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『レインボーシックス シージ』国内競技シーン最大級の大会「レインボーシックス Japan Championship 2021」(以下、RJC)ファイナルラウンドが、10月28日~10月31日の4日間、東京ビッグサイトにて行われました。ジャイアントキリング多発の波乱の展開が連発した白熱の試合をピックアップしてお届けします!
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会場となった東京ビッグサイトには世界大会にも匹敵する超豪華なステージが設置され、Day3ではヒップホップユニット「Creepy Nuts」によるスペシャルライブも行われました。
マッチピックアップ1
Day1(10月28日)Sengoku Gaming VS BLUE BEES
オフライン最強チーム、落ちる。
「レインボーシックス Japan League(以下、RJL)」2021準優勝という素晴らしい成績を収め、RJC 2021優勝の有力候補であった「Sengoku Gaming (以下、SG)」。ReyCyil選手を筆頭にオフラインでの声出しや雰囲気作りという面でも注目を集め、APAC NORTH入れ替え戦で世界への羽ばたきも期待されるチームです。対するはRJOでLuster7として出場していた「BLUE BEES(以下、BB)」。
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第一マップ「銀行」では、ラウンド内での拮抗はあったものの、危うい局面でのSGのクラッチが光り、7-2でSGが勝利。続く第二マップ「クラブハウス」では、iZRO選手の遊撃/スニークがきっかけを作り、SGの組み立てを破壊します。SGも立て直して勢いを見せるも、7-4でBBが勝利。決着を付ける第三マップは「ヴィラ」。ここでもiZRO選手のNokkを筆頭にBBの勢いはとどまることを知りません。Rurn選手やNellfqlix選手のフラググレネードによるキルも合わせ、優勝候補を相手に物怖じしない勇ましさを見せ、7-4で勝利。マップスコア2-1でBBが勝利という結果になりました。Day1かつRJL2位チームを打ち倒したジャイアントキリングが起こるという事態に。SGのRamu選手は負けるとは思わなかったと悔しさを滲ませ、「APAC NORTH入れ替え戦へ向け、もう一度自分たちを見つめ直す」と語りました。iZRO選手は「MVPをつけるなら?」という質問に「自分です」と笑顔を見せました。
MAP1:銀行 Sengoku Gaming 7-2 BLUE BEES
MAP2:クラブハウス Sengoku Gaming 4-7 BLUE BEES
MAP3:ヴィラ Sengoku Gaming 4-7 BLUE BEES
勝者:BLUE BEES
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マッチピックアップ2
Day3(10月30日)CYCLOPS athlete gaming VS Zepto
CAGに「ヨッシャ」と言わせたZepto
前日(Day2-10月29日)にRJL4位のGUTS Gamingを下しベスト4へ進出し、絶対王者CAGとの対戦を実現させたZepto。ロジカルの中にアグレッシブなピークを持つ新進気鋭のチームです。対するはRJL無敗優勝、RJC2020優勝チームであるCYCLOPS athlete gaming(以下、CAG)。「これがInvitational予選と言われても信じる」というコメントも見られるほど白熱した戦いとなりました。
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怒涛のカバー合戦と位置の探り合い、超人的な撃ち合いで非常に激しい戦いでした。試合通じて特筆すべきはZeptoのLuA選手のスタッツでしょう。LuA選手が務めるポジションは拠点となるポイントを耐えて時間を稼いだり、現地へ押し入ってくる敵に対応したりと、キレルーティングには反映されにくいもの。しかしそこでしっかりとキルを重ねることで、チーム全体の安定感を確実なものにしていました。対するCAGはgatorada選手の嗅覚か、気づいたらリテイクルートを確保しているほか、BlackRay選手との遊撃では、一見自由に走り回っているようにように見えても互いカバーをしっかりできる位置関係と、CAGの強みがしっかりと出せていました。互いの強みが最大まで発揮された結果は、ラウンドスコアに現れているでしょう。また、REC選手を筆頭にZeptoのメンバーの撃ち合いの強さはCAGと互角レベル。Zeptoのガンファイトは世界に通用するレベルと言っても過言ではありません。
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MAP1:オレゴン CYCLOPS athlete gaming 8-6 Zepto
MAP2:カフェ CYCLOPS athlete gaming 7-8 Zepto
MAP2:ヴィラ CYCLOPS athlete gaming 7-4 Zepto
勝者:CYCLOPS athlete gaming
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