2021年より規模を拡大した千葉幕張メッセのリアル会場と、オンラインプラットフォームの両面で開催となった国内最大規模のゲーム展示会「東京ゲームショウ2022」。インディゲームブームにてプレイアブル出展されていたinsertdisc5のタイムループRPGアドベンチャー『In Stars and Time』のプレイレポをお届けします。
本作は、タイムループに囚われた主人公がループから解き放たれる方法を探るRPGです。TGS2022で出展されたバージョンでは、すべてが日本語化されておりシステムの個性を体感できるものとなっていました。ゲームシステム的にはじゃんけんの3すくみ要素を踏襲し、各キャラクターにはぐー/ちょき/ぱーの属性を持ち、じゃんけんと同じく相性によっては大ダメージを与えることが出来ます。
もちろんパーティのキャラクターもじゃんけん的属性を持っているので相性が悪ければ当然倒されやすくなります。遊んでいて思ったのが意外と味方が倒されやすいこと。よりシステムの根幹を理解していれば様々な対処ができるため、大きなストレスにはならないのではとも思えます。一方で1回の戦闘時間は短く、敵の弱点を突けば難なく倒せることも面白さの1つです。
特にグレーで描かれたキャラクターも魅力的。作者が『アンダーテイル』から影響を受けていると以前に語っていることから、戦闘画面とマップ上の表現にどことなくらしさが表れています。また、先のアイテムを調べていくことで発生する会話がゲームへのヒントになると共に、キャラクターの魅力を掘り下げる要素でもあることから次から次へと調べたくなる魅力にあふれています。
『In Stars and Time』はPC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに発売予定。ニンテンドースイッチ版は2023年内でのリリースを目指しています。