気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Afterburn開発、PC/Mac向けに9月6日にリリースされた線路パズル『Railbound』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、世界一周の列車の旅に出た2匹の犬が帰宅できるよう、線路をつないだり切り離したりしてあげるパズルゲーム。列車同士が衝突しないよう遅延させたり線路を切り替えたり、緩やかな坂道から曲がりくねった通路まで、150個以上のパズルが用意されています。日本語にも対応済み。
『Railbound』は、1,320円(9月13日までは10%オフの1,188円)で配信中。
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――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか?
ウカシこんにちは、Afterburnの創業者のウカシです。一番好きなゲームを一本選ぶのは難しいですが、もし選ばなければいけないとしたら、おそらく『すばらしきこのせかい』ですね。ユニークなゲームプレイ、素晴らしいサウンドトラック、そして本当に面白いストーリーがその理由です。
――本作の開発はなぜ始まったのですか?
ウカシ本作の開発は、ZTGKという地元の学生向けゲーム開発コンテストでそのプロトタイプを発見した時に始まりました。私たちはすぐそのゲームにポテンシャルがあることに気がつき、そのデザインが私たちがこれまでに作ったタイトルである『Golf Peaks』や『inbento』に似ているとも思ったのです。プロトタイプのクリエイターたちとディスカッションをし、私たちがこれを完成版にしたいという提案をしました。
――本作の特徴を教えてください。
ウカシ本作のメインシステムは、線路を配置し、車両を機関車に繋げるというものです。現実の世界での列車に関係する様々なものをパズルとして取り入れようと試みました。例えば、A地点からB地点にすぐ移動できるトンネルや、左右の方向をダイナミックに切り替えるポイントなどですね。
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――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか?
ウカシどんな人にでもプレイしていただける作品だと思います。4歳の子供が本作をおじいちゃんおばあちゃんと一緒に楽しんでいる、という声も聞きました。クリア必須のステージはほとんどの人にクリアしていただけるよう、かなり慎重に作っています。また、逆にボーナスステージはパズルのベテランの人向けに作られていますよ。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
ウカシ開発中、ビジュアル面ではフランスのコミックからインスピレーションを受け、システム面では他のパズルゲームの影響を受けています。しかし他のゲームとの差別化をするため、かなり力を入れました。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?
ウカシ新型コロナの影響は確かにありましたが、幸運にも開発を始めた時期、すでにワクチンを接種可能でしたので、最悪の時期はすでに過ぎていました。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか?
ウカシはい、ご自由に本作の配信&動画制作をしてください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
ウカシGame*Sparkをご覧の皆さん、本作で素晴らしい時間をお過ごしいただければ嬉しいですし、私たちの作り出した本作のリラックスした雰囲気とパズルをぜひお楽しみください。
――ありがとうございました。
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本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。