スクウェア・エニックスの人気MMORPG『ファイナルファンタジーXIV』の実写ドラマ版の製作が中止となっていたことが明らかとなりました。
オリジナルストーリーが展開される予定だった…
このドラマ版は、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンと、Netflix版「ウィッチャー」で知られるHivemindがスクウェア・エニックスと協力して製作していた作品です。エオルゼアを舞台にしたオリジナルストーリーが展開される内容で、シドやチョコボなどファンにおなじみの要素も取り入れられることが伝えられていました。.
中止の報は、Hivemindの共同設立者であるデニッシュ・シャムダサーニ氏がファンの質問に答える形で伝えられました。パイロット版脚本と複数シーズンの企画をさまざまな会社に持ち込んだものの、それを実現するためのサイズとスケールを考慮したリスクをどこも負いたがらず、軒並み却下されたといいます。
Amazonでは一番企画が通りそうだったものの、残念ながら実現には至りませんでした。アニメ企画ではどうだろうか?とユーザーに問われましたが、その返信で権利が日本へと戻ってしまったことを明かしています。
パイロット版脚本を手掛けた映画プロデューサーのジェイク・ソーントン氏はさらに補足として、新型コロナウイルスによる打撃で多くのスタジオが経済的に厳しい状況に立たされたことも影響しているそう。本作が初発表となったのは新型コロナウイルスが流行する前の2019年6月であるため、本作はもろに影響を受けたものと思われます。
なお、『FF14』に関連した実写映像作品自体は、毎日放送が製作した「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」とその劇場版が存在します。こちらは「マイディー」というハンドルネームのゲーム好き青年が正体を隠して父と『FF14』を遊ぶというブログの実話を基にした内容となっています。
原作者であるマイディーさんはすでに亡くなられているほか、先日にはその父親である「インディ」さんも亡くなっていたことが明らかになっていました。