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毎週恒例の読者参加アンケートコーナー「Game*Sparkリサーチ」。今回は『ゲームっぽい映画といえば?』というテーマで皆様から募集した回答をご報告。
回答の中でも多くの共感を集めたのは、タイムループで戦死しながら強くなっていく“死にゲー”的な『オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow)』、全編一人称視点で完全にFPSな『ハードコア(Hardcore)』、そしてハッカー少年が核戦争の危機を引き起こしてしまう『ウォー・ゲーム(WarGames)』でした。
昔からゲームに映画的な演出や手法を取り入れることは多々ありましたが、現在は逆にゲーム的な演出や手法を取り入れる映画も増えていますね。今後もそれぞれがお互いに影響しあって更に進化したエンターテイメントとなることに期待です。
その他には『ミッション: 8ミニッツ(Source Code)』、『ロード・オブ・ザ・リング』、『コマンドー』、『少林サッカー』、『ドント・ブリーズ』、『GAMER』など様々な作品が挙げられています。なんとなくスルーしていた作品も、こうしてゲーム的な部分があると聞くと観たくなりますね。気になる作品があった方は休日にでもDVDなどでご覧になってはいかがでしょうか。
それでは最後に、読者の皆様から寄せられたコメントを一部ご紹介。
HardCore-ハードコア
最初から最後まで主人公の主観視点で進行して行くアクション映画なのだが、銃撃戦はまさにFPSゲームそのもの
バタバタと敵を倒しながら次々とステージを変え、最後は敵アジトで親玉や仇敵と戦闘……
流れの似た映画は多々あるが、『コマンドー』くらいに分かり易い一本道アクションも無いわな
ドラマだがウエストワールド
オープンワールド型ゲームへの強烈な皮肉とも取れる内容
バタフライ エフェクト
マルチエンドのように公開バージョンでエンドが違う。
オールユーニードイズキル…ってか原作の作家自身が「ゲームって何度でも生き返るからそれを表現した本を書きたい」って言ってできた作品だけどな。トムクルーズ主演の映画版面白かった。
ウォーゲーム(1983)
ハッカー少年がネトゲだと思ってプレイしてたのがそのまんま米軍指令部に実際つながっててあわや核戦争。
冷戦時代にネットワークの危険性をはっきりと予見してて今見ても身震いする。デジモンやサマーウォーズの元ネタなんじゃないかってほど。
ロードオブザリング
ロープレを見ているようなストーリー
仲間との別れと再会
分かりやすい善と悪
ミッション: 8ミニッツ
目を覚ますと列車の中にいて、自分が別人となっている。そして8分後に列車が爆発してしまう。気が付けば密室に閉じ込めれており、軍によってまた爆発する8分前の過去へ飛び列車を爆発させた犯人を見つけ出すことを命じられる。
他人を操作して犯人を見つけ出すというのはゲームっぽいのではないでしょうか
シンプルで90分と短くラストは感動するのでおすすめの映画です
Cubeシリーズ、3部作
無差別に集められた人たちが同じような部屋がいくつも続くキューブ状の建物からの脱出を図る映画。部屋にはいろんな殺人罠が設置されていて謎が解けないと容赦なく殺される。
何故こんな建物が存在するのか、何が目的なのか、ここは何処なのか。
3作品全部見てもはっきりとはわからないところが逆に想像を掻き立てられて面白いです。おまけについてる短編映画のElevatedもおススメ
GLaDOSのいないPortalみたいな作品です。
『バトルランナー』かな
未来の殺人ゲームTVショーで、シュワちゃんが5人の凄腕ハンター“ストーカー”と一人づつ戦って倒していく映画。『ノーモア・ヒーローズ』とか『デッド・バイ・デイライト』っぽい。
リドスコのキングダム・オブ・ヘブン
寡黙な主人公が成り上がっていく様がJRPGっぽい
少林サッカー
あの技の数々はゲームの世界
ジュマンジはゲームっぽいどころかゲームそのもの
ウエルカム・トゥ・ジャンゲマ・・・もといジャングルも面白かった
レゴ・ムービー(2014)
正直子供向けだと思ってたけどジョークも良いし曲も良いしストーリーも良いしキャラクターも良いしすべてが最高だった
ネイビーシールズ
もうこれがゴーストリコンの実写版って事でいいんじゃねっていう
キングスマンかな
スパイになっていろんな武器を使ってみたい
『エンジェルウォーズ』
ゲームにありがちな設定全部入れた感じの映画
ドント・ブリーズ
盲目だけどサーチアンドデストロイな爺さんの家に強盗に入ってしまった若者数人が、
物音を立てて見つかったら殺されるという状況から脱出を目指すって話し。
予告編見たとき、友達と「ゲームみたーい!」ってはしゃいだ思ひ出。
メイズランナー
迷宮といいトラップといい完全に脱出ゲーム
めっちゃマイナーなタイトルだけど
「ゲーマー」
