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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回はGaming Mindsが開発し、Kalypso Mediaによって2020年9月26日にPC(Steam、Epic Gamesストア)/海外PS4/Xbox One/ニンテンドースイッチ向けにリリースされた『Port Royale 4(ポートロイヤル4)』について生の内容をお届けしたいと思います。本記事ではSteam版を使用します。
シミュレーションゲーム好きな方ならば、『ポートロイヤル』シリーズの名前を聞いたことがあるかと思います。17世紀の大航海時代、カリブ海を舞台に交易や海戦、港町の開発などを行い、富や名誉を勝ち取っていくといった海洋交易シミュレーションゲームです。
第1作目は2002年、第2作目は2004年にリリースされました。当時の開発元はドイツのデベロッパーAscaron Entertainmentで、日本でもカプコンから日本語版が発売されています。しかし2009年にAscaron Entertainmentが倒産してしまったため、Kalypso MediaがGaming Mindsを設立し、開発を引き継ぎシリーズを存続。2012年には第3作目がリリースされ、それから8年が経ち、4作目である本作が配信されました。シリーズファンとしては、かなり久しぶりの新作になりますね。
本作の舞台ですが、スペイン・イングランド・フランス・オランダが覇権を競う17世紀のカリブ海。プレイヤーは交易や町の開発、海賊退治(もしくは海賊行為)などで資金を稼いで名声を得ていくといった内容で、基本的な部分はシリーズを踏襲しています。果たしてどんなゲームになったのか、さっそくプレイしていきましょう。
『Port Royale 4』の実内容に迫る!
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ゲームモードですが、遊び方を学べる「チュートリアル」、目的に沿ってプレイできる「キャンペーン」、自由に遊べる「フリーゲーム」の3つがあります。最初は「チュートリアル」から始めるのがいいでしょう。学ぶことが多いので、チュートリアルは結構ボリュームがありますね。
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チュートリアル開始後、本作のタイトルである「ポートロイヤル」が拠点となります。ポートロイヤルはジャマイカにある港町で、17世紀のカリブ海交易の拠点とも言える場所です。もとはスペイン領でしたが、その後イングランド領となりました。イングランドは海賊たちの入港を拒まず、むしろ海賊行為を奨励してスペイン船を襲わせ、得た富をポートロイヤルで消費してもらうという、えげつない政策を打ち立てます。
賭博や売春、酒場、密輸などありとあらゆる稼業がポートロイヤルに集まり、海賊王ヘンリー・モーガンや「黒ひげ」ことエドワード・ティーチといった有名な海賊たちなどもやってきて、カリブ海中のヤバい連中の娯楽の地となりました。人気映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』の始まりの場面も、このポートロイヤルからですね。「もっとも活気があり、もっとも堕落した町」としても知られるこの港町は、1692年に発生した地震によって、その3分の2が海に沈んでしまいます。以降衰退し、現在では漁村兼観光地になっています。
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本作のメインとなる交易ですが、チュートリアルでは輸送船が用意されています。まずポートロイヤルで交易品を購入し、それを別の港町で売却しましょう。交易の鉄則は「安く仕入れて、高く売る」。安く仕入れることのできる商品は、基本的にはその地で生産しているものですね。穀物が安いので、これを20バレル仕入れます。
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買った商品を、次は別の港町で売りさばきます。ポートロイヤルから近いところだと、北東にあるトルトゥーガが良いようです。目的地を右クリックするだけで、輸送船は自動的に動き出して向かってくれます。後は到着まで待つだけです。
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トルトゥーガに到着したのでさっそく商品を売り飛ばしましょう……というわけにはいかず、商売をするには許可が必要になります。そのためには現地の「トレードライセンス」を購入しなければなりません。価格は1万ダカットと結構いいお値段です。
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トレードライセンスを購入した後、積み荷を町に下せばそのまま売却となります。43ダカットで仕入れた穀物が、ここでは72ダカットで売れます。差額がそのまま収入となりますね。これを繰り返すことでお金を増やしていきます。
ただ、相場は変動しますし、その港町での在庫量が多すぎると値段が安くなります。逆に大量に購入することで在庫量が少なくなり、価格が上がることも。単純に「交易を繰り返せば大儲け」というわけにはいきません。需要と供給のバランスを考えましょう。
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用事も済んだのでポートロイヤルに戻りましょう。しかし手ぶらで戻るのは、時間と労力の無駄というもの。お土産としてトルトゥーガで木材を購入し、ポートロイヤルで売却します。
以上が本作の基本となる「交易」で、これさえ押さえておけばほぼプレイできたようなものです。あとは応用だけですので、自動化するなり、船を増やすなりすることで、利益を大きくしていきましょう。
船団を作って交易を自動化!
