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Massive Entertainmentが開発するUbisoftのPC/PS4/Xbox One向け新作オープンワールドRPGシューター『Tom Clancy's The Division』。E3 2015のUbisoftブースでは本作が初のプレイアブル展示。トレイラーでも披露されたマルチプレイエリア「Dark Zone」のプレイ機会を得たのでご紹介します。
ハンズオンでは筆者ともう一人のプレイヤーに加え、操作方法やスキルの説明を行う担当者が引率し、3人のグループでプレイ。筆者に用意されていたのは、軽機関銃とショットガンを装備し、投てき設置可能な「Turret」と周りのキャラクターをサーチする「Pulse」のスキルを持った支援タイプのキャラクター。手榴弾と個人用回復アイテムは全キャラクターが所持しています。
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今回の目的は「PvPも可能な」マルチプレイエリアDark Zoneで貴重なアイテムを入手/回収することで、一般領域からバリケードを超えてシームレスに侵入します。Dark Zoneには他のグループもいて、基本的には中立状態なのですが、プレイヤーグループ相手に敵対行動を行うと「Rogue(ローグ)」という状態に。頭の上にはローグであることを示すドクロマークが表示され、中立グループから一瞬で「敵」と判断されてしまいます。
Dark Zoneで入手したアイテムを回収するには特定のポイントで「フレア」を打ち上げ、ヘリを呼ぶ必要があります。しかし、このフレアが非常に目立つ厄介なもの。打ち上げたとしても即座にヘリが来るわけではなく、90秒間その場所を守らなければいけません。また、ローグプレイヤーに「アイテムを持った獲物がいる」ことを示すサインにもなり、襲撃を受けることも。緊張感あふれる90秒の防衛戦が始まります。
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筆者プレイ時には回収ポイントに2グループが先着しており、お互いに戦闘中。そこに我々のグループも交え、三つ巴の戦いが繰り広げられます。ちなみに倒されたとしても30秒ほどでリスポーンが可能ですが、入手したアイテムをその場に落としてしまいます。さすがに3グループの血みどろの戦闘は決着がつかず、プレイ時間は終了してしまいました。
時間が限られるハンズオンではどうしても駆け足気味の強襲プレイになりがち。この辺りは実際のゲームプレイになると、状況を見ての退却や、油断したところを奇襲するといった具合に戦術も考えられ、より深い駆け引きを楽しめるのではないでしょうか。長い沈黙を破り、2016年3月8日の海外リリースに向けて遂に動き出した『Tom Clancy's The Division』。今後の更なる情報が楽しみなタイトルとなりそうです。