気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Foolish Mortals GamesとMichael Long氏開発、PC/Mac/Linux向けに4月28日にリリースされた2Dターン制ストラテジー『Kaiju Wars』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、戦闘機や戦車を用いて怪獣の襲撃を迎え撃つストラテジーゲーム。(勝ち目の無さそうな)軍の指揮を執り、施設を作り、捨て石の戦車や戦闘機を使い、襲撃するたびに強くなる怪獣から時間を稼ぎ、都市を守ります。日本語にも対応済み。
『Kaiju Wars』は、2,050円で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
Michael Long氏(以下Michael)こんにちは。Michael Longです。ここ極寒の荒地、カナダで3年間、革新的なストラテジーゲームを作っています。一番好きなゲームは『Warcraft 3』ですね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
Michael私の兄が、ゴジラにインスパイアされたボードゲームを夏に作りました。私たちは何度もテストプレイを重ねた後、モンスターの動きを自動化し、PCゲームにしたらより面白くなるだろうという結論に至ったのです。本作のゲームシステムを開発するにあたり、ボードゲームでプロトタイプを作ったのは大変役立ちました。
――本作の特徴を教えてください。
Michael本作は自分のユニットを失うことが奨励される、唯一のストラテジーゲームです。戦車や戦闘機の一番有効な使い道は、怪獣に踏み潰されることなのです。プレイヤーは怪獣を倒すことはできません。襲撃を遅らせることしかできないのです。犠牲となる基地をあえて作ることで、怪獣の進む道を変えることもでき、拠点から怪獣を遠ざけることができます。
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――本作が影響を受けた作品はありますか?
Michael私たちは子供の頃、ファミコンゲームの『Godzilla 2: War of the Monsters(日本未発売)』をたくさん遊びました。出来は良くありませんでしたが、素晴らしいコンセプトのゲームでした。奇妙なことに、この「数が多い人間の軍隊が、数が少なく止めることができない敵と戦う(量vs質)」というゲームは、その後ほとんど登場しませんでした。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
Michaelそれほどありませんでした。新型コロナ以前から、私たちは自宅で作業を行なっています。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
Michaelはい、大丈夫です。
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Michael私たちは怪獣というジャンルが大好きです。本作がこのジャンルへのラブレターであるということを、日本の皆さんにも知っていただけると嬉しいです。もしゴジラ、ガメラ、その他の怪獣映画が好きであれば、本作をぜひ遊んでみてください(体験版は無料ですよ!)。
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。