物語の舞台となるのはアメリカ、マサチューセッツ州セイラム。古くから貿易で栄えた港町です。17世紀後半に起こったセイラム魔女裁判で知られるこの地では現在、魔女のイメージが町のシンボルとして扱われており、土産物や警察のマーク、スポーツチームのエンブレムなどのモチーフになっています。この町の魔女狩りにまつわる歴史が本作の中でどのように描かれているのかにも注目してプレイしました。
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■序盤の登場人物
ロナン・オコナー
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セイラム市警の刑事。上半身に犯罪歴を示唆するタトゥーが多数ある。連続殺人犯ベル・キラーを追い詰めるが返り討ちにあい死亡。ゴーストとなって目を覚ます。霊界と現世の狭間の世界に囚われた自らの魂を解き放つため、先立たれた妻ジュリアと再会するため、自分を殺したベル・キラーの捜査を開始する。
ジョイ・フォスター
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パンクなファッションの女の子。ロナンの殺害現場に居合わせた唯一の目撃者。霊能力者であり、ゴーストのロナンと会話ができる。行方不明の母親を探すため、ロナンの相棒としてベル・キラーを共に追う。
ベル・キラー
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連続殺人犯。フードとマスクで完全に顔を隠している。フォスター家へ忍び込んだところをロナンに踏み込まれ揉み合いに。ロナンを軽々と持ち上げ窓の外へ投げ捨てる怪力の持ち主。ジョイの母親の失踪と何らかの関わりがあるらしい。いったい彼女の自宅で何を探していたのか。
レックス・レイズ
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警部補。ロナンの義理の兄。ロナンとケンカした時に死んでしまえと思ったこともあったが、本当に死なれてしまい心底悲しんでいる。
ジュリア・オコナー
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ロナンの妻。すでに他界している。霊界へと繋がる“橋” の上でロナンと再会するも、ロナンの魂が狭間に囚われていて一緒にはいられない。捜査中、ロナンの回想にたびたび登場する。子供はいないようだ。レックスは実の兄。
バクスター
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スキンヘッドの警察官。犯罪歴のあるロナンが警察官であることを嫌っていた。ロナンが死んだことを喜んでいる。
謎の少女
狭間の世界に長く住むゴースト。現代人とは異なる装いをしている。ロナンに憑依や思念操作といったゴーストの特殊能力を説明してくれる。敵なのか味方なのか、全てが謎に包まれている。果たしてセイラムの歴史にどのような因縁があるのか。
カサンドラ・フォスター
ロナン殺害現場の家の住人。現在は行方不明になっている。霊能力捜査官として警察に協力していた。ベル・キラーと何らかの接触があったらしい。ジョイの母親。
牧師
フォスター家の写真に写っている人物。家出したジョイに教会の屋根裏部屋を貸し与えている。
ネコ
ジョイの後を追うロナンが屋根裏部屋へたどり着くために必要不可欠な存在。憑依した後△ボタンでミャーと鳴く。
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■開発者コメント
最後に、本作のクリエイティブディレクターを務めた塩川洋介氏からコメントをいただきました。
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- 『MURDERED 魂の呼ぶ声』でクリエイティブディレクターを担当している塩川洋介です。私は監督のような立場で、ストーリーやキャラクター、ゲーム全体の方向性などを指揮しました。今作でいちばん注目していただきたいのは、やはりストーリーです。ドラマ的、映画的な先の読めない展開で、要所要所にサプライズもあります。また、ゴーストになって壁をすり抜けたり、人に憑依できるのは、他のゲームではなかなか体験できない要素です。私が開発でこだわったのは、「新しさ」「ユニークさ」です。ストーリー、ゲームプレイ、ビジュアル、全てにおいて他と比べられない作品にしたいと考えていました。新しい物を求めている方、深いストーリーを楽しみたい方は、ぜひ本作を手にとってみてください。
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『MURDERED 魂の呼ぶ声』は、PS4/PS3/Xbox 360/PCで7月17日に、Xbox Oneで9月4日に国内発売を予定しています。