最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回お届けするのは、先日こちらの記事でも紹介した『Second Extinction』です。本作はAvalanche StudiosグループのデベロッパーSystemic Reactionより、2020年10月13日にPC(Steam)にて早期アクセスが開始されました。なおXbox One/Xbox Series X|S版は2021年発売予定です。
『Second Extinction』とは
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本作は地下から現れた恐竜が地球を支配し、未完成の宇宙ステーションへと人類が避難した世界が舞台。人類は地球を取り戻すための第一段階として恐竜の調査と資源の収集を開始するのでした……。特性の異なる4人のヒーローの中から最大3人のパーティを組み、ミッションに挑むオンラインCo-op FPSです。オンライン専用でシングルプレイの際もネット接続は必須です。
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本作の目的は、資源の収集や、恐竜の調査などのミッションをこなして無事に帰還すること。ゲームシステムは『Left 4 Dead』シリーズの様な協力サバイバルゲームに近い内容となっており、道中いくつかのイベントが発生し、その度に大量の恐竜が襲いかかってきます。
ただし本作のマップは一本道ではなく約2km四方のオープンワールドで、メインミッションの他にサブミッションも点在しており、自由に探索可能です。敵を倒すと素材が得られることがあり、ミッションクリア後に素材や調査ポイントを使い、武器のアップグレードも行えます。
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早期アクセス開始時点では、恐竜の種類は9体程度とそれほど多くはなく、外見は異なりますがその内5体は「ヴェロキラプトル(以下、ラプトル)」がミュータント化した亜種です。恐竜の動きはモーション・キャプチャーで取ったデータを加工して制作され、ゴア表現もあります。操作はゲームパッドとマウス・キーボードにそれぞれ対応。なおゲームパッドのキーの割り当ては変更できません。
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『Second Extinction』の実内容に迫る!
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早期アクセスでは、6つのミッションがプレイ可能。どのミッションも同じ島が舞台となりますが、7つのエリアに分かれており、それぞれに脅威度が設定されています。脅威度は三段階で、高くなるほど多くの恐竜が出現。また、多くのプレイヤーがミッションに失敗し続けると、恐竜が増えエリアの脅威度が上がるシステムとなっており、他プレイヤーの動向にあわせて戦況が変化していくことも特徴です。
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ミッションによっては複数の目標があり、行動範囲が広がるため複数のエリアを探索するケースも。プレイできるミッションは、過去に人類が集めた恐竜の機密情報を手に入れる任務や、恐竜の卵の採取、繁殖し過ぎた巣の破壊などそれぞれ異なります。
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使用できるヒーローは、「ディフェンス・ROSY」「サポート・AMIR」「コンバット・ORTEGA」「スナイパー・JURGEN」の個性的な4人。それぞれのヒーローは固有の「パッシブスキル」「戦術スキル」「特殊スキル」の3つがあり、装備できる武器も異なります。協力プレイが前提のゲームバランスになっているため、シングルプレイだと選択するヒーロー次第で不利な状況になりやすいので注意が必要です。
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基本的なゲームの流れは、ヒーローとミッションを選択し、複数ある投下ポイントからドロップポッドに乗り地上へ。着陸後はアシスタントのSarahから、ミッションの遂行に必要な情報を受け取ります。メインミッションの目的地は、画面上に目印が表示されるため迷うことはまずありません。サブミッションはマップから確認することができ挑戦するかは自由です。ただしクリアタイムが成績に影響するため、サブミッションに挑戦できるかは一緒にプレイする仲間次第......。
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目的地につくとイベントが発生!機密情報を手に入れるミッションであれば、サーバーがシャットダウンする前にできるだけ多くの機密情報を手に入れる必要があり、その間も大量の恐竜が襲撃してきます。防衛しつつバックアップを終えたら、帰還するため最寄りのキャンプへ。
キャンプに全員到着したらドロップシップを呼び出すのですが、ここでも到着までの間は大量の恐竜が押し寄せます。ドロップシップが到着し、無事に乗り込めればミッションクリア!