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全体マップでマウスホイールを使い、ポートロイヤルを拡大すると、シームレスに街並みを見ることができます。「シップヤード」をクリックすると船の修理や購入、売却、建造などを行えます。船を建造する場合、必要な材料が町にストックされていなければなりません。また大きな船を扱うには、それ相応の名声も必要となり、修理などのコストも増えることになります。
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購入した船は港に停泊した状態になっています。このままだと使えませんので、船団に編入させる必要があります。「灯台」をクリックし、編集画面で港に停めてある船を船団に追加しましょう。船団は複数作ることができ、それぞれ別々に行動させられます。交易先が多い時は、船団を複数用意して、手分けして任務に当たらせるのがいいでしょう。
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船団を率いて戦闘するためには、船長も必要です。船長にはレベルや特技などもありますが、有能な船長ほど1日に支払わなければならない給料も高くなっていきます。
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各船団ごとに、交易の自動化設定ができます。海上マップには、風向きや嵐の起こりやすい場所などが表示されています。交易ラインは港町間を直線でつなぐだけでなく、曲げたり伸ばしたりして柔軟に変更できるため、嵐や無風地帯を避け、追い風に乗れるようなコースを設定するのがいいでしょう。
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交易品の売買や、それを実行するときの価格についても、細かく自動化設定することが可能です。シリーズ初プレイの方にとって、交易自動化は複雑そうで取っ付きにくく感じられるかもしれませんが、何度かいじってみれば慣れてくるとは思います。
船団が複数になったときに、いちいち船を自分で動かして売ったり買ったりをしていると、とてもではありませんがやってられなくなります。むしろ「自動化した交易ラインの構築を楽しむゲーム」でもありますので、早めに慣れてしまうのがいいでしょう。何もしなくても自動的にお金を稼いでくれる状態ができると、見ていて結構爽快です。
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購入した物を売るよりも、自分で生産した物を売った方が、長期的に見れば利益は上がります。建設モードを使うことで、港町に生産施設を建設することが可能です。コストとしてお金に加え、資材が必要になほか、町ごとに建設ライセンスも購入しなければなりません。
建設物によっては、居住区の近くに作ると住民からの不満が出るので注意が必要です。画像では野菜農園を建設しましたが、居住区の近くに作ると不満が出るため、郊外の方に設置しています。
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野菜農園で生産される野菜は、いわゆる「原材料」であり、生産したものをそのまま出荷することができます。この手の原材料は、町の規模が小さいときは需要が多いのですが、町の規模が大きくなると、原材料を加工して作った商品を住民が求めるようになります。住民はどんどん贅沢になっていくのですね。そして加工品の方が高額で売ることができます。
ここでは布を生産するための拠点を作りました。材料としては「綿花」が必要になります。幸い、この港町では綿花が生産されているので、交易をせずに供給することができます。地域の特産品を利用して、それに合った加工施設を建てるのも利益を大きくするための手段です。
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生産施設があったとしても、そこで働く労働者がいなかったらどうにもなりません。町が発展することにより人口も増えていきますが、そのためにはまず居住区を増やす必要があります。住むところがなければ誰も来ませんしね。
居住区を設置するとき、マップ上に表示される緑のタイルは発展しやすい場所です。周囲に教会や市場などがあると良い影響を受けますが、前述したように農地などがある場合はマイナスに働きます。他にも建設物同士は影響を与え合いますので、上手く配置していきましょう。
海賊との戦闘!
