巧みに再現された多彩なレシピとキッチン用品、そして絶妙にリアルなグラフィックからなるちょっと怪しい挙動でお馴染みのお料理シム『Cooking Simulator』に新たな、DLCが登場しました!
ピザ専門店を舞台にしたピザが焼けちゃうDLC、その名もズバリ『Cooking Simulator Pizza!』です。これで調理可能なラインナップに既存の洋食やスイーツに加えてピザが加わり、レシピも楽しみ方の幅も広がりました。
これまでにGame*Sparkにて「レストランでお弁当編」と「パティスリー編」のお料理企画を実施してきた筆者ですので、今回も新DLCを実際にプレイしながら紹介していきたいと思います。
再度緊急事態宣言も出ておちおち外にも出られませんが、そんな時にはゲームだ!ということでじっくりピザ作りを楽しんでみました。
チュートリアルでピザの基礎を学ぼう
まずは何と言ってもチュートリアル。「キャリアモード」でゲームを始めると、新しくオープンしたピザ屋さんを舞台に新人職人としてピザ作りの基礎を学ぶステップが発生します。ピザ専門店って「ピッツェリア」って言うんですね。ご存知でしたか?
このゲームの楽しい所のひとつが毎回新しくなるキッチン設備。このピッツェリアにも見たことのない機材や食材が揃っており、無駄にワクワクしてしまいますね。
ピザ職人の第1ステップは何と言っても生地作り。ライターとして「良いきじ」には拘りたいですよね。このくだりは前回のケーキ編でもやった気がしますが、とにかくレシピに則って材料を専用のマシーンに放り込むことで生地は完成です。気を付けるのは分量だけ。簡単でしょう?
生地が完成したら、ソースとトッピングも準備しましょう。こちらもチーズを自動で削ってくれる「電動おろし機」など、どう使うのかよく分からない器具が色々あって便利です。スマートフォンからレシピに従って混ぜるもよし、オリジナルを追求するもよし。
準備が整ったら、いざピザ作り開始!ちなみに、ピザ生地を広げるのは自動でやってくれます。なんかこう、投げてクルクル回さなきゃいけないのかなと思っていたのでありがたいような、やりたかったような複雑な気持ち。
あとはトッピングをして、ピザ窯に入れて一定時間焼くだけ。実にお手軽です。ピザ窯の火力が弱くなってしまわないように薪を入れて随時調整したりと最後まで気は抜けませんが、あっという間にマルゲリータピザの完成です。
これさえマスターしてしまえば、後はキャリアモードでオーダーをこなしながら新しいレシピを学んだりしつつ、ピッツェリアを運営していくわけです。が、今回は恒例の最初っから全ての材料やレシピが使い放題の「サンドボックス」モードで、オリジナルの道を探りたいと思います。
ピザ作りは思ったより複雑!
これまでピザってピザトーストくらいしか作ったことが無かったのですが、レシピを確認すると非常に材料の多いこと多いこと。特に生地は名前でどう違うのか分からないものばかりですし、ソースにはスパイスがかなりの種類入っていることが分かりました。
別に完全にレシピ通りに作らなくとも完成はしますし、実際に自分が食べるわけではないので、好きなものを混ぜてオリジナルのソースや生地を作るのもアリ。なのですが、最初のうちはどうしてもテンプレに頼りたくなりますよね。
ただ、難しいのはここまで。あとは楽しいトッピングタイムです。さまざまな材料の数々からピザ生地のうえに乗せていくだけ。イマジネーションの赴くままに、オリジナルピッツァを完成させていきましょう。
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具材は定番のトマトやサラミから、見たことのない缶詰やちょっと耳馴染が無いけど恐らくハムっぽいものなど多種多様。特にチーズは種類がありすぎてよく分からなくなってきたので、とりあえず聞いたことのあるものだけをピックアップしてみたりしました。
いざオリジナルピザ!
さて、ここからはいよいよオリジナルのピザを作っていきたいと思います。
折角ピザ生地が丸いので、今回はゲームスパークの看板キャラクターであるスパくんの顔をイメージした「キャラピザ」に挑戦します。
まずソース。スパくんは顔が白いので、トマトソースやバーベキューソースではなくマヨネーズを中心とした「アイオリソース」を塗ってみましょう。
そして顔のパーツを順番に並べていきます。鼻は美味しさも加味してエビ。開いた口はパンツェッタを敷き詰め、ほうれん草でラインを書いていきます。頬のトレードマークにはピザらしくバジルをチョイスし、ブロッコリーもなんとなく入れてみました。
しかし、どうにもスパくんの愛らしい目を表現するのが難しそう……。とりあえずチーズの上にムール貝を置いてみたのですが、意外とフィットしているのでこれでOKとしましょう。では、これを焼いて行きます!
これをピザ窯に入れて焼いていきます!
こちらが完成品です!
うーーん。割と頑張っているような、ちょっと惜しいような。チーズが焼けて「スパくん 日焼けver」みたいな色になってしまいましたが、ムール貝が良い味を出していますね。材料自体は定番のものを使っていますので、きっとお味の方も良い感じのはず。
とりあえず、ピッツェリアに「基本」をテーマとするピザのオーダーが来ていたので、こちらのスパくんピザをお出してみました。
あまりご満足いただけなかったようです。定番ピザが来ると思っているところに提供するのは攻め過ぎたでしょうかね。次回以降に反省は活かしたいと思います。
本気のピザも作れるのでご安心を!
ということで、今回も性懲りもなく『Cooking Simulator』で極端なアレンジに挑戦してみました。相変わらずの自由度で、調理過程では暴れフィジックスも何度も飛び出してめちゃくちゃになりましたので、是非こまめなセーブを推奨いたします。
もちろん、コンテンツをしっかり遊べばオシャレなピザや美味しそうなピザをしっかり作れます。ここでは紹介しきれなかったレシピや具材もまだまだ沢山あるので、研鑽を重ねればさらに良いものが作れるはずです。
ピザ窯がドドンと構えた今回のピッツェリアはこれまでのコンテンツの中でも非日常感が強く、また違った楽しみがありました。あと、やっぱり完成したピザを見ているとゲームとは言え食欲をそそられる瞬間が多いので、冷蔵ピザなどを買い置きしてからのプレイをオススメいたします。
手慣れてくると非常にスムーズに作業が出来るようになるのも、「出来る職人感」を味わえて最高です。裏ではじっくりとキャリアモードを最初から遊んで、名門ピッツェリアの開店を目指してみたいと思います。
ということで今回は三度『Cooking Simulator』に挑戦してみましたが、洋食に始まった本作もDLCがケーキにピザと充実してきましたので、次回以降にも期待したいところです。
欲を言えば、ラーメン屋とかお寿司屋みたいな日本食コンテンツがプレイ出来たら嬉しいですよね。もしそうなった時のために、次回の「スパくんお寿司」の構想を進めておきます。