気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、La Moutarde開発、PC/海外スイッチ向けに9月13日リリースされたレトロゲーリズムゲー『Old School Musical』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、レトロゲームの世界を旅するリズムゲーム。ティブとロブの二人は、バグのはびこるレトロゲームの中を冒険します。50曲のチップチューンが用意され、32種類の異なるチキンとのバトルを収録。ゲーマーなら必ず見たことのあるようなシーンが次々と登場します。日本語にも対応済み(詳細はインタビューを参照)。
『Old School Musical』は1,320円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Francois:フランスのインディーゲームスタジオLa Moutardeの共同設立者、Francoisです。私たちのデビュー作である本作のメイン開発者を担当しており、本作の責任者をしています。
――本作はいつどのようにして開発が始まったのでしょうか?
Francois:実はめちゃくちゃ長期に渡るプロジェクトなんです!7年前、パートタイムの仕事として本作の開発はスタートしました。しかしその後ほったらかしにされ、3年前にすべて一から作り直すことにしたのです。私たちはみんな幼馴染で、いつか慣れ親しんだゲームを自分たちの手で作ってみたいと思っていました。子供の頃は、まさか自分が本当にゲーム開発者になれるとは思ってもみませんでしたが、この通りです!
――本作の特徴を教えてください。
Francois:本作のストーリーモードはクレイジーです。私は『スペースチャンネル5』や『リズム天国』と言ったゲームの大ファンなので、ジョーク満載のゲームを作ってしまうのは自然なことでした。また、『ベア・ナックル』のようなゲームで私たちを熱狂させたチップチューンへの賞賛も取り入れたいと思っていました。20年以上経ったいまでも、あの音楽は私の頭の中で響いています!おそらく本作で最も目立つものは、私たちが注ぎ込んだ愛でしょう。本作はたくさんのサプライズを同封した、ゲームの歴史へのラブレターなのです。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Francois:メインとなるストーリーは、ゲームの歴史を旅するというものです。どんなタイトルからインスピレーションを受けているか、すべて当ててみてください!『ゼルダの伝説』、『ポケットモンスター』、『ロックマン』と言ったゲームにインスパイアされたステージはわかりやすいかと思います。しかしこれ以外にも、細かなドットに至るまで、数多くのゲームの要素が隠されているのです。
――本作の日本語対応について教えてください。
Francois:しっかりとした日本語の実装は、今最も力を入れているところです。現在、Steamでは日本語のベータ版を実装していますが、ニンテンドースイッチ版のリリースに合わせて、日本語の改善を図る予定です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Francois:日本の皆様、日本のリズムゲームの大ファンたちが作ったゲームをお届けします。心を込めて作りましたので、必ずや気に入っていただけると思います。ぜひお試しください。
追伸:チキン共和国よ、永遠に
――ありがとうございました。
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