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各植民地には総督がいます。ポートロイヤルはイングランド領なので、イングランドの総督が管理していますね。総督メニューでは他国との関係や海賊情報、技術ツリー、総督からのタスクを確認できます。
タスクをこなせば名声が上がりますので、積極的にこなしていくのがいいでしょう。現在要求されているタスクは、「3月31日までに住民を1500人に増やすこと」です。名声が上がっていけば、町を自由に管理・デザインすることもできるようになります。
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技術ツリーでは、名声値と引き換えに技術をアンロックしていくことが可能です。ビールや布、服などを作る施設もアンロックしなければ使えません。何をしたいのか、優先順位を決めてアンロックしていきましょう。
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戦闘についてですが、船団の「海賊モード」にチェックを入れれば、他の商船を襲ったりすることができます。ただ評判が落ちたり、敵を作ったりすることにもなるので、それ相応の軍事力が必要になるでしょう。「哨戒モード」にチェックを入れれば、周囲の敵対する船に攻撃を仕掛けることができます。海賊退治をしたいときもここにチェックを入れておけばいいでしょう。
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哨戒モードにしたところ、海賊船とぶつかりました。戦う前に、互いの戦力を知ることができます。画面中央にある拳マークの右の数値が総合戦力で、これを参考に戦うかどうかを決めるのがいいでしょう。現在のところ187対220の戦力比でプレイヤー側が不利ですが、戦ってみましょう。
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前作『ポートロイヤル3』ではリアルタイム方式での海戦でしたが、本作ではヘクスマップでのターン制バトルになりました。これは賛否両論あるとは思いますが、筆者としてはリアルタイム方式は忙しいので、本作のほうが好みだったりします。
バトルでは、動きの速い船から順に行動を開始。各船はムーブポイントを持っており、それが尽きるまで移動や攻撃が可能です。攻撃した後に離脱するというヒット&アウェイもでき、HP(緑や赤のバー)が尽きれば沈没します。
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隣接する敵の船を攻撃。攻撃手段ですが、船体にダメージを与える「Solid Shot」、船員を負傷させる「Canister Shot」、乗り込んで白兵戦を仕掛ける「Board」があります。ここは普通に「Solid Shot」で敵船のHPを削ってからの離脱といったヒット&アウェイ戦法でいきます。
また「HP回復」や「2回攻撃」「煙幕を張る」などといった戦術を使うことが可能です。RPGでいうところの魔法のようなものですね。使える回数は1回のみだったり、クールダウン時間があったりとなっているので、ここぞというタイミングで使いましょう。
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「Solid Shot」と「Canister Shot」を交互に駆使して、敵船のHPと船員をバランスよく削っていきます。敵船の戦闘力が低くなったところで、「Board」で白兵戦を仕掛けました。やはり海賊と言えば白兵戦ですね(海賊は敵の方ですが)。白兵戦中は3ターン拘束され、動くことができなくなります。敵は残り一隻なので、仕留めてしまいましょう。
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敵の残り一隻も、船員の数を削りつつ、白兵戦で決着を付けました。敵の2隻の船は沈没していないため、そのまま鹵獲して船団に組み入れます。戦闘のコツですが、HPの多い大型船を相手にする場合は、「Canister Shot」で船員数を削っていき、白兵戦を仕掛けるのが効率がいいです。小型船でも勝てたりしますし、船も頂けますしね。
キャンペーンとフリーゲーム
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遊び方が一通り分かったところで、キャンペーンモードを簡単に見ていきましょう。ここではスペイン、イングランド、オランダ、フランスのキャンペーンを楽しむことができます。ただ最初にプレイできるのはスペインだけです。スペインをクリアすることで、残り3国がアンロックされます。
マップを見てもらえば分かると思いますが、スペイン(赤色)の植民地が大半を占めています。大航海時代において、スペインは列強4国の中で、先んじて新大陸の覇権を握りました。ゲームではカリブ海周辺だけですが、実際のスペインは北アメリカのフロリダあたりから、南アメリカの大部分という広大な領土を手中に収めています。4国の中で飛びぬけて強い勢力といえますね。ただ本国からの距離の問題で補給が難しく、敵対するイングランドに植民地を奪われつつあるという状況。これを打破するのが、スペインキャンペーンの目的となります。
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キャンペーンをスタートさせると、プレイヤーは「冒険者」「商人」「バッカニア」「海賊」の4つの職業から1つを選べます。「バッカニア」というのは、要は海賊です。旧大陸から一旗揚げようと新大陸に来たものの、ろくな仕事がなくて行き場を失った人たちがコミュニティを作り、燻製肉を作って船乗りに売っていました。この「燻製肉を作る連中」がバッカニアと呼ばれます。しかしスペインは不法滞在のバッカニアをさらに排除しようとしたことから、彼らは海賊行為に手を染め、スペイン船を襲うようになります。カリブ海に海賊が多かった原因の1つでもありますね。
