平成ゲームメモリアル第6回(後編)「平成終盤に輝いたゲームシーンとは?国内e-Sportsやバトロワゲームなど振り返る」 4ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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平成ゲームメモリアル第6回(後編)「平成終盤に輝いたゲームシーンとは?国内e-Sportsやバトロワゲームなど振り返る」

大ボリュームの「平成ゲームメモリアル」もいよいよラスト!第6回後編は、ニンテンドースイッチやバトルロイヤルゲームブーム、そして平成最後の4ヶ月間の出来事について触れています。最後までフルボリューム、総収録時間は……わかりませんがお楽しみください。

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■次の元号へ期待したいこと


G.Suzuki 次の元号「令和」の時代を感じさせるトピックは何かあるでしょうか?自分としては、VR関係が次の令和での時代に大きく花開くのではないかと思っています。5月に発売されるPS VRの『ライアンマークス リベンジミッション』はとても面白そうで期待していますね。


葛西祝 令和からはビデオゲームが現実の延長線になることが、周りのテクノロジーとも相まって、より進むと思いますね。ゲーム実況をシェアしたり、VRやARで触れたりと現実の延長線のものになって、ライフスタイルの一部になっているというのは平成との違いになっていくのではないでしょうか。

SHINJI-coo-K 令和への期待は「若手ゲームクリエイターの台頭」ですね。インディーゲーム開発者で「Unreal Engine」を使いこなしていた人たちが、気づいたら「Unity」でもりもり新しいゲームを作っている。最新の技術と併走している感じがあって彼らを見ているとワクワクします。今以上に「Game Jam」のようなイベントも増えるだろうし、ゲームがより身近な時代になるのだろう、日常の中にあるものになるのだろう、という展望を持っています。


キーボード打海 タレントやらアイドルやら俳優やら、最近はいろんな人が「実はゲーマー」だと明かしたりゲーム実況を配信し始めているので、令和には「ゲームが趣味なんて、それはちょっと……」とは言われない/言えない時代になってほしいです。

もう「いい歳してゲームばっかりやってるなんて……」と上から目線で見られるカルチャーではなくなりつつありますよね。ゲームを仕事にするプロゲーマーやストリーマーがいて、ゲーム開発が創作手法としても手軽になりつつあって。人の趣味にカッコ良いもカッコ悪いもないんですけど、ここを乗り越えたらもっとポピュラーな文化になっていけると思います。

G.Suzuki この座談会を振り返ってみて葛西さんやSHINJIさん、キーボード打海さんはどのような感想をお持ちですか?

自分としては、この平成の31年間のゲーム界隈を振り返ってみてもイベントが多く、常に既存の概念を揺さぶるタイトルや出来事があったようにも感じますね。一方で、自分の半生も一緒に振り返ってみると、ゲーム(遊び)の割合がとても多くて驚きました。

そのことから、自分の人生のもう一つのテーマは「遊んでこそ人生」なのかもしれないですね。小島秀夫監督が新生コジマプロダクションを独立させた時のメッセージにあった、「わたしたちはホモ・ルーデンス(遊ぶ人)」に繋がりがあるのかと思ってしまいます。

SHINJI-coo-K 振り返りなのに、背後に置いてきたもののように感じなかったんですよね。それに葛西さんに重ねるような発言になりますが、様々なゲストを交えたことで「それぞれの平成」のようなものが見えて、それは平成という時代を少年として生きたか青年として生きたか、そういった個人の背景で視線がまるで違うな、ということを実感しました。

キーボード打海 最終回のみの飛び入りでしたけど、自分とゲームの距離感を再確認できました。何年か何十年か経ったあと、「平成に育ったゲーム好きのオッサンにはこんな人たちもいたんだなあ」と感じてもらえるような読み物になればと思います。

G.Suzuki 本当にハードの世代ごとに様相が違うことが分かりましたね。この連載座談会は、ゲーム業界的な部分をざっくり振り返ったので、触れられなかった話題も多かったと思います。RPGやFPS、ストラテジー、シミュレーター、フライトゲームなどジャンル1つをとってみても、どこか落ち着いたときにでも振り返ってまとめてみたいですね。

■おわりに


G.Suzuki ありがとうございます。これにて全6回に渡った平成のゲームシーンを振り返る連載座談会「平成ゲームメモリアル」は終了です。この座談会を発案したのは、昭和から平成へと切り替りが昭和天皇崩御からという突然の事であったため、昭和という時代に区切りを付けられなかったということを、昔本で読んだからです。

そのためゲーム分野においても「平成をしっかりと振り返り、何らかの区切りを付ける必要があるのではないか」という思いから提案にいたりました。

全6回の座談会で触れられた事柄は、ゲームにおける流行が中心でした。それだけでも、過去ゲーム界隈で色々な事が起きていた事がわかるため「ユーザー個人の情報収集力では限界も見え隠れするのだな」ということを知り得たのは大きなことです。

ユーザー各個人にそれぞれの歴史があります。何らかの形で「自分の平成のゲーム史」というのを発信してみてはいかがでしょうか?

これまで長期に渡ってお付き合いしてくれた座談会参加者様と、読者様ありがとうございました。次の令和でもGame*Sparkをよろしくお願いします。

また全部で6回に渡って行われた座談会について、今回の参加者が振り返った内容を次のトピックで語っています。平成のゲームシーン31年間を振り返ってみての感想に興味がある読者はよろしければご覧ください。


《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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