最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は2021年12月1日に開発兼パブリッシャーのTeam Sorcerobeより、PC(Steam)にてリリースされたアクション・ダンジョンクローラー『Fight Knight』の爆レポをお届けします。
本作は2017年にKickstarterキャンペーンを行いデモ版をリリースするも、様々な問題が発生し紆余曲折を経て5年掛りでリリースに至りました。
『Fight Knight』とは
本作は、拳ひとつで戦う剣闘士「Fight Knight」となり、大地から出現した謎の塔「The Tower」に挑戦する、アクションとダンジョンクローラーが融合したゲームです。塔は5つ以上のゾーンに分かれており、敵との戦闘はランダムエンカウント。移動は3DダンジョンRPGの様なグリッドベースで、戦闘はリアルタイムで展開されるハイスピードな肉弾アクションとなっています。
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道中様々なNPCとの会話もあり。拳で語り合う剣闘士なだけに、相手を殴ることで会話が進行……敵はもちろん味方にも容赦ない主人公。グラフィックは8ビット風のレトロスタイルとなっており、戦闘時の音楽は高揚感溢れる曲が流れ、ダンジョンを移動している間は落着きがある曲に。
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操作は、ゲームパッドとキーボードに対応しています。残念ながら今回の爆速レポでは見つけられませんでしたが、ガントレットが入手できれば戦闘にも変化が生まれるようです。
『Fight Knight』の実内容に迫る!
誰もが知る物語、呪われた塔「The Tower」は昔から様々な場所に現れる。そして塔出現と共に、周囲の町は永遠の夜となる。そんな塔を追い続けている主人公「Fight Knight」が遂に念願のThe Towerに到着。船長「Captain Cooke」に叩き起こされた場面からゲームはスタートします。
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寝起きの目覚ましに、船長Captain Cookeとのスパーリングでチュートリアル開始!バトルは、左右に2レーンある長い通路の様な場所が舞台となり、まずはキャプテンの指示に従って反復横跳び。体が温まったところで、パンチを何発か繰り出します。
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パンチには2種類。単発と連発ではボタンが異なり、単発の場合はボタン長押しでタメ攻撃に。連発の場合は一発の攻撃力は弱まるもののボタン長押しで連発になります。
敵の攻撃は左右又は後ろに避けるか、防御でブロック。ただし、単に防御しているだけでは体力が少しずつ削られてしまいます。敵の攻撃がヒットするタイミングで、防御することで「パリィ」となり相手を弾き怯ませます。
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敵は攻撃する瞬間赤く色が変化するので、タイミングを計るのは比較的簡単な部類です。その他にアッパーカットもあり、後ろに移動しながらパンチ(単発)を合わせると発動。
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そして最後は必殺技「Specialties」。必殺技は3つまで装備でき、それぞれミニゲームの様になっており出し方が異なります。最初に使える必殺技は「Star-eyed Special」、ボタン連打で繰り出す高速パンチでKO勝ち!
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キャプテンとのスパーリングを終え、早速出発ですが必ずセーブを。本作は、倒されるとそれまでの進行が全てパー……ゲームオーバーとなり最後にセーブした地点からやり直しとなります。何度虚無感を味わったことか……。
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セーブはキャプテンに話しかけると可能。また、新しい必殺技はダンジョン内で手に入る書物をキャプテンに渡すことで習得できる様になっています。なお、会話の間Fight Knightはひたすら相手を殴り続けるといったユーモア溢れる演出アリ。
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準備が整ったら港に降り立ち散策していると、ナイトウォッチという輩に絡まれます。どうやら、塔に近づかない様に警備している警備兵のですが、突然現れたガイコツに一撃でKO負けに。いや、きっとFight Knightが先に殴り過ぎたせいだろう……。
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敵に倒されるも「この剣を使ってくれ」と優しさ溢れる対応をしてくれるナイトウォッチ。そして剣を受け取ったものの、プライドが許さないのか剣を力の限り握りしめ粉砕するFight Knightと、思いのほかギャグ要素もあり。
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パズル要素アリのハンドメイド・ダンジョン
本作のダンジョンはゾーン(ステージ)毎に異なる環境となっており、カラーもゾーンに応じて変化。最初は下水道の様な環境ですが、塔を一つ上がったゾーン2になるとピラミッドがある砂漠の世界に。それぞれのダンジョンは2層構造で多少立体的な作りになっています。
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パズル要素はスイッチを押して道を切り開いたり、落とし穴の位置を見極めて進むといったシンプルな内容なので、パズルが難しくて先へ進めないということはありません。ただ、パズル要素がある為か、ダンジョンの構造がプレイする度に変化しないのは残念なところ。
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また、ダンジョン内には敵以外のNPCも登場します。彼らの要求を満たすことで拠点にNPCが増える場合も。
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それぞれのダンジョン自体はそれほど大きくはないものの、多くの敵に遭遇すると体力が辛くなってきます。回復手段はキャプテンの船で休むか、ポーションを使う他に手段がなく、一度に所持できるポーションの数も最初は2個と限られています。油断すると即ゲームオーバーが待っているため、まめに拠点に戻るのは生き延びる上で必須です。
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ポーションはいくつか種類があり、アイテムショップで買えますが必要な素材を渡して作る様になっているため、内容の良いポーションを作るには多くの敵を倒して素材を集めなければなりません。道中で拾う必殺技の書も、使える様にするには特定の素材をキャプテンに渡す必要があります。
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ハイスピード肉弾バトル
本作の戦闘は2つのレーンを自由に移動して戦います。バトルから逃走は不可。その為か、エンカウント率はそれほど頻繁ではありません。敵は近接戦闘が主ですが、近接戦闘の前衛と遠距離攻撃の後衛で複数体出てくることも。遠距離攻撃もタイミングよくパリィで弾き返せればダメージを与えることが可能です。
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また、前衛のザコを復活させる敵が後衛にいると、その敵倒さない限り何度もザコを復活させるので非常に厄介。
強力な必殺技は3つまで装備可能となっており、使用する場合はエネルギーを使用します。エネルギーは3つまで蓄えておくことができ、敵に攻撃を加えると徐々に溜まっていきます。それぞれの必殺技は、ボタン連打やタイミングよくボタンを押すなどのミニゲームスタイルで、技によっては難易度高し。
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ここまで紹介してきた『Fight Night』ですが、肉弾アクションとダンジョンクローラーの組み合わせが程よく合わさったゲームでした。ダンジョン探索時の一歩一歩進むグリッドベースの移動が、バトル時は軽快な動きで敵の攻撃を素早く避けつつパンチを浴びせ、相手をパリィで怯ませ必殺技を決めるといったアクションが容易に可能で、爽快感も味わえるダンジョンクローラーとなっています。
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対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2021年12月1日
記事執筆時の著者プレイ時間:3.5時間
価格:2,050円