『RPGタイム!~ライトの伝説~』は、デベロッパーDESK WORKSの長年にわたるこだわりが詰まった作品で、2021年の東京ゲームショウでは、本作のコンセプトである「小学生のケンタ君が創造したゲームの世界」を再現し、小学校の机を持ち込みその上に本作を展示するなど、世界設定の再現に徹底的にこだわっていました。
それは、8月6日~7日に開催されている「BitSummit X-Roads」でも健在で、図工の授業のような手書き感&手作り感や黒板を模した掲示板、竹のものさしなどが登場していました。Microsoftストアでは既にPC及びXboxコンソール向けに配信が開始している本作ですが、間もなくSteam版やPS4/ニンテンドースイッチ版のリリースも予定されています。本稿では、そんな本作のブースと、開発者・藤井トム氏が登壇したステージの模様をお届けします。
相変わらずこだわり抜かれた展示ブース!
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Game*Spark編集部では、アニプレックスブースを訪問し開発者の藤井トム氏にお話をお聞きしました。
ブースに設置された黒板風掲示板には1日目の感想が貼りめぐらされており、日本語の感想だけでなく英語の感想も見受けられます。「絵がかわいい」「早くプレイしたい」などのコメントに藤井氏は感謝しており、2日目にももっと多くの人に触れてほしいとイベントでの意気込みを語ってくれました。
ちなみにブースに展示されているパッケージ版の特製化粧箱は、小学校の道具箱をイメージした特別な物になっていて、藤井さんはこれを実現するのは難しいかと思ったそうですが、「アニメのパッケージなどで様々な装飾のノウハウを持つ、パブリッシャーのアニプレックスさんに頑張っていただいて完成しました」と笑顔で語ってくれました。
ちなみにブース担当者によると、今回のブースではドックに接続した状態で展示されていましたが、ニンテンドースイッチの携帯モードではタッチ操作にも対応するそうです。
Game*Sparkによるレビューはこちら!10時半のステージ登壇では、本作のホラーなパートを一部公開!
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10時30分からは、会場のメインステージで本作の紹介イベントが行われました。今回のステージイベントで藤井氏は、「夏を意識して本作中のホラーな部分をチラ見せします」と語り、不気味な洋館での一幕を見ることができました。
本作は、ケンタ君が考え出したゲームを放課後の教室で遊ぶというコンセプトでできており、ステージで紹介された洋館のステージでは、ケンタくんがいる世界の教室で突然雨が降り出し、雷が鳴りだします。そこで、ケンタくんは教室のカーテンを閉めてこのステージの臨場感を増すことにしました。こうして、雨が降り雷が轟く洋館での冒険がはじまります。洋館では、勇者ライトの武器である剣も奪われてしまい、プレイヤーは心細い状況に追い込まれていきます。
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ケンタくんはホラーゲームの定番をきっちり押さえていて、扉を開ける時の緊迫感や血で染まったような手形などで筆者を驚かせます。ステージの最前列に座っていた筆者はちょっとビビってしまいました。この後に、ボス戦が続くのですが……そこは製品版でお楽しみください。
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最後に、製品情報の告知があり、ニンテンドースイッチ版の完全生産限定版にはオリジナルサウンドトラックCDが追加されることがアナウンスされました。サウンドは、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』の「命の灯火」などで知られるノイジークロークの坂本英城氏が本作のために書き下ろした楽曲を含む33曲が収録されており、こちらも手書き風のラベルが印象的です。
『RPGタイム!~ライトの伝説~』は、2022年3月10日よりPC(Windows)/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。PS4/ニンテンドースイッチ版は8月18日、PC(Steam)版は9月13日、ニンテンドースイッチパッケージ版と完全限定生産版は10月13日に発売予定です。