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E3 2015やgamescom 2015用とは異なる、新たなデモを使ってゲームを紹介してくれたのは、開発元Avalanche StudiosのゲームディレクターRoland Lesterlin氏。ゲーム序盤のミッションをプレイしながら、様々な進化や改良を遂げた今作のディテールを丁寧に解説してくれました。
■シームレスで快適になったリコのアクション
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オープンワールドゲームを専門的に開発する同スタジオだけに、今作でも約1,000キロ平方メートルにおよぶ途方もない規模のマップ環境が用意。舞台となるのは、おなじみ主人公リコ・ロドリゲスの故郷であり、独裁者ディラベロ将軍の支配下にある地中海に浮かぶ島「メディチ共和国」。このプレゼンテーションの目的は、そのごく一部の街「アルバ」で、ディラベロ将軍のプロパガンダ的な役割をもつ「Chaos Object」を破壊し、人民を解放するのが目的です。
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まずは、主人公リコのアクション要素について。基本となるのは、前作から受け継がれる「グラップリングフック」と「パラシュート」によるアクロバティックな移動で、両者の併用も可能。今作ではパラシュートの安定性・操作性が増した他、降下中でも銃で攻撃したり、グラップリングフックを放てます。フック可能なポイントは無数にあり、レティクルが回転して示され、多少照準がずれていても自動で調整してくれるので便利。
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そして新たに高速で空を滑空できる「ウィングスーツ」も加わり、一連の要素をマスターすれば、どんなに高低差のある離れた場所でもあっというまにたどり着け、自由自在に飛び回れるはずです。リコには2,500ものアニメーションパターンを用意しているといい、シームレスかつ快適なアクションシーンを見て取れました。
■オーバーホールされた新オープンワールド環境
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『Just Cause 3』では、ゼロから作り上げたAvalanche独自のゲームエンジンを採用しており、マップサイズ自体は前作と同規模ながら、オープンワールド環境は物理エンジンや破壊表現のオーバーホールを行ったとのこと。Lesterlin氏は、実際に、C4爆弾を設置して巨大な橋を木っ端微塵に破壊したり、ディラベロ将軍の石像に遠隔操作の「グラップリングワイヤー」を複数撃ちこんで倒壊させるといった破壊シーンを見せてくれました。
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新たなマップ環境は、表面上だけでなく、内部の洞窟も設置可能になり、その奥深くに巨大な敵の拠点が隠れていたりするのだとか。高低差も強調された構造で、全体的に厚みが増した印象。その他、天候や昼夜の変化も確認できました。
■爆撃機からスパイボートまで、80種類を超える乗り物
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さて、ミッションは、街にあるすべてのChaos Objectを破壊し、ゲリラ軍の旗を設置すればクリア。解放した街はゲリラ軍の支配下になり、ビーコンを使って救援物資「REBEL DROP」を要請し、各種乗り物や武器を手に入れることができます。また街を解放したことで「ガレージ」システムがアンロックされました。
ガレージは、手に入れた乗り物や武器をコレクションしておける場所で、ビーコンをつかえばいつでも呼び出すことが可能。すでにトレイラーやスクリーンショットでも披露されている通り、陸・空・海に分類される乗り物は、合計80種類以上も存在。たとえば海の乗り物だけ挙げても、ヨット、ジェットスキー、スピードボート、スパイボート、軍用船、キャリアーボートなど驚くほど多彩で、『ジャストコーズ』シリーズの大きな魅力のひとつです。
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なお、今回のデモプレイでは、「GEAR MODS」と呼ばれるアップグレードシステムも確認できました。ゲーム中で、敵の拠点を破壊したり、レースをしたりといった各種チャンレンジを達成することで、リコは、爆薬、武器、移動系、空の乗り物など、9つのカテゴリにわかれた能力をそれぞれ強化していくことができます。さらにチャレンジの達成度や得られたスコアオンラインリーダーボードで確認可能です。
■日本語ローカライズ作業は開発チームと連携しながら
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最後に、『Just Cause 3』のローカライズについても少し話を聞いてみました。スクウェア・エニックスはAvalancheと密に連絡をとっていて、日本語化するに当たりセリフのニュアンスだったり、開発チームの描くリコのキャラクター像がぶれないように日々ディスカッションしているとのこと。今作では日本語吹き替えの収録も決まっているため、声優陣にキャラクターのイメージがしっかり伝わるよう、スタジオとも連携しながら、力を入れているということです。
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『Just Cause 3』は海外で2015年12月1日、日本国内では2016年1月21日に発売予定。対応機種はPS4/Xbox One/PCです。