この日本という国は、なんと47の都道府県に分かれていると皆さんはご存知でしたか。筆者は忘れもしない小学生時代に鳥取県と島根県を間違え、補修という名目で夏休みに既婚の女教師と二人きりで過ごしました。面と向かって舌打ちされて罵られながら勉強したのが実際でしたが、まあ現実なんてそんなもんでしょう。
というわけで今回は、2023年10月31日に配信された落ちモノ物理演算パズル『北海道ゲーム(Hokkaido Game)』の気になる内容を紹介します。
『北海道ゲーム』とは!?
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本作は、丸ダイスが開発したスイカゲーム系のパズルゲーム。上から落ちてくる様々な形の都道府県の中から同じものを組み合わせ、より巨大な都道府県へと発展させながら最終形態である北海道を作り上げます。
また、本作は日本語を含む複数言語に対応しており、部分的サポートによるコントローラー操作も可能です。
本作の主要な都道府県をワンポイントで解説!
◆東京都
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我らが日本国の首都。日本全体の人口およそ1割が集まる巨大都市ですが、面積そのものは沖縄県とほぼ同じで本作でも最小のピースとして登場します。東京都が合体すると愛知県になり、その細長くて使い勝手の良い形状もあって後半の時間稼ぎ、ちょっとした隙間を埋めるのにも重宝するキーピースです。
◆千葉県
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日本の首都圏に属する高度に発展した県。奈良県が合体することで完成し、最初から完成形として降ってくることもあります。しかし、その半島を模した角ばった形状により、本作ではパズルを詰まらせる厄介なピースとしてうっとおしく思っていたものの、意外と扱いやすいことが判明して和解しました。
◆岐阜県
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日本の中部地方を構成する巨大な県。上からドロップすることがなく、広島県の合体でしか出現しません。これを合体させることで最終目標・北海道のリーチとなる岩手県が誕生しますが、このプードルを想起させる岐阜県の大きさや形が仇となり、パズルを占領して詰まらせてしまうことも多いので注意が必要です。
定価235円!価格に似合わぬ病みつきパズル
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シンプルながらハマってしまうスイカ系パズルの流れをくむ本作。定価235円という良心価格も魅力的ですが、肝心のゲーム内容もパズルとして筋が通っている仕上がりで、割と難しいところも含めて思わず熱中してしまいます。
それぞれの形が忠実に再現された都道府県を落として合体させ、少しずつピースを大きくしていき、一番大きい北海道を作り上げるのが目標です。ピースがどんどん積み重なって箱の外に飛び出すとゲームオーバーというのはお約束ながら、合体させるほどピースが大きくなるので、後半は特に気をつけてゲームを進めなければなりません。
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やり方が分かってくるとプレイも安定しますが、ピースが固定されずに箱の中で動き続けるのもあり、詰まったパズルを押し出すように上から落とすのも遊び方のひとつ。あまり無理に詰め込むと、ピースの中に別のピースが取り込まれたりしますが、そうしたゲームならではの予測不能な物理演算も本作の持ち味です。
ちなみに、都道府県を落とすタイミング、どこに落とすのかも込みでプレイヤーが操作できるので、ちょっとした空き時間に少しずつ進められるのも本作のポイント。開発者によって吹き込まれたらしい日本語ボイスも含め、妙なリズム感でコツコツ楽しめる本作はスイカ系としても、ひとつのパズルゲームとしても高い完成度を備えています。
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最後に残るのは“北海道+北海道=?”の方程式
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ある程度のプレイを重ねてようやく北海道を完成させ、本作を攻略するための方程式を導き出せた気がします。前述の通り、本作はパズルゲームとして真摯な構造をしているのもあって、適当にバラまくだけでは北海道は完成しません。そういう意味でも本格的な難易度になっているので、まずはシステムの理解が必要になるでしょう。
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本作の都道府県は単純なブロックではなく、同じピースが組み合わさることで化学反応が起きる連鎖式となっています。直接に同じピースを狙っていくより、分散させることで将来的な可能性を残し、何かの拍子に連続して合体が起きることを念頭に進めていきます。
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ただ、ピースが合体すると消えるのではなく、むしろ大きくなって残るという点がスイカ系パズルの特徴。いくらか成長したピースをストックし、頃合いを見て消化するような感じで進めていくと北海道に繋がりやすい気がしました。
分かりやすいところでは緑色の佐賀県、水色の滋賀県あたりを上の方に集中して置いておくと、かなりやりやすいというのが個人的な印象。東京都などの小さいピースは後半になっても時間稼ぎに使える上、合体させて消化を狙うのも楽なので、プレイ効率を高めるのに役立ちます。
本作の目的にして最大のピースである北海道を合体させた場合の結果は不明ですが、そこは皆さんの手で解き明かしてもらいたいです。
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スパくんのひとこと
都道府県が人面だったり、それを落とすおじさんが半裸のガチムチなのはカワイイというより、キモカワの方に入っちゃうスパね!いっそ都道府県を美少女化して、ひっくり返ったときに「キャーエッチ!」みたいな演出を希望するスパ!
タイトル:Hokkaido Game
メーカー:丸ダイス
対応機種:PC
筆者がプレイした機種:PC(Steam)
発売日:2023年10月31日
記事執筆時の著者プレイ時間:1時間
価格:235円