注意
本記事は発売前タイトルのプレイレポであるため、その性質上どうしてもネタバレが含まれてしまいます。もし事前情報無しでのゲームプレイを考えている方におかれましては、この時点で左上にいるスパくんの顔をひっぱたくか何かしてブラウザバックすることを強くおすすめいたします。
今回のハンズオンイベントでプレイした本作は、開発中のバージョンということもあり、製品版とは異なる部分もあるかもしれません。その点もあわせてご注意ください。
先日スパくんがちらりと告知していましたが……この度エレクトロニック・アーツ様より、新作タイトル『アヴェウムの騎士団(Immortals of Aveum)』ハンズオンイベントへの招待頂きまして、アメリカはカルフォルニアまで飛んでまいりました。ここ数年、コロナ禍の影響でなかなかイベント参加が叶わなかったなかで、こういった機会は大変ありがたく、改めてこの場をお借りして御礼申し上げます。
本記事では主にハンズオンのプレイレポートを紹介していきますが、イベントでは他にも開発者インタビューの機会がありました。それは別記事で公開されるので、興味のある読者の皆様におかれましては是非そちらもご覧くださいませ。
さあここからは、プレイレポ恒例の前口上をば……
今回はエレクトロニック・アーツがパブリッシャーを、Ascendant Studiosがデベロッパーを担い、2023年7月20日に、PCではSteam/ Epic Games ストア/ EA アプリにて、コンソールではPS5/Xbox Series X|S向けにリリース予定のコンバット魔法FPS『アヴェウムの騎士団(Immortals of Aveum)』についてご紹介したいと思います。
『アヴェウムの騎士団』とは?
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本作はとあるファンタジー世界を舞台に、魔法を武器に激しい戦闘を繰り広げるFPSタイトル。登場する武器の殆どは魔法がベースとなっており、ふわふわと呪文唱えたらそれっぽいエフェクトがいい感じであれがそれでそうなのね?なんて思っていたらどっこい、絶対に生きて帰さんからなというレベルの激しいバトル。呪文による殴り合いや撃ち合いがこれでもかと押し寄せるそれはそれは楽しいプレイフィールでした。
本作はまず戦闘システムという土台がしっかりと用意されており、そこで得られるプレイフィールを存分に味わえるよう、パワーアップや装備品、マップデザインなどが作り込まれている印象でした。もちろんストーリーについても壮大なものではあるのですが……個人的には、本作の重心は戦闘体験にこそあるように感じました。
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その戦闘については、物陰に隠れて魔力を温存しながチマチマ撃ち合うのではなく、多少被弾しても体力で受けたらぁ、前に出て魔法を撃ったらぁ、見敵必殺(サーチアンドデストロイ)だらぁという大変マッチョな作り。魔法を題材にしたゲームは数あれど、例えば『ホグワーツ・レガシー』での戦闘とはまた違う、激しい殴り合い(?)方面への味付けを特に強くしたタイトルかもしれません。もちろん『ホグワーツ・レガシー』も、場合によっては一方的な破壊と暴力の戦闘にはなりますが……!
あとこれは個人的に刺さったお気に入りポイントなのですが、本作は外見のデザインと戦闘のデザインがうまく噛み合っているんですよね。こちらが使う各呪文は青、赤、緑といった3つの色を基調としており、さらに図形をベースにしたエフェクトなどがデザインされています。それは敵に対しても同様で、「あの色の呪文が効きますよ?」というヒントとなるデザインがさりげなく盛り込まれている心遣いが嬉しいところ。
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ところで、今回のハンズオンでプレイできたのは3つのチャプターでした。それぞれステージ構成に特色があり、最初はチュートリアルとして世界観や呪文の使い方や戦闘について学び、そこから場所を移して市街地戦(?)、ボス戦、探索、謎解きギミックなど様々な場面を駆け抜けていきました。
ストーリーについては、途中で数年飛んだりと断続的ではありましたが、主人公の青年ジャックがどういう経緯で軍に参加しバトルメイジとして活躍していくのか、という流れがある程度わかるようまとめられており、全体を通してキャラクターの関係性やストーリーのおおまかな部分は把握できました。個人的には、プレイ中に確認できる「日誌」に記された情報から、輪郭として浮かび上がってくる世界観にワクワクと興奮したり。
操作・設定・言語など
設定について触れる前に、今回のイベントで用意されたマシンスペックをまず紹介しておきましょうか。
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ご覧くださいこの構成。流石はエレクトロニック・アーツ様だ、とんでもねえぜ。イベントでは食事に飲み物、しまいにゃ豪勢にビールもバケツいっぱいに振る舞われたのですが、これに対して筆者は「良いの?ホントにここで飲み食いして良いの?」と、ただただ座席で震えていました。もし何かの拍子にバシャアしたら総額おいくらの弁償になるのか……しかし、そんな生まれたての子鹿なバイブレーションを起こしている筆者の周囲で皆ふつーにグビグビしていたので深く考えるのはやめました。何の話だ。
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閑話休題。操作系についてですが、本作はキーボード&マウスおよびコントローラに対応しており、私は後者を選択。FPSという都合上、マウスを使えばより素早く敵を狙い撃つことは可能ですね。しかし本作は調整が上手いのか、コントローラでも特に不満を感じることがなく、オンリーワンな激しい戦闘を楽しむことができました。なにより魔法を撃つたびに振動がフィードバックされるため、実際に「魔法を使用している」という手応えを感じられるのが良かったですね。
