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実演プレイ映像がお披露目!『アーマード・コア6』ハンズオフレポートを公式動画3連弾と共にお届け【Summer Game Fest】

「スケール」「アセンブル」「高い達成感」をコアとして開発されている本作のゲームプレイが披露!

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実演プレイ映像がお披露目!『アーマード・コア6』ハンズオフレポートをスクショ盛々でお届け【Summer Game Fest】
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ジェフ・キーリー(Geoff Keighley)氏が主催のゲームショーケースイベント「Summer Game Fest」。まさに「ゲームの祭典」としてこの6月を大いに騒がせている本イベントの中で、Game*Sparkは『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON(アーマード・コア6)』のゲームプレイを紹介するプレビューイベントを取材! バンダイナムコエンターテインメントがパブリッシング、フロム・ソフトウェアが開発を手掛ける本作のハンズオフでゲーム内容を体感してきました。



エレベーターの扉が開いた瞬間から外と世界が全く異なる。ようこそ惑星ルビコンへ。

ブースに向かうため、筆者含む参加者数名は建物入り口からエレベーターを経由し地下へと案内されました。ドアが開くと目の前には赤く薄暗いライトに照らされた狭い通路……。思わずたじろぎつつ、壁を見ればパイプやらサーバーのような機械やらモニターやらが詰め込まれており、「ここは惑星ルビコン、生きては帰さない」なんてナレーションが聞こえてきそうな迫力の内装がそこに広がっていました。

ここから先は録画などが原則禁止のエリアなので、残念ながらプレゼン会場内部の写真は撮影できず……ともあれ会場は十数名が座れるよう椅子が用意されており、腰掛けてから正面のモニターに目を向ければ、なんとプロデューサーの小倉康敬氏がにこやかに立っておいででした。

簡単な挨拶と『アーマード・コア』シリーズについての説明を交えながらプレゼンが始まります。基本的に紹介された内容については下記の記事とほぼ同じ。オンラインマルチ対戦のアリーナが復活したこと、そしてゲーム体験は「スケール」「アセンブル」「高い達成感」という3つのコアを柱に据えて開発が進められてきたとのことでした。


それではこのプレゼンは一体何のためにあるのか?と疑問符が頭に浮かびかけたその時、「それではこれから実際にプレイ映像をお見せします」と画面が切り替わり、ミッションブリーフィングが始まりました。わかりますか? ミッションブリーフィングです。作戦を説明しよう依頼主はいつものGA……でお馴染みのあのミッションブリーフィングです。

音声と表示言語は英語だったものの、シリーズ伝統ともいうべき様々な情報が視覚的にまとめられたブリーフィング映像に、思わず笑みが溢れてしまいました。なるほど、プレイ映像を実際に見られることが今回のプレゼンの目玉なのですね!

個人的な感想で恐縮ではありますが、敵対勢力に関する説明で彼らの「ロゴ」が表示された時はもう心のなかで大興奮。その後もゲーム中に挟まるカットシーンなどは、カメラアングル含むなにもかもが「そうそうこれだよ……これを待っていたんだよ!」と、ツボをつく演出が連発でもう流石としか言いようがありません。

“実演プレイ”動画でゲーム内容をお届け!

ここからは公式提供によるプレイ映像と共に紹介していきます。提供された動画は3種類で、本記事では再生時間指定を設けた上でそれぞれ複数回ずつ挿入しています。また、都度説明は入れますが、筆者がハンズオフイベントで視聴したものとは一部内容が異なるシーンもありましたことを、ご了承ください。

メディア関係者が今回チェックできたのは、フロム・ソフトウェア担当者の操作によるリアルタイムの実演でした。実際にプレイされている画面を見て最初に注目したのは、操作機体であるACとカメラの距離。過去作と比較して機体全身を収めるような位置になりつつも、近すぎず遠すぎずの程よい塩梅で画角が調整されています。

またユーザーインターフェースは、中央に大きく配置された照準とそれに付随する関連情報、画面端に置かれたAP(体力)の数字などはあるものの、全体的にすっきりと見やすくなっていました。

ブースターで高速移動。一瞬のエフェクトは派手目なものの、激しすぎて機体を見失うようなことはありませんでした。

会場での実演における映像では照準などのインターフェースが共に映っていましたが、レギュレーションの都合上、今回はそれらの表示がない映像でご紹介します。現地で体感した興奮をそのまま届けられないのは残念ですが、戦闘時の激しい動きでも機体を見失ったり、画面がゴチャついてわけが分からなくなる……といったストレスが抑えられているようにも感じました。

