今回は、Lizardryが手掛け、PLAYISMから発売された『Refind Self: 性格診断ゲーム』のPC版をプレイ!本作は、ロボットたちが暮らす世界を探索し、どのような行動を取ったかによって性格を診断してくれる探索型アドベンチャーゲームです。
ゲームってプレイする人によって性格が出ますよね。「エリクサーを使うのがもったいなくて、使わないままクリアしちゃう」なんて話もよく聞きます。貧乏性で小心者な僕はもちろん使えないタイプなんですが、友達はザコ戦でもやられそうになったらポーション感覚でサックリ使うらしく、性格の違いに驚かされたもんです。
◆あらゆる行動が診断対象!好き放題やってみよう
これからプレイするのは、100年前に作られたゲーム。博士が自分の愛したロボットへ、ゲームを通じて性格を埋め込む実験のために作られたようだ。
主人公はロボットの女の子だ。限られた時間の中で、何かを選択するたびに診断される性格が変化していくらしい。
このゲームはワンプレイは短いからサクッとリトライ出来るし、そもそもゲームオーバーが存在しないので、気ままに楽しめそうだな。
誰かの墓前からスタートした。どこどこへ行けといった指示はないので、どこでなにをするのも自由なようだ。
眼の前のお墓を調べると、画面左上に「墓を最初に調べた」と表示された。なるほど、ここでは墓を調べずに立ち去る選択肢もあったんだな。
少し進むと採掘場にたどり着いた。スクラップのアイテムが採掘できるのか。
採掘好きとしては掘らずにいられないぜ!スクラップがどのような使用方法があるのか不明だけど、集めておいて損はないだろう。と思って掘りまくっていたんだけど、行動を起こすごとにハートゲージが蓄積し、100%になるとゲームが終了してしまうのだ。
ベンチに近寄るとイベントが始まった。博士と少女の在りし日の思い出か。博士は「何があっても、二人で一緒に幸せになるんだ」と誓ったようだ……って、もしかしてこのゲームって単純な性格診断だけじゃなく、ストーリーもあるのか!
古い旅館のゲームコーナーとかに設置されてそうな、スピリチュアルな感じの性格診断ゲームみたいなのとは違うってわけだな。
その後も博士を知るロボットとの会話などから、博士と少女の関係性が少しずつ語られていく。ストーリーも気になるけど、性格診断をどんどん進めていこう。
「ハシゴをかけると別ルートが開通するけど、その代償に1体のロボットが死んでしまうけどどうする?」という、性格診断によくあるブラックな選択肢が現れた。
先述したように、普段ならイベントフラグなどを考えてNPCを死なせない選択をしがちだけど、今回は僕のありのままを診断してもらうために、ロボットくんには犠牲になってもらおう。
RPG風の戦闘パートもある。ここでもどのコマンドを選んだか、また勝ったか負けたかも診断基準になるんだろうな。
他にも、『溶鉄のマルフーシャ』を彷彿とさせる防衛STGパートもあり、診断されていることをすっかり忘れて熱中してしまうぜ。
ビルの屋上に登って飛び降り自殺を繰り返してみた。何をやってもゲームオーバーにはならないので、躊躇なく死亡フラグな選択が出来て楽しいな。
そんなことをしている内にハートゲージが100%になった。謎の人物とのコマンドバトルが始まり、そして負けて、診断は終了した。
お、診断に関わっている行動の一覧が表示されたな。
診断の基準は、落ちている物を拾うか否かや、会話の選択肢、あとは採掘や飛び降りなどの行動を何回したかなど、そんな程度かな~と思っていたんだけど、めっちゃ見られてるな!会話の選択を何秒以内に回答したかなんて考えもしなかったぞ。
初回の診断結果は、なんと勇者!ビルから何度も飛び降りたり、しつこく採掘し続けたのが原因なのか、熱意と挑戦の項目が高くて道徳は低い。
一周クリアしただけでは、博士と少女の関係性がどのようなもので何があったのかは詳しく語られない。そして、より詳細な性格を知りたい場合はもう一度プレイする必要があるようだ。
一周目は、善と悪ならどっちかっていうと悪寄りかな?程度のプレイスタイルだったけど、二周目は悪に振り切ってみようか。止まるのが面倒なんて理由で信号機を破壊したり、占いロボットをバラバラのスクラップに変えたりしてみた。
暴力プレイの結果か、一周目では倒せなかったラスボスも、難なく倒せちゃったぜ!
そして診断結果は番長だった。あらゆる物をぶっ壊し続けていたので、そりゃまあそうだろう。納得の結果だ。
この周のプレイスタイルは極悪人プレイだったけど、それは一周目と違う選択をしたかったからで……いや、それすらも診断に織り込まれているとしたら、僕は根っからの極悪人なのかもしれない。
隠された自分の性格を暴かれ、これから絵日記でプレイするゲームにも影響が出てきそうだな。僕の悪人プレイに乞うご期待!
一周目は45分、二周目と三周目はもう少し早くクリア出来て、トータルで2時間ほどプレイしました。詳細な性格診断をするには三周プレイするのが推奨されており、ストーリーについても二周、三周するごとに詳しく語られます。
診断に関わる項目も、想定していた以上に細かく見られていたのが興味深かったです。会話の選択肢を熟考せずに即決しているところなんか「あ~、そういうところあるよな~」と妙に納得していました。
IDを入力すると、他のプレイヤーと選択の比較が出来るので、プレイ動画の配信者や、SNSでIDを公開している方などと比較してみるのも楽しそうです。
『Refind Self: 性格診断ゲーム』は、PC(Steam)/iOS/Android向けに配信中です。
UPDATE(2023/11/28 20:57): 対応機種に関する情報を修正しました。コメントでのご報告、ありがとうございました。