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その他設定項目については、グラフィックやサウンドなど細かい調整が並んでいます。なんてったって今回はスペックのあるマシンです……すべての項目は最高品質に設定してプレイしました。なお個人的にびっくらこいたのは言語設定。なんてこったもう既にテキストが日本語にバッチリ対応していらっしゃる。機械翻訳のカタコトではなく、世界観を損なわないワードチョイスがされているので大満足でした。
タイトルの和訳について
またしても話題はそれますが、『Immortals of Aveum』というタイトルについて、何故日本語では『アヴェウムの騎士団』という表現にしたのか聞いてみました。
ご担当者様(笑顔が爽やかなイケメンで筋金入りのゲーマー)いわく、この部分は翻訳チームも頭を悩ませたとのことで、例えば全てカタカナにして「イモータルオブアヴェウム」にしても日本ユーザーの皆様はキョトン必至。かといって「Immortal」をそのまま訳して「不死のアヴェウム」や「不滅のアヴェウム」にしても、少々ぼんやりしてしまう。そういった試行錯誤の果てに「騎士団」という言葉を採用したそうです。
これは私が実際にゲームをプレイしたから言えることかもしれませんが、たしかに「不滅のアヴェウム」でタイトルコールをされてもどこか概念的でピンとこない。それだったら、ゲーム世界における「名誉ある戦闘部隊」といった扱いを表現するためにも、「騎士団」という言葉は比較的良いチョイスなのではないかと感じます。
本編開始
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さて本編開始。ムービーが始まり、戦争で悪の対抗勢力を打ち砕き魔法を掌握するために、主人公ジャックが属する「不死の騎士団」は今日も戦うのだ云々という世界観がだいたい説明されます。とりあえずジャックが、ひょんなことから世界の命運を左右する一連の出来事の中心人物となっていくと頭に入れておきます。
最初に体験するチャプターでは、ライト軍の陸軍元帥である「カーカン」に魔法の基本的な扱いを学んでいきます。彼女は厳しい態度の中に時折優しさと温かさを見せる素敵なキャラクターなのですが、主人公ジャックが素直と生意気盛りが同居した好青年ということもあってか、たまに「母ちゃん」になって尻を叩くという、素敵な奥行きを持つ人物像になっていますね。
戦いの基礎
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さあカーチャン……じゃなかった、カーカンに導かれて「シギル」を使いながら魔法による戦闘をしましょう。シギルとは右前腕に取り付けた装備のことで、エネルギーとして存在する魔法を制御するための必須アイテム。シギルを通じで魔法を呪文という「型」に嵌めて相手にぶつけることで攻撃するのです。
MPといった概念は無いため、無限に呪文を放つことができます。その代わり、「弾数」のような概念が存在し、現代の銃のように何発か撃ったらリロードする必要はあります。他のゲームでしばしば見かける、弾数無限だけれどリロードは必要なハンドガンみたいなものでしょうか。
基本的な3つの魔法攻撃(ストライク呪文)
ここからは戦闘で使用する魔法、呪文を紹介していきましょう。まずは3つの基本的な魔法攻撃であるストライク呪文について。
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ゲーム開始直後に使用できる呪文は「シュライクボルト」。青色を基調としたデザインで、攻撃は直線的なラインを描いて対象に届くという、銃で例えるならライフルのような印象。癖が強くないオーソドックスな使用感に仕上がっているため、敵の特定部位に狙いをつけてクリティカルヒットを狙うといった場面などで活躍しました。
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続いてこちらは「ブリーチファイア」という呪文。赤色を基調としたデザインで、射程は比較的短いものの近距離で大ダメージを与える特徴があります。こちらはショットガンに近い感覚でしょうか。個人的に、見た目の派手さと一発の強さが痺れるほど好きで、ノックバック効果のおかげで接近した敵に対する処理もお手の物。ほぼすべての場面でお世話になりましたね。
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「ストームシャード」は、緑色を基調としたデザインで、シュライクボルトとブリーチファイアの中間程度といった使用感。弾数の多さと弾速から、使い心地としてはサブマシンガンが近い印象。ただし弾にはある程度の誘導がかかり敵を追尾するので、トリッキーな部類の呪文かもしれません。またストームシャードは戦闘でもさることながら、探索パートでは「変化の紋章」が設置されたオブジェクトに向けて使用することで、ギミックタイプの謎解きでも大活躍します。
これらストライク呪文は、ボタンを押すことで切り替えることができます。その度にシギルの見た目が滑らかに変化し、照準下に表示される弾数も変わるので、視覚的にも武器変更がわかりやすかったですね。ただ呪文の切り替え方式については、個人的には、ボタンを押して「青→赤→緑」と切り替えていくより、例えば十字キーを押して、直接「青」「赤」「緑」を選択させてくれたほうがやりやすいかな、と感じます。まあデフォルト設定では、既に十字キーに他のキーアサインがあるので難しいのは承知の上ではありますが……!