自分が操作しているFPSのキャラクターが実際に生きてる人間(囚人)で洗脳みたいな形を用いて操作してたんだけど、その人物が自我を取り戻して運営企業を潰しに行く映画。
キャスト・アウェイ
無人島からの脱出という点で、今流行りのアドベンチャーゲームの原点ではないでしょうか。
『メメント』
記憶が短時間しか持たない男が、殺された妻の復讐のために犯人を探しだす話。主人公は記憶が消えていくのでメモや写真を残していくのだが、後で見るとその手がかりの意味を理解できなかったり、周囲の人物が信用できるのか騙されているのか、見ている側も本当に分からないサスペンス。
これがゲームだったらプレイヤーが何を記録に残すのか選択したり、他人の言う事を信用するか否か選んだりして主人公を真相に導くゲームになりそう。
『ルネッサンス』
俳優が演じているものを撮影してそれを白黒の3DCGで映像化するという変わった映画。シナリオとしてはありがちなんだけど、白黒の3DCGで描かれる銃撃戦とかカーチェイスとか非常にゲームっぽい。ていうかゲーム化してほしかった。古いから今更ないだろうけど。
ジョンウィックは殺しまくりと言う部分でゲーム的だった。2もいいけど犬殺されてブチギレてる1のほうがジョンの危うさが出てて好き
エクスペンダブルズ。倒しまくりのマルチプレイみたいな感じもするし、ベタなストーリーもマルチプレイのついでに作ったキャンペーンみたいだから。
マイケル・ベイ監督『13時間 ベンガジの秘密の兵士』
2012年にリビアで発生したアメリカ在外公館襲撃事件を元に制作された作品だけど、映画中盤以降の籠城戦はFPSやTPSのキャンペーンを彷彿とさせるし、ホロサイトや照準器越しの一人称視点はビデオゲームを意識したようなアングルだったな。
バッドボーイズやザ・ロック、トランスフォーマー等の娯楽大作を制作する映画監督ってだけあって映像や演出に迫力もあるし、
現代戦FPSやTPSが好きなら一度見て損は無いと思う。
ザ・ロック
監獄への潜入や銃撃戦。ラストは注射器を打つというのがいかにもゲームっぽい
リターン・トゥ・ベース(2012年韓国作品)
エースコンバットシリーズに思いっきり影響を受けて制作されたんだろうな
と思わせるようなフライトアクション映画。
北朝鮮で軍事クーデターが勃発、核ミサイル基地が占拠される中、ソウルに北朝鮮空軍のMig-29が突如飛来。
ソウル市街地内をF-15Kとドッグファイト、ビルの間を豪快にすり抜ける
シーンはアサルト・ホライゾンで見たような…。そしてラストの弾道ミサイル破壊シーン。あれ?これって04のラストじゃ…。とまあツッコミどころ満載ではありましたが、インセプションやダークナイトを手掛けたウルフエアが関わってるだけあって正直迫力はすごかった。
DOOM
FPS視点でて興奮した
TRONかスターファイターで悩んでしまうアラフォー
The Town
PAYDAYの元ネタってのもあるけど、4人行動がco-op感。
メカニック ワールドミッション
実写の映画なのにひと昔前の洋ゲーみたいなバタ臭さを感じた
ネトフリ映画のスペクトル。
銃弾が効かず、触れられたら即死、しかも肉眼で見えない未知の敵!
という超絶難易度の無理ゲーを、科学者が分析し、対抗策を練り、その敵に効く武器を作り、決戦に挑む!!
XCOMみたいな人類反撃系が好きな人に薦めたいアツいSF。
遊星からの物体X
説明不要なSFホラーの傑作
南極基地という脱出不可能な閉ざされた空間で、お互い疑心暗鬼になりながらも生き残る為に協力し、“それ”を見つけだして焼き殺す
まさにホラーゲームそのもの
ガイリッチーのキングアーサー
「聖剣無双」って邦題でパクリだなんだと炎上して修正されたけど、(「無双」という言葉を使っていいかどうかは別として)凄い無双感あった
シャーロックシリーズの脳内格闘シュミレートもゲーム的だよね
「オデッセイ」
あの、自給自足の展開は、
もろ最近のサバイバルゲーム要素から発展したものだと思う
昔は映画的な演出をゲームに取り込んでいたが、
最近はゲームの要素を映画に取り組んできてるものをよく目にするなぁ
ゼロ・グラビティ
うまく操作してドッキングとか、障害物を避けるとか、タイムアタックとか、実際にゲームでやってみたい。
ファニーゲーム
ゲームというよりゲームプレイ動画かもしれないが、皮肉が強烈で好き
エネミー・ラインかなー って思っていましらべたら01年だからだぶんブラックホークダウンと同じで一種ゲームがこっちを元にしたか・・・
メカニック ワールドミッション
ステイサムダメージ全く受けない高性能主人公ハゲ、戦闘や演出の派手さ、シーンで使われる場所の派手さ(高層ビル+高層階プール・プライベートクルーザー・旧ソ連の潜水艦基地)
スプリンターセルとかまっさきに思い出した
中でもスプセルBL自体が映画に近いって評価もあるから両者の近さを感じた
酷評してるみえるかもしれないけど、ステイサムファン好きには最高の映画だから見ようね!