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しかし実際は大量の敵に攻撃を受け、戦闘不能になることもしばしば。本作はヘルスが無くなっても、一定時間以内に自己治癒をすれば復活できるチャンスがあります。ただし、敵から攻撃を受けると自己治癒がキャンセルされてしまうため、仲間の助けや連携が必須です。もし死亡すると、解放したキャンプ地から復活場所を選べます。ミッションクリア後は報酬を受け取り、武器をアップグレードして次のミッションに挑戦しましょう。
シングルとマルチプレイでの違い
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ゲームプレイ自体は、シングルとマルチプレイで基本的に違いはありません。残念ながらシングルプレイ時は、AIによるサポートヒーローは登場しないため1人で任務に挑むことに......。マルチプレイ時と敵の強さや出現する数も共通のため難易度が上がります。
マルチプレイの際は、ヒーロー全員が死亡しない限りは何度でもキャンプから復活できますが、シングルプレイ時は復活は3回までと制限されています。またシングルプレイだと戦闘不能時に攻撃を受け続けるため、ほぼ自己治癒は不可能です。
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そこまでの制限がありながらもシングルでプレイする利点は、気ままにサイドミッションや探索をしながらオープンワールドを歩き回れること。マルチプレイでは常にダッシュしながら、目的をこなし短時間でクリアを目指すことが多く世界を見て周ることができません。
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筆者も記事執筆にあたってシングルプレイでゆっくりフィールドを散策してみましたが、グラフィックの美しさや雪に覆われた大地は、雰囲気があり見ているだけでも楽しめました。なおシングルプレイといっても、実際はマルチプレイをソロでプレイしているのと変わらないためセーブはできません。
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武器や能力を惜しまず使い切れ
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6600万年前の隕石衝突後、地下で生き延び続けた恐竜は何千年もの時を経て突然変異。ミュータント化した恐竜は、地中を潜る能力や、電気を帯び瞬間移動する能力を身に着けて襲いかかってきます。
今後アップデートで新しい恐竜が追加される予定となっていますが、現状9体程度いる恐竜のうち5体がラプトルの亜種となっており、何処へ行っても現れます。Tレックスやトリケラトプス系の大型恐竜は、特定の場所を縄張りにしているためか、逃げてもほとんど追ってくることはありませんが、ラプトルは違います。
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ラプトルに一度見つかると、執拗にどこまでも追いかけてくるため放置しているといつの間にか大量の敵に囲まれていることも。本作では体力回復に使う「ヘルススティム」や弾薬は、ミッション準備時に補給として選択しておけば洞窟以外なら何処でも使えます。ヒーロー固有の能力は、一定時間で回復する「パッシブスキル」と「戦術スキル」、敵を倒すことで回復する「特殊スキル」があり、どちらも短時間で使用可能になるので惜しまず使ってしまいましょう。
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集団で襲いかかってくる恐竜は爆裂系の攻撃が有利で、シングルプレイならグレネードランチャーが装備できる「AMIR」がオススメです。派手な爆発エフェクトで、雑魚ラプトルなら一撃で吹っ飛び恐竜の身体はバラバラに。なお現状ゴア表現を表示しない設定は無いため、苦手な方はご注意を。
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敵の中には雑魚ラプトルを操る司令官の様な大柄のラプトルも存在し、吠えると付近のラプトルや他の恐竜を「興奮状態」にさせます。雑魚ラプトルが倒されるまでは、プレイヤーと距離を置き積極的には攻撃してきませんが、雑魚を一掃すると行動は一転しアグレッシブに攻撃してきます。
恐竜だからといってただ突っ込んでっくるだけではなく、酸を飛ばしてきたり、衝撃波を出し遠距離攻撃してくることも。弱点は基本的に「骨板」(板状の骨)ですが、大型恐竜になると他に弱点がありその部分は「青白く光る」ので、見つけたら積極的に攻撃していきましょう。
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武器のカスタマイズと条件達成による報酬システム
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本作では、任務中に恐竜が落す素材や、道中に点在する物資を回収しておくことでミッションクリア後に、武器のアップグレードに必要な素材と調査ポイントが得られます。ただし、任務を中断してしまうと、基本的にそのミッションで獲得した素材は入手できないので注意が必要です。
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武器は、素材と調査ポイントを使用することでスロットを解放し、アップグレードトークンをスロットに入れることで、攻撃力や操作性を向上させます。武器に振り分けられるのは最大10ポイントですが、トークンを配置し直せるので独自のカスタマイズが可能です。また、新しい武器にも素材と調査ポイントを使用することができます。
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プレイヤーがレベル5になると「契約」システムが解放されます。契約とは、「追加報酬が獲得できる時間制限付きのチャレンジ」で、ミッション開始前に契約を結び、任務中に達成することでクリア後に追加報酬が貰えるシステムです。一度に3つまで契約することができ、内容は「弱点を突いて15体倒す」や、「恐竜のタマゴを1つ採取する」といったものがあります。
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ここまで紹介してきた『Second Extinction』ですが、早期アクセス中ということもありバグが散見されます。恐竜がハマって動かなくなったり、大空を仰ぐように死後硬直したりとったものから、マルチプレイ時のネットワーク接続不良に及ぶものもありました。
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また現状マルチプレイのマッチング方法は、レベルに合わせて自動でマッチングさせる方法となっているため、ホストはランダムで選択されます。どのミッションを選ぶかはホスト次第。6つあるミッションの内1つは、他5つをクリアしないと解放されないので、マルチプレイだけでは6つ目のミッションを早期解放できない可能があります。ネットワーク接続の状況が悪いと、シングルプレイ中でも強制中断されてしまうこともありました。
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これらの内容は既にDiscordにユーザーフィードバックとして上がっており、開発側も今後改良していくとのこと。マルチプレイのマッチング方法も、今後ホストやミッションを検索できるブラウザタイプに改良する計画だそうです。
同じく公式Discordを見ていて、キャラクタースキンの入手方法も判明しました。本編ではスキンの入手方法に関して特に説明が無いため、今後実装されるのかと思っていましたが、どうやら「レア報酬」を入手する必要があるようです。筆者はまだ入手できていませんが、レアな報酬は「契約」や「任務達成時間」で得られるとの情報を入手。任務達成時間は5スターを目指して挑戦してみてください。
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早期アクセスの期間はユーザーからのフィードバック次第で現状未定ですが、開発者は一定のゴールを設定しているとのこと。先日早期アクセスのロードマップも発表され、バグフィックス以外に新たな恐竜や武器、さらに「HORDEモード」が追加されるようです。また、早期アクセス終了後には価格が変更されるとのこと。純粋な恐竜は登場しませんが、モンスターハント好きには楽しめる要素が盛り込まれた『Second Extinction』。気になる方は地球奪還作戦に参戦しましょう!
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タイトル:Second Extinction
対応機種:PC(Steam)/Xbox One/Xbox Series X|S版
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2020年10月13日PC(Steam) / Xbox One/Xbox Series X|S版は2021年発売予定
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:2,570円