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8月10日発売予定のSteam版『モンスターハンター:ワールド』。先行して発売されていたPS4(海外Xbox One)版は、累計830万本も売り上げる大人気作です。編集部では、Steam(PC)版ならではの設定など、気になる部分も多い同作を発売に先行してプレイすることができました。今回は、そのハンズオンをお届けします。
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今回はゲーム本編をそのままプレイ。「新大陸古龍調査団」の「5期団」の一員として新大陸で狩猟を行いながら、“古龍渡り”を行う“ゾラ・マグダラオス”の謎に迫ります。
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グラフィックは美しく、それでいて違和感のないストレスフリーなプレイができます。PCならではなグラフィックの詳細設定を行えるほか、Steam版ではフレームレートの上限を30、60、無制限に設定できるので、PCスペックと相談しながら自分好みの環境を作ることが可能です。
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筆者の環境では、物が多いエリアでは少し処理が落ちてしまうもののガクガクになるということはなく、気にせずにプレイすることができました。また、4時間程度断続的にプレイしていてもクラッシュは1回もなし。過負荷がかかる場面もないため、心配せずにプレイできています。
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マップがシームレスになったとはいえ、“クエスト受注時”や“マップの読み込み”など、ロード時間を挟む場面も少なくありません。そこで気になるのがロードにかかる時間。これについては環境(HDDかSDDか、など)によって動作が異なる場面ですので、あくまで参考程度となってしまいますが、こちらについてもストレスはほとんどありません。筆者はHDDにゲームをインストールしましたが、ロードによって手持ち無沙汰になることはないという印象。ゲーム開始からキャラクター選択をして“アステラ”に向かう際に起きる最初のロード時間は15秒程度で、少し目を離してしまえば次の瞬間にはゲームが始まっている、といった感覚でした。
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キーボード&マウスでの操作性については気になる方も多いはず。デフォルトの設定では、PCでのゲームに慣れたプレイヤーにはおなじみの“WASD”方式で、マウスは左が決定、右がキャンセルとなっています。メニュー画面や設定など、マウスカーソルを感覚的かつ視覚的に追いやすいため、むしろ簡単だと感じた部分もありました。
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視点もドラッグで変更できますが、一回の動作で自分の向きたい方向まで持っていけるというのはやはりマウスならではの利点です。戦闘については使うキーが多くなるかと心配でしたが、見事に両手に収まる範囲で操作ができます。キーの組み合わせ・コンボは画面に表示されているため、迷ったらそこを見ることで段々と操作を覚えることも。もちろん、この操作に慣れない方も心配は無用。キーバインドもしっかりと実装されているため、自分好みにカスタマイズすることができますよ。
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それから、キーボード&マウスはやっぱり難しい!という方も心配は不要で、コントローラーもサポート。プレイの感覚としてはコンソールとほとんど同じように遊べます。特筆すべき点としては、キーバインドとは別個に“決定ボタン”の変更ができるというところ。“洋ゲーあるある”な“決定ボタン”と“キャンセルボタン”が反転している状態ですが、バインドごと変えてしまうと操作も変わってしまうという点を解決しています。目立ちはしないものの、便利な機能の1つと言えるでしょう。
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Steam版を待ち望んでいた方にはもちろん、既にPS4版をプレイした人にとっても新鮮な体験になることは間違いなし。プレイの快適さも文句なしで、シリーズ未プレイであってもオススメできる作品となっています。そんなSteam版『モンスターハンター:ワールド』は8月10日発売予定。
ストアページでは予約購入が可能で、防具「オリジンシリーズ」、護石「追い風の護石」が特典として入手可能なほか、重ね着や追加ジェスチャーなどを同梱するデジタルデラックス版は6%オフとなっています。
使用PC環境
OS:Windows 10 Home 64 bit
プロセッサー: Intel(R) Core(TM) i7-7770 CPU@ 3.60GHz (8 CPUs),~3.6GHz
メモリー: 16GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1060(VRAM 3GB)
HDD:1TB
※本記事末尾に、筆者のPC環境を追記いたしました。コメントでのご指摘、ありがとうございます。