2001年公開の押井監督のAvalonすき
まさか実際に対戦ゲームで生計立てる人達が現れるとはね
フォーリングダウン
心に闇と怒りを抱えたオッサンの武器と暴走行為のレベルアップが描かれてる
「ドライヴ」「ベイビードライバー」どちらもGTA的な車両おつかいゲームの影響をもろに受けた作品。あと「キャビン」は世界観もゲームっぽくて内容もすごく皮肉が効いてて超面白いよ
ナイト・ウォッチ(2004)
小説原作のロシア映画なんだけど、演出やらシナリオやらにかなりゲームっぽさが混じってる
要塞警察
たまたま居合わせた立場の違う人間がwaveを凌ぐという
恋はデジャ・ブ
1日を繰り返す系
小難しく考えたりすることも無くぼーっと見ても面白いいい映画
この映画をヒントにして作られたゲームもあると思う(妄言)
ダニー・ボイル監督、ディカプリオ主演の「ザ・ビーチ」。
ファークライ3は確実に影響受けてるだろと思うほど世界観は似てると思う。
シュワルツネッガーのラストスタンド。
終盤の銃撃戦はCSを実写化したかのよう。
インセプション(2010)
夢の中で何でも作れる世界ってすごいと思ったしゲームっぽいな、って思ったし
何よりあの世界観、夢の中の階層を重ねるごとに時間が経つのがゆるくなっていく感じがすごくて、何度見ても飽きない映画だしこの世界で遊んでみたくなる。
現実に戻れなくなりそうだけど、そこらへんもまたゲームと似たり寄ったりだよなぁ、なんて。
ゲームっぽい映画? ゲームっぽい部分? といってよいかはアレですが、
「0:34」という映画は、かなりゲーム的。ややマイナーですが。
展開がゲーム的すぎてナンじゃこりゃ、と思うほど。
もしかしてそういう原作のホラーゲーでもあるのでは? とつい調べて
しまいました。
クズのヒロインが絶妙に美人ではない、というのがまた。
つまらなくはないですが、オススメはしません。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」も、いま考えたらゲーム的だったの
かな。wikiのあらすじだと、
「本作品は、彼らの残したフィルムを再構成し、映画化したものである」
という設定。なら、「彼らの残したフィルムを再構成し、ゲーム化」した
ら、最近よく見る探索ゲーとかになるのでは。定期的にビデオ拾ったりね。
まあ。もろゲームというなら、ジャッキーの実写シティーハンター
でしょうけど・・・。
もしくはE.T.
(冒頭、主人公の兄貴たちが遊んでいるのがD&D。非電源ですが)
BLADEはまんまゲームですね。
近接武器に遠投武器、銃、格闘技とプレイヤーを飽きさせない戦闘バリエーション
敵を倒すと灰になって消えるのもゲームっぽい
Avalon(2001)
押井のウィザードリィ好きがよくわかる
「Welcome to Class Real」の後が好き
「12モンキーズ」
テリーギリアム監督の独自の映像美にはありそうでない絶妙な幻想性があり摩訶不思議な没入感を抱きます。ある意味、ゲーム以上にゲーム的な作品。
直近だと、PS4 の「デトロイト」のような重厚なSFドラマをギリアムならどんな視点で映画化するだろう?と、そう思わせる巨匠の一人です。
「スコット・ピルグリム 対 邪悪な元カレ軍団」
コミックスの実写映画化で、原作コミックの作者が大のゲーム好き
初っ端からゼルダの効果音が鳴りまくったり、
主人公がヴィランに空中コンボを決めて「64ヒット!」という文字が出てきたり、
最初から最後までいろんなゲームのパロディをやりたい放題で、ゲーマーにはたまらない
これが原作再現だから始末におえない、そんなバトルコメディ映画
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定番だけどオール・ユー・ニード・イズ・キルでしょう。主人公がやられるたびに敵の配置や攻撃手段を覚え、自分のスキルも上げることによって強くなっていく というのはゲーマーとして燃えるものがありました。