気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Ruari O'Sullivan氏開発、PC/Mac向けに6月12日リリースされた2D敵強化アクション『OVERWHELM』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、赤を基調としたドット絵の2Dアクション。どこから敵が出てくるかわからない危険で恐ろしい洞窟を冒険します。最大の特徴は、ボスを倒すとすべての敵がパワーアップし、ゲーム全体の難易度が上がるということ。ただでさえ高い難易度がより強化されます。
『OVERWHELM』は1,010円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。
Ruari O'Sullivan氏(以下O'Sullivan氏):こんにちは!Ruari O'Sullivanです。イギリス出身のインディー開発者で、これまでに20年ほどゲーム開発をしてきました。生きているような、プレイヤーの行動により展開が変化するようなゲームを作るのが好きです。私は心配性なので、このようなものをリアルに感じるのです。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
O'Sullivan氏:『OVERWHELM』は2017年12月に行われたゲームジャム(注:限られた時間内にゲームを作るイベント)から始まりました。規模の大きいゲーム開発は休憩して、速くバイオレンスなゲームを作りたいと思ったのです。しかしこのゲームジャムが終わっても満足できず、この作品を正しい姿とするため、開発を続けました。
――本作の特徴を教えてください。
O'Sullivan氏:本作はボスと戦いパワーアップするゲームです。しかしこのパワーアップはプレイヤーがするものではなく、各ボスを倒すとすべての敵がパワーアップするのです。このようにして、プレイヤーは「どのようにゲームを難しくするか」という選択肢を与えられるのです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
O'Sullivan氏:もちろんです!このような2Dアクションは『メトロイド』や『キャッスルヴァニア』から影響を受けることが多いのですが、私は一味違うものを作ろうと思い、別のものからの影響を受けています。結果として、『ロックマン2』、『Abuse』、『Aliens versus Predator(1999年)』からインスピレーションを受けました。『Aliens versus Predator』の海兵隊ミッションの1つで、プレイヤーは広い空間の中を探索し、あらゆる方向からエイリアンたちがやってくるというものがあります。私はこれが怖すぎて電源を切ってしまったことを覚えているのですが、その迫力は素晴らしいものでした。
――本作の日本語対応予定はありますか?
O'Sullivan氏:日本語にはぜひ対応したいとは思うのですが、申し訳ありません。現時点で予定はありません。『OVERWHELM』はテキスト量がそれほどないのですが、それでも自分の母国語以外でプレイしなくてはいけないプレイヤーの方には、余計なストレスを与えてしまうということで申し訳ない気持ちでいっぱいです。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
O'Sullivan氏:『OVERWHELM』について読んでいただき、ありがとうございます!私の作ったゲームが地球の裏側まで届いているという事実に驚くとともに、謙虚な気持ちになります。これからも一緒にゲームをプレイしたり、様々な体験を共有したり、お互いから様々なことを学んでいけたらと思っています。
――ありがとうございました。
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