思います。ハード自体も、ソフトウェアのラインナップもどちらも良くて満足しています」とコメント。一方で、本体の発表後に、インターネットの常時接続や中古売買の禁止などユーザーから批判を受けた施策(後に撤回)があったことについては「フィードバックを受けながら修正できて良かった」と述べました。
続いてタイトル戦略について。「コンソールは進化を続けています。多様なサイズのデベロッパーを受け入れ、巨大なバジェットのタイトルから小規模なインディーズまでを許容するようになっています。ビジネスモデルも多様さを増しています。(AAAとインディーズの)どちらか、という必要は無いでしょう。プラットフォームホルダーとして魅力的なゲームを揃えるのが最大の戦略。『Limbo』も『Watch Dog』も両方必要なんです」
インディーズとの取り組みについてはソニーが先行しているのではないかとGraft編集長が指摘すると「彼らが上手くやっていることは認めざるをえないですね。でもXbox OneもID@Xboxという取り組みを初めて、既に多くのインディーズデベロッパーが開発を始めてくれています」とSpencer氏はコメント。マイクロソフトは『Minecraft』や『World of Tanks』など他のプラットフォーム発祥のタイトルを強力に支援して成功させてきた実績もあるため、そうした期待を持って貰ってもいいという話でした。
Xbox 360のXbox Live Arcadeのように個人でもゲームを配信できるような環境は無さそうです。「当時はまだインディーズという存在がそれほど確立していませんでした。でも今は沢山ある。玉石混交の個人のゲームをApp Storeのように提供するのはちょっと違うと思っています。ちゃんとレコメンデーションをして、Xbox Oneはリビングの中心にあるゲーム機として安心の体験を提供しなければならないと思っています」とのことでした。ID@Xboxも対象は、規模は問わないものの法人に限定されています。
今回のGDCでは「Oculus Rift」や「Project Morpheus」などVRが大きな話題になっていることについては、「VRはとてもクールな技術ですね。でも我々にはマイクロソフトの巨大な研究開発チームがいて、Kinectも音声認識も彼らが生み出してきました」とマイクロソフトのVRについて示唆。「OculusとProject Morphusのどちらも、僕の所にはまだ届いていないんだ。すぐに彼らは送ってくれると思うんだけど(笑)」と冗談を飛ばしていました。
編集部おすすめの記事
特集
家庭用ゲーム アクセスランキング
-
Nintendo Switch Onlineからクラシックゲーム初の削除…『スーパーフォーメーションサッカー』3月末に配信終了へ
-
『モンハンワイルズ』コンソール版パフォーマンスはいかに?解像度&フレームレート検証動画が公開
-
『グランツーリスモ7』2月27日実施の最新アップデートでベンツの多目的作業車「ウニモグ」など3車種が登場!新規レースイベントなどのコンテンツ追加も
-
『Forza Horizon 5』PS5版は4月29日発売!プレミアム版の予約注文で4月25日から先行アクセスを体験可能
-
遊びも楽しさも「3倍(X3)」以上にパワーアップ!自由度高すぎドット絵RPG最新作『クラシックダンジョンX3』本日発売
-
「気持ちよすぎる!」海外任天堂が公開した『ゼノブレイドクロス DE』の崖から飛び降りる映像が話題―発売まであと1カ月に迫りゲームプレイ映像も各社続々公開中
-
「日本のレーティング機関を怒らせる栄誉を得た」『KARMA: The Dark World』国内PS5版が表現規制のため発売延期
-
「私は本来あるべきでない場所にWii Uを突っ込むために存在しています」…世界は広い?海外Wii Uしまっちゃうおじさん「Wii U内蔵PC」作る
-
『ポケモンレジェンズZ-A』2ndトレイラーで発表された新情報ひとまとめ!登場した「メガシンカポケモン」たちも一挙紹介
-
『Forza Horizon 5』PS5で2025年春に発売!Xboxの名物ドライブゲームが他機種に―全機種向け無料大型アプデも発表