それぞれの職業には特徴や欠点があります。例えば冒険者は船長の経験値獲得量が多いのですが、代わりに白兵戦は苦手です。商人はトレードライセンス不要かつどの国とも交易が行えます。バッカニアは初期の名声が多く設定されており、海賊は海賊行為による名声のロスが少なく、海賊に襲われません。初心者には商人が使いやすいかと思います。
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今回は商人を選択。状況説明のちょっとしたムービーが入った後にゲームスタートです。まずは総督メニューから各国の関係を確認しておきましょう。勢力的にはスペインが圧倒的な強さですね。フランスはオランダと同盟関係にあります。スペインとイングランドは、まだ敵対関係にはなっていません。
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まずは拠点であるセビーリャに物資1000個(何でもよい)を集めるタスク。他の港町で買い付けをして、セビーリャで物資を売却します。しかし手ぶらで出港するのも商人としてはどうかと思うので、バナナ・服・綿花などを購入。ハバナで高く売れそうなので、そこへ向かいましょう。
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ハバナに到着。服をすべて売却しましたが、そもそもの需要がそれほど無かったので、あっという間に在庫過多となってしまいました。在庫が多いと安く買い叩かれてしまうため、売却するときは売り過ぎて値段変動が起こらないように注意しましょう。逆に購入するときも、買い過ぎると値段が上がってしまうので、ほどほどにしておかなくてはなりません。
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物資の買い付けをクリアした後は、3種類の生産施設をそれぞれ4つずつ作るタスクです。建設資材には木材とレンガが多く使われますので、周辺から買い付けて輸入しましょう。お金がかなり掛かるので、交易にも精を出さなくてはなりません。さらに南のマラカイボからセビーリャに、労働者1000人を連れてくるタスクも。結構やることが多いですね。
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タスクの進行状況はジャーナルから確認することができます。生産施設の建設には資材だけでなく、その町の建設ライセンスも取得しなければなりません。これが2万5千ダカットとなかなかいいお値段。さらにその町での評判が無ければ、そもそもライセンスを購入することすらできません(評判はその町と交易をすることで上げられます)。結構大変なタスクですが、頑張ってこなしていきましょう。カリブ海でのスペインの覇権は、プレイヤーの手に掛かっているのです。
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最後に、フリーゲームモードを簡単に紹介。このモードでは、最初にスペイン、イングランド、オランダ、フランスの中から1国を選びます。それぞれの国には特徴があり、例えばスペインは労働者や住民が増えやすく、イングランドは戦艦の建造コストが安くなるなどです。
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国の選択後は、キャンペーンと同じように4つの職業から1つを選択します。それから国の勢力の大きさやホームタウン、スタート時の資金やゲーム難度などのカスタマイズが可能です。
後は交易で大儲けをするも良し、海賊稼業で商船を襲うも良しと、好みのスタイルでプレイするといいでしょう。「キャンペーンのタスクが面倒」という方は、フリーゲームからプレイしてもいいとは思います。カリブ海を自由に渡り歩いていきましょう。
カジュアルになったシリーズ最新作
本作は、基本的な部分はこれまでのシリーズ作品と大きく変わりませんが、全体的に簡素化されており、新規ユーザーでもプレイしやすいようなカジュアルな作りになっています。特に大きな変化は、リアルタイムバトルの前作からターン制になった海戦ですね。これには賛否両論あるとは思いますが、筆者的にはターン制の方が落ち着いてプレイできました。
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「シリーズ初プレイ」という方は、本作からプレイを始めるのがいいとは思います。ただこのカジュアルさは、シリーズをプレイしてきたユーザーにとっては、多少物足りなさがあることも否めません。しかし前作はWindows10をサポートしておらず、筆者の環境では起動すらしないため、遊びたくても遊べない状況です。新作が出たことは、筆者のような旧作ユーザーにとっては喜ばしいことと言えるでしょう。
それとサポート言語は、現在のところ日本語はありませんが、前作をプレイしたことがあればすぐに理解できるとは思います。基本的にシミュレーションゲームなのでテキストもそれほど多くなく、船の動かし方と交易の仕方、建物の効果やタスクの内容が読めればプレイに問題はないでしょう。とはいえ、先日Kalypso Mediaの日本法人・カリプソメディアジャパンの設立が発表され、日本市場にも注力していくということなので、本格的なローカライズにも期待したいところです。それでは良いカリブ海生活を!
タイトル:Port Royale 4(ポートロイヤル4)
対応機種:PC(Steam、Epic Gamesストア)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日:2020年9月26日
記事執筆時の著者プレイ時間:8時間
価格:5,498円(Extended Editionは6,048円)