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2019年9月14日、東京・秋葉原にてオンラインアクションRPG『Warframe』のファンミーティングイベント「東京ゲームショウ テンノ VIP」が日本で初開催されました。本記事ではその内容について迫ります。
『Warframe』はPS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PCにてオープンベータが展開中の、TPSスタイルのアクションRPG。未来の太陽系を舞台に、忍者風の様式を一部に持つ戦闘種族「テンノ」の一員となり戦闘外骨格“Warframe”を操って様々な敵と戦っていく作品です。
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今回の「東京ゲームショウ テンノ VIP」は同作の6年近い歴史において初めての日本における公式ファンミーティングイベントとなります。
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イベントの幕開けはまず『Warframe』開発Digital Extremesのライブオペレーション&コミュニティディレクターや、ゲーム内キャラクター“ロータス”の声優で知られるRebecca Ford氏による、日本のファンへの挨拶から。その後、壇上で同作クリエイティブディレクターであるSteve Sinclair氏、Warframe“Valkyr”のアビリティ時の声でも知られるコミュニティマネージャーMegan Everett氏がそれぞれ紹介。次にSinclair氏により、ゲームの今後のコンテンツが発表されました。
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まずは近接リワークについて、大まかな方針やチャネリング・コンボなどの改善が行われることが紹介、次に次期大型アップデート「エンピリアン」にて導入される、協力型操作の宇宙船のフライトシューティングコンテンツ“レールジャック”についての概要や、それを皮切りに“アークウィング”についての操作改善が行われることが発表。
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さらにロータスにまつわる物語の完結編になる可能性もある新たなストーリーや、同コンテンツに関連した新たなセンチエントやセンチエントのアームキャノン、『Warframe』の前史の公開も予定されているとのこと。
そして「クロスプラットフォームでのセーブ共有」の開発が初期段階ながら進行中であることが発表。また、今後に控える次世代コンソール機への対応や、その下準備として先日のPC版でのグラフィック更新が行われたことが明かされました。そして今後も新たなストーリーなどが追加されることも語られました。
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Sinclair氏が、「これからも『Warframe』を続けていくため、サポートをよろしくお願いします」として挨拶を終えた後には新映像が公開。そこで次のプライム版が、Warframe“Atlas”およびセンチネル“Dethcube”となることが発表されました。
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その次はファンとのFAQセッションが開催。それによれば、レールジャックはまずはオービターとドライドックからのみ発進が可能とのこと。ただし、今後公開トレイラーのように惑星からの発進も可能になる予定です。また、内装のカスタマイズについては予定しているものの、敵が直接侵入してくる関係上その部分との兼ね合いも考えなければならないとしています。
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他にも、今後のチュートリアルのリニューアルでは、現在の設定にあった形で作り直される他、以前からのプレイヤーも再度体験することができるようになるとしました。
なお「Hydroidのリワークはないのか?」と尋ねられたSinclair氏が、一時隠れるコメディー調の場面も。リワーク自体の予定はないものの、以前のトレイラーが既に古くなっているため、その部分については作業中であるとしています。
その後はメディア向けのSinclair氏のインタビューとフォトセッションが開催。ファンたちはその間も潤沢に用意されたフードの食べ放題やお酒も含むドリンクの飲み放題を交えながら交流を深めていた模様です。
Steve Sinclair氏メディアインタビュー
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――E3インタビューでFord氏が「日本でもイベントをやりたい」と言っていたのですが、実際に来られての感想はどうでしょう?
Steve Sinclair氏:(以下 Sinclair氏)夢であるゲームを開発し、それが日本のファンの方にも受け入れていただいたのには感動しています。同時に長年のファンからの、今後の展開へのプレッシャーも感じました。
――イベント自体の感想はいかがでしょう。
Sinclair氏:素晴らしいです。長年開発をしていても、毎回こうやってプレイヤーと間近で交流することには驚かされています。
――これまでVIPイベントが行われなかったのは?次回の開催も予定しているのでしょうか。
Sinclair氏:ビッグイベントとしては「TennoCon」に注力しているので、毎年前半の大半がその計画と実行に費やされてしまっています。今回の日本での「テンノ VIP」も実は決まったのは3ヶ月ほど前なのです。今後も機会があればぜひ日本へ戻ってきたいと考えています。
――レールジャックへのPvPの導入予定は存在するのでしょうか?