その他、戦闘をサポートする呪文
先程のストライク呪文が戦闘におけるメインの攻撃手段であるとするならば、ここから紹介するのは、戦闘を有利に進めるためのサポート呪文といったところでしょうか。
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ブリンクと呼ばれるコントロール呪文は、いわゆるクイックステップ/ダッジの効果で敵の攻撃を躱すことができます。操作をしてから発動までのタイムラグがほぼ無く、若干の無敵時間のお陰でボスが放つ結構な大技も上手いこと躱せる便利な子。ただし使用後は数秒のリキャストタイム(照準下部にアイコン表示)が設定されているため連発はできません。ここぞという場面で使用し窮地を切り抜けましょう。
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シールドは、読んで字が如くの効果で、敵からの攻撃を防ぐ効果があります。ボタンを押すと正面に青色を基調とした幾何学模様の魔法陣が展開。敵からの攻撃は遮断し、自分から放たれた呪文は通してくれるので、割りと安全に攻撃を加えることが可能です。
ただし展開中は移動速度が低下するのと、ダメージが一定値を超えると割れてしまい、再使用まで時間が必要という点。一度解除して展開し直せば、耐久値も戻る仕様のようなので、常時使いっぱなしというよりは、短時間ずつ展開するという方が良いかもしれません。ちなみに割れた瞬間、若干スローモーションになるエフェクトがかかります。
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ラッシュは、魔法の紐で敵を引き寄せる効果があります。接近戦を仕掛けるにはやや遠く、距離を詰めるには相手の攻撃が厄介……という場面では特に大活躍でした。実際に使ってみるとなかなか面白い手応えで、例えば崖や亀裂のあるフィールドなどでは引き寄せることで落下死させることを狙う、ということも可能です。なお筆者は、問答無用で引き寄せてはゼロ距離ブリーチファイアを叩き込むことに興奮しておりました。実質、魔法強化の掌底打ちみたいなもんですな。
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エネルギー消費によって強力な魔法を発動するのがフューリー呪文。例えばこちらの「シャター」は、敵のシールドを破壊してダメージを与えます。画面右下にストック形式のゲージが表示されており、フューリー呪文だけは、1回発動する毎に1つのゲージ消費で、回復にはマナクリスタルを使用します。他にも敵にぶつけることで動きを遅くしたりする効果のある呪文など、これらサポート系の魔法は、最初のチャプター以降においても新しく取得する場面がありました。
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ともあれ戦闘では、ストライク呪文を軸にサポート系の呪文を組み合わせて、有利に戦えるようなデザインになっていると感じます。ブリンクが再度使用可能になるまではシールドで凌いで、シールドが割れたら保険としてブリンクを使うなど、タイミングも上手いこと調整されているような。
ただし!会場で他の参加者の皆様とも話したのですが、結局は赤い魔法のブリーチファイアで敵を殴り倒す快感に皆抗えず、近接戦闘に夢中になるバトルメイジが多かった……!いや頭ではわかっているんです。他2つのストライク呪文が弾切れになったら、弾数の多いストームシャードやシールドなどで間を繋いで云々というのが賢い戦い方だとはわかっているんです。
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わかってはいても、敵が集団で現れた時、気がつくと真っ赤な拳を突き出してうおおおおおお!と肉弾戦になっているんです。しかしながら、記事冒頭でも少し触れましたが、本作は物陰に隠れて魔力を温存しながら敵と撃ち合うというよりは、ある程度のダメージは体力で受けつつ、魔力を出し惜しみせず殴り倒していくような戦闘のデザインになっているので、肉弾戦もある意味で正解なのかもしれません。
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ところでそんな敵も、近距離、中距離、遠距離攻撃という具合に、タイプ別で存在しています。どうやって判別するのかといえば、これも先程紹介した赤、緑、青を基調にした攻撃エフェクトや見た目のデザインなのでわかりやすいですね。
繰り返しになりますが、本作のデザインが優れていると感じるのはまさにこの部分で、例えば赤色をまとった相手が出現すれば「こいつは接近戦を仕掛けてくるタイプ」と当たりをつけて対応策が取れます。
そして同時に本作の懐が深いところでもあるのですが、一部シールドなどを展開する相手は除いて、敵の色に合わせてこちらの攻撃手段が強制されるということはなく、自由にストライク呪文を選択して戦えるようデザインされている点。おかげで先程の脳筋ブリーチファイア祭りがたびたび開催されるわけです(狂)。
ボス戦