プレゼンで登場したステージは、岩壁をくり抜いた基地という自然と人工物が混ざりあったロケーション。小倉氏の説明でもありましたが、マップのスケール感がとにかくすごいのなんの。ACの全長はだいたい何メートルだから、この規模はこれくらい……と考えるまでもなく、AC越しに巨大建造物が鎮座している様子は迫力がありました。

それは『アーマード・コア フォーアンサー』で例えるならスピリット・オブ・マザーウィルと初めて戦った時の印象に近いかもしれません。接近するにつれ何だこの巨大なAFは……と腰を抜かすあの感覚です。

そんなステージですが、ミッションターゲットがいる場所までのルートは複数選択可能のようです。素直に通路を使って移動するか、突起などのオブジェクトを足場にしながらいくか……ここで小倉氏が強調されたのは「人間には真似できない、メカならではのアクション」というもので、今回のプレゼンではブースターを焚きながら空中を突っ切って、直に目的地へ向かうルートが選択されました。

敵との戦闘が始まります。銃やミサイルなどの射撃で翻弄しつつ、ブレードや蹴りなどの近接攻撃で着実にダメージを与えていきます。特に“蹴り”は上手く決まると相手をふっとばす効果があり、実際に足場から蹴り出して落下させる戦法も選択できるようでした。

間合いを一気に詰めるアサルトブーストなど、攻撃やスキルの各エフェクトは派手めで激しいものの、すっきりとした見やすいユーザーインターフェースのおかげが、「画面内がうるさすぎて何が起きているのかわからない」という状況はだいぶ抑えられている印象でした。

戦闘勝利後、さらにステージを進んでいきます。ステージの途中では補給ポイントが存在し、AP(体力)の回復や弾薬の補給といったことが可能です。また、よく見ると機体左側でシールドを展開する場面も……。ともあれ、こういった施設最奥を目指して移動しながら、道中に出現する敵を倒していくというのもシリーズお馴染みですね。

たまに物陰やオブジェクトの裏に隠れてスタンバイしている敵もいますが、そういった怪しい場所は「スキャン」で索敵することによって画面上に敵影をハイライト表示させることができます。『アーマード・コア V』のように、スキャンモード/戦闘モードを切り替えてエネルギー消費を抑えるものかと想像しましたが、どうやらそういうタイプではなく、あくまで索敵時にのみ起動するといった様子です。

こちらもレギュレーションの都合上、詳細に紹介できないものの……ステージの最奥では、複数の敵がたむろしており、いかにも爆発物ですよといったタンク型オブジェクトが天井から吊り下がっていました。まさに想像の通り、これらオブジェクトを利用することによって敵を一網打尽にできます。今回であれば、敵は落下してきたタンクとそれによる爆発で消し炭になりました。

そこへ満を持して登場する強敵。ポジション的には中ボスといったところでしょうか。こちらのACよりもやや大きいサイズの機体が激しい攻撃を繰り出します。極太ブレードで撫で斬りにされる迫力の凄さたるや……!奮闘するものの最後にはプレゼンを続けるため、あえて一度敗北する我らがAC。

しかしリトライになっても、最後のチェックポイントから再挑戦可能。しかもアセンブリをすれば別の装備(機体)でチェックポイントから出撃できることも可能になるので、ゲームへのモチベーションが著しく損なわれることのない工夫が凝らしてあると言えましょう。もちろんアセンブリではカラーリングも変更可能です!

そんなリベンジマッチでは、それまでの通常二脚から機動力をあげた逆関節タイプへパーツを組み替え、装備も変更しました。これによって戦い方自体がガラリと変わるため、プレイヤーは先程とはまた別のアプローチでボスへ挑戦できます。

記事に使用している動画では異なる武装ではありますが、実演していただいた時はショットガンを装備しており、敵が姿勢制御ダウンする「スタッガー」という状態を狙っていました。これは短時間で多くの攻撃を加えてゲージを蓄積させて、それが最高値に到達することによって発生。スタッガー状態の敵はよろめいて体勢を崩すため、回復するまでの間、こちらは好き放題に攻撃を叩き込めます。

中ボスは強敵だった……という流れから登場する、さらに一回りも大きいサイズのボス。全身にみなぎるヤル気(?)なエフェクトと物理攻撃特化のような武装が襲いかかりました。


そんなこんなでプレゼンはあっという間に終了。実際にゲームプレイ映像を見ることができたのはありがたい限りです。待ちわびていたシリーズ最新作という期待に十分応えるクオリティを感じさせます。

待望のシリーズ最新作『ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON』は、PC(Steam)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、2023年8月25日にリリース予定。発売事前予約も受け付け中です。


《麦秋》

お空の人。 麦秋

仕事であちこち渡り歩いては飛んでます。自分が提供するものが誰かのお役に立てれば幸い。編集部および他ライターさん達のこくまろなキャラに並べるよう頑張ります。

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