Sinclair氏:まずはトレイラーで描かれたような、PvEですね。その次に複数の船での展開や敵船のハイジャックなどの要素を加えたあとの、プレイヤーのフィードバックを踏まえて考えていきます。
――Atlas Primeの登場が本当に嬉しいのですが、過去のPrimeで制作されたようなトレイラーは用意されるのでしょうか?
Sinclair氏:最近は新(大型)コンテンツのトレイラーに労力を割かれてしまっていますが、個人的にはPrimeのトレイラーなども出すべきだと思っています。
――トレイラーでの発表はAtlas PrimeとDethcube Primeだけでしたが、合わせて何らかのPrime武器も登場するのでしょうか?
Sinclair氏:もちろんアクセサリーも含めて用意されます。内容についてはど忘れしてしましましたが……(笑)以前のPrime同様、アトラスのテーマに合うものが選ばれているのでお楽しみに。
――近接リワークなどの今後のコンテンツで苦労されていることはあるのでしょうか。また、注目すべき箇所はありますか?
Sinclair氏:武器の製作だけでなく、その強化“Mod”も存在している作品なので、難しいのは新たな近接の仕組みの導入でこれまでのMod構成が下方修正されない、今までの苦労が無駄にならないようにする調整です。魅力としてはスピーディで強力で、使っていて気持ちいいところを感じていただければと思います。
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――Warframe自体の性能ではない部分、スキンの今後の拡張についての予定はどうでしょうか。例えば体の腕や足など各部をそれぞれ別のスキンにできるようになったりなどですね。
Sinclair氏:スキンなど“ファッションフレーム”と呼んでいる要素ですが、プレイヤーの化身であるWarframeを改変できる部分はもちろん重要です。パーツごとのスキンはもし実現するとしてもまだまだ先となりますが、体の腕や足など各部ごとにプラチックや金属などのマテリアルを個々に設定可能なシステムは開発中です。
――先日ニンテンドースイッチ版が出ましたが、今後Google Stadiaなどの更なるプラットフォーム対応はあるのでしょうか。
Sinclair氏:StadiaについてはGoogleからの提案はあります。Stadiaやストリーミングサービスについての需要のデータが少ないのですが、前向きには考えています。また、クロスプラットフォームでのセーブ共有や次世代コンソール向けの開発をPC版を通じて行っており、今後更なる新たなプラットフォームにも対応可能となるように開発を進めています。
――世界中のテンノが気になっていると思うのですが、『Warframe』はもう6年近いですが、いつ正式版になるのでしょうか。正式版が同作の“終わり”ではないですよね。
Sinclair氏:Hydroid Primeが出たらですね(笑)これはジョークですが、いつはわからないです。ただ、その通り、たとえ正式版になっても開発などが変わるわけではありません。
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Sinclair氏のインタビューとフォトセッションの後は、Digital Extremesスタッフとファンたちの交流も本格的に開始。彼らや会場に現れたStalkerと共に、背景の合成写真を撮ることができるブースは人気で最後まで長蛇の列が続いていました。
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イベントの最後では「豪華景品」を銘打たれた抽選会が開催。登場した景品は、「会場に展示されていたWarframeの大型バナー(スタンド・袋付き)」「同作のLPなどのグッズセット」「Wukong Prime Access」、会場で発表されたばかりの「Atlas Prime Access」など。他にも「10万プラチナ」、「ニンテンドースイッチ」「PS4 Pro」。そして最後に超限定Mod「Primed Chamber」も景品として登場しました。
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その後はFord氏を中心に皆で記念の撮影。「来年も機会があれば来たいです」という氏の言葉でイベントは終了となりました。
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先着順参加とは言え、完全無料イベントとは思えないほどの大サービスが展開した同イベント。会場では多くのファンが共に熱く語らう姿を見ることもでき、今後の同作の勢いにも期待できそうな展開となりました。
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『Warframe』はPS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ/PCにて基本無料で配信中です。