アニプレックスは、Studio Cut to Bitsが開発するダークファンタジーアクションアドベンチャー『Venture to the Vile』を2024年に発売します。
Game*Spark編集部では、そんな本作のデモ版を先行プレイさせていただく機会を得ました。本稿では、そんな本作のプレイレポをお届けします。なお、記事中のボタン表記はXboxワイヤレスコントローラー準拠となります。
奥行きのあるマップが楽しい!不思議な雰囲気の探索マップ
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本作は複雑に入り組んだマップを攻略していく探索型アクションゲームです。道中に存在する敵と戦いながら、先を目指して進みます。プレイヤーは行方不明の親友・ルエラを探す主人公を操り、敵を倒すとドロップする「ヴァイル」の力を得ながら自らを強化していきます。基本操作はXボタンで攻撃、Bボタンでパリィ、方向キー下で回復と比較的シンプルにまとまっています。
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本作の特徴は、マップに奥行きがあること。普通の探索型アクションであればエリア同士が縦横に繋がっていることが多いですが、本作はマップの奥に行くことができます。
マップ上にはトゲやジップラインなどの仕掛けがありますが、この時点ではアクションゲームの腕はさほど要求されません。そのため、アドベンチャーゲームのような感覚で楽しめます。デモ版では最初からHPが7つあるほか、パリィは敵の予告モーションが長いので、アクションが苦手な人でも楽しみやすいでしょう。
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敵を倒すと「ヴァイル」と呼ばれるアイテムが入手できます。この力を取り込むことで大きな力を得ることができる反面、代償もあるようですが……デモ版ではまだ深くは体験できませんでした。
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世界観はやや不気味。敵の造形がリアルな虫のようだったり、登場人物が皆動物を模したお面をつけていたりと、変わった部分が多く見られます。少し色褪せた色使いも特徴的で、本作の不気味さをより際立たせています。
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背景はかなり細かく描きこまれており、美しさにうっとりする場面もあります。このデモ版では森のようなエリアだけでしたが、製品版では様々なバリエーションにも期待したいですね。
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マップの最後には、バッタのボスが待ち構えています。このボスは画面外から直線上に突撃してくるため、予備動作を見ながら回避してから斬りつけていきます。ダメージを与えていくごとに攻撃パターンも変わり、柔軟なキャラクター操作が求められます。比較的まったり楽しめるマップ探索時に比べ、ボス戦は難易度が高いため気が引き締まります。
探索パートのゆるさを味わった筆者は「7つもHPあるし平気でしょ!」と正直慢心していましたが、このボスには苦労させられました。絶え間なく連続で攻撃してくるので、回復に手が回らないことも……。その分、倒せたときの快感はひとしおでした。
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このボスを倒すと新たな能力が手に入るようですが……入手したところでデモ版の体験が終了。このあとの展開が非常に気になるまま終了しました。早く続きをやりたい!
デモ版はイベント試遊にも使われるとのことでかなり短いものだったため、ヴァイルで得られる能力などまだわからない部分もありますが、魅力的な世界を探索できるパートと、骨太なボス戦のメリハリが楽しい探索アクションアドベンチャーとなっていました。
7月15日・16日に京都・みやこメッセで開催されるインディーゲームの祭典「Bitsummit Let’s Go!!」では、本稿で紹介したデモ版と同じものをプレイすることができます。プレイした方には非売品の特製3Dステッカーも配布されますので、本作が気になった方はぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
『Venture to the Vile』は、PC(Steam)向けに2024年発売予定。製品版が遊べるのはもう少し先なので、ウィッシュリストに追加して発売時に通知を受け取れるようにしておきましょう。
©Studio Cut to Bits / Aniplex