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通常の敵は、ある程度はゴリ押しで殲滅することも可能ですが、ボス戦となるとそうもいかず、頭を使ったゴリ押しが必要になる場面も出てきます。結局ゴリ押しじゃねえか!というツッコミはその通りなのですが、個人的な体感で申し上げると、ボス戦はギミックにターン制を取り入れたデザインで、対応したストライク呪文をぶつけて隙を作ったら集中攻撃を仕掛けるというものでした。
もちろんそういった攻略を無視して殴ることもできますが、与えるダメージ量にかなりの差がでるので、やはりある程度はセオリーに則り対応していくと良いでしょう。通常の敵とはまた違った、歯ごたえのあるバトルが非常に楽しいプレイフィールでしたね。
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ボスを倒すとたっぷりの経験値に加え、強力な装備品などが手に入るので、実質パワーアップイベントと捉えても良いかもしれません。
ストライク呪文毎にスキルツリー
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能力アップについてですが、敵を倒すことで上昇する「アルカナム」というものがあります。いわゆる経験値ですね。アルカナムゲージが満タンになることで、「昇華の力」というレベルアップ用のストックが溜まります。この昇華の力を用いて、各ストライク呪文のスキルツリーを開放していくのですが、個人的には装備品による能力値アップのほうが顕著な印象だったので、このスキルツリー解放についてはあまり考え込まず、フィーリングでバシバシ選択していました。
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装備品については、メニュー画面から選択することが可能です。各装備には能力が設定されており、威力や弾数なども異なるため、同じストライク呪文の系統であっても使い勝手が違ってきます。ハンズオンでプレイした範囲では、威力が上がるほど弾数が減少する印象。とある強力な装備をつけた結果、ブリーチファイアが1発毎にリロードが必要になった時は、流石に戦闘で慎重な立ち回りを心がけましたね。
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なお装備選択では、このように主人公ジャックがポーズをつけてくれるのでちょっと格好いい。
探索
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本作は戦闘だけでなく探索パートにもなかなか力が入っています。アイテムボックスなどを設置してある程度の誘導を用意しつつも、脇道に逸れて探検して回ることも許してくれるゲームデザインが個人的に好感度の高い部分。
これはなんだろう、あっちには何があるんだろうと気になる場所があちこちに用意されていて、正直なところ探索パートは、景色を眺めたり遺跡を観光(?)するだけでも十分楽しかったですね。また市街地戦の時は、敵との戦闘が激しいためあまり周囲を見回す余裕はなかったものの、色々と気になる場所が多すぎました。開発中のバージョンだから通行止めになっていたであろう箇所、その先へと進みたかった……!
ギミックもまた楽しい
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さてさて、そんな探索では途中で道が途切れていたり扉に阻まれたりすることがあります。これは本作におけるギミック要素で、大抵はストライク呪文の色に対応したオブジェクトが用意されており、それらを上手いこと撃ち抜いたりすることで解除が可能。
なかでもストームシャードで巨大なオブジェクトを動かした時は、その壮大さに思わず「おお~」と声がでる場面もありました。個人的な体感ではありますが、ギミックはそこまで難しいというものはなく、強いていうなら制限時間が設けられたものについては、操作が少々忙しくなるといった程度でしょうか。
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ともあれ探索中でも戦闘は発生します。大体の流れとしては探索→ギミック謎解き→戦闘をワンセットとして、それを何回かサイクルしていく体感でしたね。
おわりに
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今回のイベントでは、だいたい2時間程度で用意されたチャプターを体験できました。しかし短時間とはいえ、作り込まれた世界観で繰り広げられる激しい戦闘のおかげか、そのプレイフィールは大変に濃密。
壮大な世界観をベースにしたストーリー展開をする本作ですが、個人的にはやはり「戦闘の楽しさを作り込む」という開発の意志が、まず大前提として存在していると感じた本作。発売日までブラッシュアップを続けていくということでしたが、正式にリリースされる際には一体どのような仕上がりになっているのか要注目です。
敵と殴り合うコンバット魔法FPS『アヴェウムの騎士団(Immortals of Aveum)』は、2023年7月20日に、PCではSteam/ Epic Games ストア/ EA アプリ、コンソールではPS5/Xbox Series X|S向けにリリース予定です。