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2K Gamesは、2K AustraliaとGearbox Softwareが開発するFPSシリーズ最新作『Borderlands: The Pre-Sequel』を2014年10月14日に発売します。『Evolve』や『Civilization Beyond Earth』を引っさげて登場した2Kブースでは、もちろん同作もこれらの作品と並んで大々的に取り上げられていました。今回はブース内でプレイすることができたデモの内容をお伝えします。
本作『Borderlands: The Pre-Sequel』は2012年9月に発売された『Borderlands 2』の前日譚を描くという内容で、開発の中心は2K Australiaとなっており、どちらかと言えばスピンオフに近いシリーズタイトル。『2』にて登場したヴィランであるハンサムジャックがいかにして悪と狂気に染まったのかを振り返ることとなり、ゲームに登場する4人のプレイアブルキャラクターはジャックのHyperion社の配下という設定になっています。
筆者がプレイアブルデモにてプレイできたのはザ・ガーディアンこと「Athena」。初代『Borderlands』のDLC「General Knoxx」にも登場した彼女は、全ての攻撃を吸収できる強力な盾のスキル「Kinetic Aspis」を駆使するキャラクターで、敵の攻撃を一身に受け止めつつ、最後にはシールドそのものを敵へ投げて反撃に転じます。彼女のPharanxスキルツリーの最終スキルでは「Wrath of the Goddess」がアンロックされ、投げた盾が近くの数体の敵を次々と切り裂き手元へ戻ってくるダイナミックなプレイが可能。またもう1つのXiphosツリーは剣による近接攻撃に特化したスキルツリーとなっており、「Athena」の歴戦の女剣士を感じさせるイメージが能力にも反映されています。
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倒した敵が宇宙空間をすっ飛んでいくのも本作ならではの魅力。凍らせる新たなエレメンタル「Cyro」を使用すれば、粉々の冷凍肉片が辺りを舞う
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今回プレイしたデモでは広大な月面や立体的な建造物などが登場。本作特有の低重力移動アクションを駆使するのに最適な環境が用意されていました
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本編の舞台となるのは月面のパンドラということで、正式発表時から伝えられているように低重力環境や酸素の概念などを考慮した戦闘が本作最大の特徴です。低重力の宇宙空間ではジャンプした後にさらに上方向へジャンプしたり、横方向へと高速ホバー移動や空気噴出口からの大ジャンプができます。敵の頭上を超えてヘッドショット、ホバー移動で華麗に弾丸の嵐を避ける。月面で踊るように移動するプレイヤー達が敵を華麗に撃ち抜き、爆発四散した敵が宇宙空間を漂う。過去作のスケールをはるかに超える『Borderlands: The Pre-Sequel』の移動メカニックは、今までのシリーズ過去作にはないフリーダムでさらにカオシックなFPS展開をもたらしています。
一方、これらの移動アクションは画面左下に表示されている「O2ゲージ」を消費することとなり、0になるとダブルジャンプやホバー移動が出来なくなってしまうのはもちろん、プレイキャラクターが宇宙空間上で呼吸することもできなくなり、体力が徐々に減少していきます。ゲームプレイ中はアイテムや特定のエリアにて酸素を確保することが可能で、酸素の残量を管理しつついかに月面で舞い戦うかが本作における戦略性の肝となりそうです。
なおシューターとして見るとややスロースピードな『Borderlands』本来のテンポは保たれており、『Borderlands: The Pre-Sequel』に新たに導入された低重力アクションはプレイヤーにあくせくとした操作を要求していません。感覚はまさに360度フリーダムに移動できる『Borderlands 2』。「月面を優雅に舞うFPS」というワードがピッタリです。
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一部敵の頭をヘッドショットすると酸素マスクを破壊しダメージを与えられ続けるといった要素も
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本作には空中から一気に降下して衝撃を与えるスラム攻撃が存在し、こちらも様々なエレメンタル効果が付与されている
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『Borderlands: The Pre-Sequel』はPC/PS3/Xbox 360向けに北米で2014年秋リリース。また国内でも日本語版がPS3/Xbox 360へ向け登場する予定となっています。